「心と言葉のグローバル日英作文」(15)ワークシートを用いての実践演習 【レベル1:SP+修飾語句】
(↑のつづき)
このあとは、「心と言葉のグローバル英作文」の作業例をいくつか示します。
簡単な原子命題文からはじめて、その後に少しずつ難易度を上げていきます。
【レベル1:SP+修飾語句】
まずこのレベル1(SP+修飾語句)の英文をきっちりとつくることのできる力を身につけることからはじめましょう。
注意すべきは次の3点です。
第1点は、
名詞認識・表現、動詞認識・表現、構文認識・表現といった英語としての基礎的な部分でミスをしないこと
です。
これはこのレベルでの最も重要な学習項目といってよいでしょう。
これらの基礎力はレベルを超えてつねに問題となるところですし、実際のところ英語の会話力やプレゼン力についてはかなり高度なレベルまで習得できている人でもこうした基礎力に欠けている人が数多く見受けられます。
なんとしてもこの時点で完全マスターしておくべき課題です。

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第2点は、
Subject選択、構文選択、表現変換などの処理を通じて、できるかぎり数多くのセンテンスバリエーションをつくること
です。
最終的にワークシートにのせるセンテンスはひとつだけですが、そこに至る過程においてできるかりぎ多くの選択肢をつくるということです。
レベル1の段階でバリエーションを数多くつくることができるようになれば、それがレベル2から先での表現力に活きてきます。
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第3点は、
形容詞的/副詞的修飾語句を多く使うように心がけること
です。
英語では「もの」(名詞)と「こと」(動詞、センテンス全体)に対する「属性」をつねに強く意識します。
そのためSubject(名詞)やPredicative Verb(動詞)、センテンスを表現する場合、そこに属性表現である形容詞的/副詞的修飾語句をなるべく盛り込もうとするメンタリティが働きます。
一方、日本語では「もの」「こと」の属性を意識するメンタリティは強くありません。
そのため日本人のつくる英語表現は形容詞的/副詞的修飾語句の利用が英語人のつくる英語表現に比べると少なくなりがちであり、それが表現力の不足につながります。
それを避けるべく、できるかぎり数多く(ただし適切に)形容詞的/副詞的修飾語句を使うことを心がけましょう。
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では、例題です。まず表を図で示します。そのあと、要素ごとに表示します

日本語元原稿
東京は坂が多い。

手順1
日本語元原稿
東京は坂が多い
手順2
日本語での原子命題
東京に多くの坂道がある(こと)
手順3
英語での原子命題センテンス
There are many slopes in Tokyo.
手順4
英語での分子命題センテンス
ー
手順5
最終英語
There are many sloping streets in the city of Tokyo.
コメント:
Subject選択:「坂」ではなく「東京」を選択した。それがトピック表現として適切と判断した。
構文選択:SP(VO)の構文ではなくThere is構文を選択した。
表現変換:「坂」に対しては、slopes、sloping roadsなどではなく最終的にsloping streetsを選択した。
別案例:Subjectを変えるとTokyo has a lot of sloping streets. / You can find many slopes in Tokyo. / Many slopes are found in Tokyo.などがある。そのほかにMany streets in Tokyo have ups and downs.も挙げておく。
その他:「AはBがC(形容詞)」構文の場合の「Aは」の「は」は「で」「に」「の」を兼務していることが多い。
最終英語センテンス:
There are many sloping streets in the city of Tokyo.
(つづきは↓)
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