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【夫婦関係】 ダメ妻は、ダメ夫が作る

noteを読んでいると、
世の中、ダメ夫ばかりのような気がしてならない。

私が読んでいる記事が偏っているからだろうか。
それとも、自分がダメ夫だから、
ダメ夫記事のおすすめが多くなるのだろうか。
類は友を呼ぶというか。

ダメ夫があふれているのは、
ある程度本当なのだろうと思う。

ただ、逆に夫側が妻に文句を言っている声は、
比較的、あまり聞こえない。

男女平等とは言わないけれど、
夫ばかりがダメだというのも、何かおかしい。

見えていない構造があるような気がして、
少し考えてみた。

noteのダメ夫は、だいたい終わっている

いずれにしても、noteを読んでいると、
ダメ夫はだいたい終わっているように見える。

家事をしない。
育児をしない。
話を聞かない。
感謝しない。
妻が限界まで疲れていても、気づかない。
休日なのに、自分だけ本当に休日をしている。

しかも本人は、そこまで悪いと思っていない。

「仕事」は、やっているから。

妻が何度も同じことを言っているのに、
夫は「急に怒られた」と思っている。
妻がもう期待するのをやめた後で、
夫はようやく

「最近、機嫌が悪いのかな?」

と気づく。

ダメ夫、お前はすでに死んでいる。

こんな記事を書いている私も、
かつてはほぼこっち側だった。

夫の不満の声を読むと見える「ダメ妻像」

ではダメ妻の話は、どこにあるのか。

夫側の不満の声を並べてみると、こうなる。

妻が冷たい。
何をしても怒られる。
家に居場所がない。
会話がない。
自分ばかり責められている。

妻側が語るダメ夫と、
夫側が語るダメ妻は、
まったく違う中身になっている。

妻側が語るダメ夫は
「家庭責任から降りている人」として現れる。
夫側が語るダメ妻は
「冷たく、管理し、怒り続ける人」として現れる。

全然違う。

これらは、一見、無関係に見える。
でも、よく見ると、
これらには原因と結果の関係が
あることがわかる。

夫が降りる。妻が引き受ける。
引き受けが続くと、夫は育たない。
夫が育たないから、さらに妻が引き受ける。

この循環の末に、妻の何かが壊れる。

責任感が、不信に変わる。
段取り力が、管理に変わる。
我慢が、怒りに変わる。

夫が妻を育てなかった結果が
「ダメ妻」なのだ。

妻の壊れ方には、三つの顔がある

妻の壊れ方、言い換えると、「ダメ妻像」は一つではない。

夫からよく聞く不満の一つ目は、こういうものだ。

「妻が冷たくなった」
「昔はしてくれたのに、今は関心がない」
「会話がない」

引き受け続けた末に、夫への感情が尽きた妻だ。
冷たいのではなく、使える感情が残っていない。
夫からは「冷めた妻」に見える。

二つ目は、こうだ。

「何をしても怒られる」
「やり方に文句をつけられる」
「よかれと思ってしたことに激怒される」
「溜め込んでから突然爆発する」

引き受けが続くうちに、
夫のやり方を受け入れられなくなった妻だ。
夫からは「口うるさい妻」「突然キレる妻」に見える。

三つ目は、少し違う形で出る。

「家に居場所がない」
「子どものことは妻が全部決める」
「自分が透明になっている気がする」

家庭を一人で回すうちに、
夫を「家庭の外の人」として扱うようになった妻だ。
悪意はないとおもうが、
夫を家庭の運営に組み込めなくなっている。
夫からは「必要とされていない」と感じる。

三つとも、起点は同じだ。

妻が引き受け続け、夫が育たなかった。

感情が尽きるか、
管理に変わるか、
夫を締め出すかは、
妻の性格や疲弊の深さによって変わる。
どれも、妻が悪いのではない。
ダメ妻とは、ダメ夫が理由で
家の中のことを引き受け続けた末に、変形した姿だ。

良い夫婦も、単独では存在しない

良い夫がいると、
妻は良い妻でいられやすい。

夫が家事育児を自分の責任として持つ。
妻の負担に気づく。言われる前に動く。

そうすると、妻は怒らなくて済む。
管理しなくて済む。夫を信用しやすくなる。

逆もある。

妻が夫を最初から「使えない人」と扱わない。
夫のやり方が違っても、ある程度任せる。
失敗を全部人格批判にしない。

そうすると、夫は家庭に参加しやすくなる。
失敗しても学習できる。

ただ、この二つの循環は、
対称ではない。

夫が逃げる。
妻が管理する。
夫がさらに逃げる。
妻がさらに怒る。

この循環に入った家庭では、
夫はよりダメ夫に見え、
妻はよりダメ妻に見える。
本人たちに悪意がなくても、
関係の構造がそうさせる。

良い夫婦とは、
良い人同士の組み合わせではない。
互いの良い部分が出やすい関係を
作れている夫婦だ。

悪い夫婦も同じで、
悪い人同士の組み合わせではない。
互いの悪い部分が出やすい構造に、
入ってしまった夫婦だ。

夫だけを見ていても、解けない

noteに出てくるダメ夫たちは、
現実の平均ではない。

傷ついた人が書く。
怒りや疲れを言葉にしないと
処理できない人が書く。

だから偏る。

ただ、完全な錯覚でもない。

ダメ夫は「降りる人」として現れる。
ダメ妻は「降りられなかった末に
変形した人」として現れる。

どちらも、個人の欠陥ではない。

「降りる人」と「引き受け続ける人」は、
セットで作られる。


妻にこの記事を読ませたら、
「なるほどね。分析はわかった。
で、あなたは今どっちなの?」
と言われた。

私は、未だ片足がダメ夫に入っており、
もう一方が良い夫に入っている。
我ながら、中途半端な立ち位置だ。

妻には、平静を装いながら
「私は今では記事にならない方だ」
と答えておいた。


ダメ夫をつくるダメ妻を探しに行った記事はこちら。

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