私の英語学習50年(104)道に迷ってばかりの人生だって悪くない
(↑のつづき)
道に迷ってばかりの人生だって悪くない
私の人生のここまでを振り返ってみると、まさに迷走に次ぐ迷走だった。
山登りに例えれば、山中で右往左往したあげく崖から落っこちて傷だらけになっては這い上る、といったところか。
あまり人にお勧めできる生き方ではないが、これはこれで仕方がないし、悪い生き方ではなかったと自分では思っている。
いろいろとあったが(ありすぎたが)、少なくとも山登りをやめようと思ったことは一度もない。
一歩ずつでもいいから前に進みたいとはいつも思っていた。
おそらくそのように生れついたのだろう。

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人にはそれぞれに天から与えられた器(うつわ)というものがあって、その天命のなかで、それぞれができるかぎりのことをすればよいのだと思う。
私が登ろうと決めた山はまだ誰も登ったことのない山だったから、自分で登山ルートを切り拓くしかなかった。
ただこれは私の性分に合っていたので、迷走を繰り返しながらも50年以上も続けられてきたのだと思う。
おそらくこれからも同じように試行錯誤を繰り返しながら、山登りを続けていくことになるだろう。

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「ゆっくり」でいい
若い時は、山中で方向を見失ったあげく、がむしゃらに前に進もうとして、さらに方向を見失うということの繰り返しだった。
そのうちに山を登るには急いではいけないことが少しずつわかってきた。
山は逃げない。
いつもそこにあるのだから自分のペースで一歩ずつ進んでいけばよいのだ。
そのことがわかると気持ちが楽になった。
英語の勉強も同じである。
あせらずに自分のペースで少しずつ前に進んでいけばいい。
一年や二年で英語が習得できるなどということはない。
だが一歩ずつ前に進んでいれば、必ず見晴らしのよい場所にたどり着く。
それは本当に気分のよいものである。
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