【展覧会レポ】香美市立やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム「あんぱんまん?アンパンマン?」ほか
【#262、約4,400文字、写真約40枚】
初めて、高知県にある香美市立やなせたかし記念館(アンパンマンミュージアム、詩とメルヘン絵本館、別館)に行き「あんぱんまん?アンパンマン?」などを鑑賞しました。その感想・レビューを書きます。
▶︎ 結論
行く価値が十分にあるミュージアムでした!それは主に、1)屋外、館内ともに、子どもが楽しめる工夫が満載だったこと、2)展示室では、やなせたかしの生き方や考え方も学べ、大人も満足できたことによります。行きづらい場所にありますが、高知旅行のメインにできるスポットだと思いました!
注意点:2025年3月から事前予約制に変更しています。
お得情報:8月9日〜17日、9月13日〜15日は、やなせたかし記念館や土佐山田駅などを無料で回るバスが出ています!(参照)
おすすめ度:★★★★☆
会話できる度:★★★★★
混み具合:★★★☆☆
展覧会名:「あんぱんまん?アンパンマン?」ほか
場所:香美市立やなせたかし記念館
会期:2025年3月29日(土)~11月9日(日)
休館日:火曜日
開館時間:9:30 〜 17:00
住所:高知県香美市香北町美良布1224-2
アクセス:土佐山田駅からバスで約25分
入場料(一般):1,200円
事前予約:必須
所要時間:約1時間半
撮影:可能だが、館内の写真はSNS投稿不可
巡回:ー
URL:こちら、こちら、こちら
▶︎ 訪問のきっかけ

うちの子どもはアンパンマンが大好き(毎週、日テレのアニメを録画)。そのため、夏休みの旅行も兼ね、高知県の香美市立やなせたかし記念館(以下、やなせたかし記念館)に行くことにしました。
▶︎ アクセス

私は、08:01に高知駅からアンパンマン列車に乗り、08:14に土佐山田駅に到着。そこから08:17のバスに乗り、08:43に美良布に着きました。この道順はなぜか、Googleマップやジョルダンの乗り換えでは出てきませんでした。
土佐山田駅に電車が到着してから、バスに乗るまで3分しかないハードモード。しかし、電車から降りて、陸橋を渡る必要もなく、改札を出てから目の前がバス停だったため、難なくバスに乗れました。


なお、やなせたかし記念館の開館時間は9時半です。美良布に08:43着の次のバスは10:31着のため、オープン前に着くには、08:43着しかありません。
私は、オープン前に、バス停前のステキな喫茶店(アスパラロード)で朝食をとり、やなせたかし記念館前の遊具で遊んで時間を潰しました。


土佐山田駅には「いんふぉめーしょん」があるので、気軽に相談しましょう。マンホールカードをもらうために、頻繁に人が出入りしていました。現在、マンホールカードは日本に1189種あるそうです。国土交通省も面白い取り組みを捻り出しましたネ。


アンパンマンの列車やバスに乗れたため、子どもは常に上機嫌でした。ただ、私が期待していた列車内ではなかったため、残念でした(笑。アンパンマン列車はさまざまな種類があるようです。

アンパンマン列車は、2000年から走るようになりました。キャラクターをラッピングした車両はアンパンマン列車が最初だそうです。

バスはPayPayが使えるため、旅行者としては便利でした。これは全国に広めてほしいです。また、バスから降りる時、運転手の方が「乳母車は後ろから降りれますよぉ」とおっしゃっていて、何だかほっこりしました。

土佐山田駅↔︎やなせたかし記念館を往復する場合「大栃線一日乗り放題きっぷ」(700円)を買った方が絶対にお得です。普通に乗車すると、往復1,100円かかるためです。

また、7月19〜21日、8月9日〜17日、9月13日〜15日は、やなせたかし記念館や土佐山田駅、龍河洞、アクトランド、高知龍馬空港などを無料バスで回ることができます。
▶︎ やなせたかしって誰?

やなせたかし(本名:柳瀬嵩)は、やなせたかし記念館の近く、自然豊かな場所で生まれ、育ちました。
1969年、『ふしぎな絵本<十二の真珠>』に掲載された「アンパンマン」はおじさんでした。1973年、『アリスのさくらんぼ』でふんどし姿の「アンパンマン」が登場、『キンダーおはなし絵えほん』で今の「あんぱんまん」の形になりました。



やなせたかしがアンパンマンの絵本を最初に発行したのは50歳、アニメ化は69歳。カーネルサンダースが65歳に、フランチャイズとして「KFC」事業を本格化したのと同じくらい遅咲きです。人生はわからない🤨
当時、アンパンマンの人気は、何かでバズった訳ではありません。絵本の発行後、自然と子どもの間で人気がじわじわと増えたそうです。
やなせたかしは、田辺製薬に入社後、九州で徴兵、中国に出兵しました。26歳で終戦を迎え、弟(柳瀬富雄)は、フィリピン・ルソン島で特攻、戦死したと言われています。

