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迎賓館赤坂離宮は、日本一豪華な応接間!東京観光にもってこい!

【#259、約4,300文字、写真約50枚】
迎賓館赤坂離宮(東京都・四ツ谷)に初めて行きました。その感想を書きます。

▶︎ 結論

予想に反して、楽しかったです!それは主に、1)どこの国、年齢の人が見てもびっくりするほど豪華すぎる迎賓館本館(国宝)、2)迎賓館を見ながらアフターヌーンティも楽しめたことによります。東京付近に住んでいる人はもちろん、東京外から来た人も、満足できるスポットだと思いました!

おすすめ度:★★★★☆
会話できる度:★★★☆☆
混み具合:★★★☆☆
場所:迎賓館赤坂離宮
休館日:毎週水曜日
開館時間:10:00~17:00
住所:東京都港区元赤坂2丁目1−1
アクセス:四谷駅から徒歩で約7分
入場料(一般):1,500円(本館・庭園)
事前予約:不要(ガイドツアーとアフターヌーンティは予約必須)
所要時間:約2時間半(アフタヌーンティ含む)
撮影:本館は一切不可
URL:こちら


▶︎ 訪問のきっかけ

親族が遠方から来た際「赤坂迎賓館に行きたい!」とのことでした。テレ東の「新美の巨人たち」の特集番組を見たそうです。テレビの影響力、恐るべし。また、前庭で頂けるアフターヌーンティも楽しみにしていました。

▶︎ アクセス

赤坂迎賓館へは、四谷駅から徒歩で約7分。複雑な道順ではないため、迷うことはないです。

学習院初等科
/ ジャーン! \

正門(出口)の近くには、迎賓館赤坂離宮前休憩所があります。その中は、カフェ、ショップ、トイレなどが併設。9時からオープンしているため、ここで軽い朝食を食べてもいいかもしれません(迎賓館のオープンは10時)。

入り口手前のカフェ
参観料

▶︎ 迎賓館赤坂離宮とは?

迎賓館赤坂離宮は主に、4つ(本館、前庭、主庭、和風別館)で構成されています。メインは国宝である本館です!日本の全国宝232件のうち、「近代/住居」カテゴリーでは、 迎賓館赤坂離宮1件のみです。

1909年、明治時代に皇太子殿下が仮に住むための東宮御所として建てられました。入るとわかりますが、広いし豪華すぎて、住みづらいと感じました😅

天皇の住居としては、建築に気が抜けません。建築家・片山東熊の総指揮による、ネオ・バロック様式(日本独自の工芸技術を盛り込んだ西洋風の宮殿)が採用されています。

戦後、天皇は象徴となり、政治の実権をもたない存在になりました。そこで、権威の象徴となる豪華な宮殿に住むことが、時代の空気にそぐわなくなったことに加え、国民との距離の近さを求められたことで、「欧風の宮殿的建物」は避け、住まいは皇居(旧・江戸城跡)となりました。

戦後、天皇が住まなくなったことで、国が管理することになりました。一時期は、国立国会図書館やオリンピック委員会の事務室(1964年)になることもありました。

1974年、国賓を迎える施設のために、村野藤吾により「迎賓館赤坂離宮」としてリノベーション。2009年には、宮殿建築全体が国宝に指定されました。2016年から通年で一般公開しています。

館内は撮影不可

▶︎ 本館

迎賓館赤坂離宮は10時オープン。国宝の中を歩くため、館内は厳戒態勢。足元の赤い絨毯から出ては行けないように常にアナウンスされることに加え、至る所に防犯カメラが設置されています。

館内は真っ白で天井が高く、まるでお城!金色などの装飾が映えます。壁に引っ掻き傷やカビもほぼ見当たりません。建物内は主に4つの「間」があり、一方通行に進んでいきます。

それぞれの「間」では、係の人が懇切丁寧に説明してくれます。こちらからの質問にも柔軟に答えてくれるため、音声ガイドなしで十分に楽しめます。室内にあるスピーカーからは、部屋の説明が常時流れていました。また、過去の来賓を迎えた時のパネル説明も多く設置されていました。

なお、館内は撮影が一切禁止。豪華な館内は、どこも映えるため、撮影したら楽しそうです。

✔️ 花鳥の間(晩餐会)

花鳥の間(画像引用

花鳥の間の広さは、約330㎡(約200畳)。アンリ2世方式(ゴシックとルネサンスの過渡期)が採用されています。この部屋は主に晩餐会を開く大食堂のため、茶色をベースに照明が少なく、全体的に暗い仕様になっています。最大約130名が着席できます。

天井には、鹿などの動物が描かれています。16世紀のフランスでは、家畜はおらず、鹿狩りがトレンドでした。そのため、当時は狩りをした後に、その肉を食べられることが贅沢とされました。天井にそれが描かれていることで「重要なお客なんやで!」と言うことが伝わるようになっています。

