【創作大賞感想#4】『ある日本人少女と、ハリウッド大女優の物語』|愛と優しさが導いた奇跡
確かにこれは
「わざわざ書くほどのことだ」
6~7月は「創作大賞2026」を読者として応援すべく、応募作品の感想文を書かせていただいています。
今回は、Toshikoさんの『ある日本人少女と、ハリウッド大女優の物語』。
エッセイ部門に応募されている作品です。
元々は2019年に書かれたエッセイですが、「創作大賞2026」に応募されるにあたって一部修正し、新たな記事として再度公開されたそうです。
プロフィール文を拝見すると、「女優デボラ・カーとの思い出を書きたい一心で、子供そっちのけで書きました📝」との文字が。
私も何度か子どもそっちのけで記事を書いたことがあるので、Toshikoさんに親近感がわきました。

これは確かに、伝えたくなる
作品を読ませていただくと、Toshikoさんが今回のエッセイを書かれたのも納得。
そこに書かれていたのは、ハリウッド大女優デボラ・カーへの愛と人々の優しさが生んだ、2つの奇跡でした。
私は映画にめっぽう疎いので、デボラ・カーという名前に出会ったのも今回が初めて。
しかし、映画全般についてほとんど分からない私でも、楽しめる作品でした。
Toshikoさんの良い意味での偏愛や執念が、自然な面白さを生んでいるように思います。
そして私は、『ある日本人少女と、ハリウッド大女優の物語』に、創作の原点を見ました。
「こう書いたらウケそう」「こう書いたらバズりそう」といった考えは一旦わきに置いて、
「これについて、伝えたい」という想いで書かれた文章。
そんな文章は、やはり美しい。
作品を読ませていただいた後に、私はそんなことを思ったのです。
この先に広がる世界が見えました
私は出版関係者ではないのであくまで素人目線ですが、『ある日本人少女と、ハリウッド大女優の物語』は、書籍化のポテンシャルが高い作品だと感じています。
一個人の私が読んだだけで、書籍化のイメージができました。
具体的には、
『デボラ・カーと私の25年』
『私の人生を変えた、あるハリウッド大女優の話』
そんなタイトルで、1冊の書籍にできそうな感じがしています。
まず重要なのは、『ある日本人少女と、ハリウッド大女優の物語』が、実話であることです。
ご本人でなければ持っていないであろう物的証拠があるので、架空の体験談ではないことが分かります。
生成AIで簡単に架空の体験談を生成できる現代においては、「実際に起こった話であること」の価値が、相対的に高まっていると感じています。
そして、Toshikoさんであればデボラ・カーの魅力について何時間でも語ることができると思うので、デボラ・カーや彼女の出演作品について深掘りした章も作れそうです。
デボラ・カーの出演作品を探し求める様子や、自宅で熱心に映画を観る様子も、「非ネット時代の推し活」のような形で章立てできそうです。
また、今回のエッセイで出てきた他の登場人物の方々にいまでも連絡を取ることができれば、後日談として彼らにインタビューした章を作るのも面白そうです。
そして、本の終わりを「あとがきにかえて:母から息子たちへの手紙」のような形にして、Toshikoさんの個人的な体験を一般論(「好きを追求することの大切さ」など)に昇華することができれば…
体験談では終わらない、1つの物語ができあがりそうです。
おわりに|出会いに感謝しています
日々、たくさんの作品が応募されている「創作大賞2026」。
その中でもエッセイ部門には、最も多くの作品が集まっています。
Toshikoさんが感想文企画に応募してくださったことで、私はToshikoさんの作品を知ることができました。
感想文企画を通して、ほほえましく心温まる物語に出会うことができ、感謝しています。

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