そのような戦争体験が原点となり「本当の正義とは何か?」「ひもじい人を自己犠牲で助ける」「とにかく今日だけを一生懸命に生きる」と、強く思うようになりました。

アンパンマンの敵として、バイキンマンがいることも「食品と菌の共生」を表しており、共存共栄の思いが込められています。

連続テレビ小説「あんぱん」を放送するNHKは、いいところに目を付けましたネ。戦争体験が元になっているのは、サンリオや手塚治虫も同じです。
▼ サンリオの創業理由を投稿したnote
その後、高知新聞、三越に入社。1953年(34歳)に退社し、漫画家として独立。2013年、94歳で逝去しました。
そうだ うれしいんだ 生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも
なんのために 生まれて なにをして 生きるのか
こたえられない なんて そんなのは いやだ!
▶︎ 香美市立やなせたかし記念館とは?

やなせたかし記念館は、3つで構成(アンパンマンミュージアム、詩とメルヘン絵本館、別館)。入館料金1,200円ですべて入れます。
▶︎ 「アンパンマンミュージアム」感想

やなせたかし記念館の全体を通して、良い思い出になりました。子供メインのつくりですが、展覧会の内容は大人が楽しめ、学びがある構成になっています。
✔️ 館内撮影した写真はSNS投稿不可

HPには、館内で写真撮影は可能ですが、SNSなどへの投稿は禁止と書かれています。館内で、そういった注意書きは見当たりませんでしたが。お子さんの写り込みを懸念しているのでしょうか。
✔️ メインは「アンパンマンミュージアム」

1996年、アンパンマンミュージアムがオープン。その後、詩とメルヘン絵本館(1998年)、別館(2001年)ができました。

アンパンマンミュージアムの建物は地上4階、地下1階です。どこもアンパンマン色100%で、子どもも大人も楽しい!
見所は吹き抜けの「エントランス」。そのほか、展覧会会場以外に「名誉館長室」「ガラスの収蔵庫」などがありました。地下は子供が遊べる「アンパンマンワールド」があります。
館内では、スタンプラリーを実施していました。ただ展示を見るだけでは子供は退屈するため、このアイデアはとても良かったです。子どもたちはスタンプ10個を探して、楽しく館内を歩き回っていました。

やなせたかし記念館の周りは、本当に自然がいっぱい。やなせたかしが描くアンパンマンの世界がココから生まれたことが、よく理解できました。
✔️ 今が訪れ時!

NHKでは「あんぱん」が放送中。それに標準を合わせたのか、やなせたかし記念館は、2025年3月にリニューアルしました。
主に、館内の展示物や垂れ幕などが新しくなったり、モニュメントが増えたり、地下エリアが充実したり、屋外の遊具が新設するなどしました。また、チケットは事前予約制に移行した点は注意が必要です。
✔️ アンパンマン・バイキンマンと撮影!
HPに記載がなかったものの、アンパンマン・バイキンマンとグリーティングできます。10時頃にお2人が出現し、快く写真撮影してくれました。アンパンマンたちは、展示室にも入ってきて、ちょっとびっくり(笑。
✔️ 記念館の前に楽しい公園も

やなせたかし記念館の近くに、公園があるのはとてもありがたいです。遊具はどれもクオリティが高く、子供はどれも楽しめる仕様でした。なぜか、私の子どもは、ここでブランコを1人でこげるコツを掴みました。


✔️ 子どもも大人も楽しめる!

やなせたかし記念館には、大人だけのお客さんは少数でした。場所が辺鄙なので、子どもとのお出かけなど、相当の目的意識がないとココまで来ないのかもしれません。「あんぱん」効果なのか、館内にはたくさんの人で溢れていました。

▶︎ 「詩とメルヘン絵本館」「別館」感想

アンパンマンミュージアムから歩いて数分の場所に「詩とメルヘン絵本館」「別館」があります。

詩とメルヘン絵本館は、雑誌『詩とメルヘン』の創刊以来、やなせたかしが手掛けた表紙のイラストやカットを集めたギャラリーです。別館は、企画展や公募展などを開催するスペースです。

ともに大人向けの内容でした(子どもは退屈だと思います)。私はバスの時間を気にして、それぞれの滞在時間は10分未満でした。
▶︎ 展覧会 感想

展覧会は、それぞれの建物で開催する面白い形式でした。それぞれ別のテーマを取り上げています。どれも興味深かってですが、ベーシックな内容の「1」が特に印象に残りました。
私は「高知のアンパンマンミュージアムも、横浜とかにあるような遊びメインのやつと同じか、ちょっと特別版やろ」と思っていました。しかし、展覧会を通して、やなせたかしの背景や考え方などについて、しっかり学べる要素があったのは良かったです。
▶︎ まとめ

いかがだったでしょうか?子ども向けかと思ったら、大人にとっても、やなせたかしの考え方などを学べる、十分に行く価値のあるミュージアムでした。子どもは展示鑑賞に飽きても、クオリティの高い公園で体を動かすこともできます。高知旅行のメインにもオススメです!
▶︎ 今日の美術館飯



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