巨大なシャンデリアは1つ、1,125kg!重さ的には、軽自動車が天井からぶら下がっているようなものです。また、壁には、30枚の七宝焼が飾られています。描いているものは西洋風ですが、技術は日本。モダンな設えに、海外からの来賓は喜びそうです。

✔️ 彩鸞さいらんの間(ラウンジ)

彩鸞の間(画像引用

彩鸞の間の広さは、160㎡(約100畳)。主にラウンジとして、来客が最初に案内される控室、調印式、インタビューなどに使用されます。

内装は、アンピール様式(19世紀初頭ナポレオン一世の帝政時代にフランスで流行)を採用しています。壁が白いため、荘厳なシャンデリアが映える印象を受けました。

壁や天井には、金箔がによる豪華な浮き彫りの装飾があります。中には、和を感じる鎧や兜のデザインもありました。まさに和魂洋才な発想は、現代アートのような面白さも感じました。

暖炉のそばに、らん(中国神話に登場する伝説の鳥)の彫刻があります。また、部屋の中には10枚の大きな鏡が設置されています。これらは合わせ鏡になっており、部屋が広く見える効果があるそうです。

✔️ 朝日の間(サロン)

画像引用

朝日の間は、広さは約200㎡(約120畳)あります。表敬訪問や首脳会談など、第一客室、サロンとして利用されます。室内は古典主義様式が採用されています。

床には「緞通だんつう」が敷かれています。これは、職人が手作業で織った特別な絨毯です。紫色をベースに47種類の糸を使って、桜の花があしらわれています。床まで気を使うとは流石です。

この部屋の壁にも、鎧や兜、獅子に加え、船首や月桂樹などが描かれています。また、天井には朝日を背にした女神の絵が描かれていました。

✔️ 羽衣の間(舞踏室)

画像引用

羽衣の間は、広さ約330㎡(約200畳)で、ロココ様式です。舞踏会を行うための「間」ですが、舞踏会を行ったことはないらしいです。実際は、雨の日の歓迎行事や演奏会、晩餐会の食前酒や食後酒を嗜む場所です。

ここにあるピアノはフランスのエラール社製で、特別な装飾がなされた特注品です。部屋の中2階には、オーケストラを演奏する場所もあります。

天井には、日本の能で使われる謡曲「羽衣」の場面を、フランス人画家がフラスコ画で描いています。また、この部屋のシャンデリアは最も大きくて豪華です。クリスタルガラスなどが約7,000個が使われています。

◾️ 誰もが喜ぶもてなし空間

日本だけでなく、中国、西洋などのモチーフが至る所に散りばめられ、それらが見事に融合しています。そのため、どこの国、どんな年齢の人が見ても「とにかくすごい!」「金かかっとんなぁ」「私、めっちゃ丁重に扱われてる…」とわかります。

「間」以外の部屋には「225」などのルームナンバーが振ってありました。まさに、日本で一番豪華なホテルだと思いました。

◾️ シャンデリアは豪華の象徴

シャンデリアをよく見ると、パーツが一つひとつが非常にデコラティブ。こんなにシャンデリアをよく見たのは初めて。部屋の豪華さをアピールする上で、シャンデリアは重要だと気づきました。

◾️ 人間国宝の意味

調度品は当然、一級品が置かれています。中でも、国によるお墨付きが与えられた「人間国宝(重要無形文化財の保持者)」の作品が目につきました。逆説的に言えば、皇室などの重要な場所に置くために、人間国宝という制度が必要なのかな、と思いました。

▼ 人間国宝を扱った展覧会@箱根美術館

▶︎ 主庭

庭は主に2つ(前庭と主庭)があります。フランス式整形庭園(ル・ノートル式)で、幾何学的・左右対称な配置になっています。ルイ14世時代のヴェルサイユ宮殿の庭園様式に倣って設計されたそうです。

キティちゃんのフォトスポットが3箇所

なお、当日は「迎賓館開館50周年 × ハローキティ50周年 スペシャルコラボレーション」を実施中。フォトスポットや、記念品をがもらえるクイズラリーを行っていました。迎賓館とまでコラボするキティちゃん、恐るべし。

▼ 50周年を記念したキティ展@東京国立博物館

フォトスポット
クイズラリーの1つ
結構難しい

▶︎ 前庭(+アフタヌーンティ)

前庭には、カフェやお土産売り場があります。カフェではアフターヌーンティを楽しむことができ、これが大人気

星条旗みたいでカッコいい!
兜に鎧!
冬は極寒。
お茶どころではない

アフターヌーンティは予約必須。受付は毎月1日7時スタートで、翌月分のみ予約可能です。

私は2月に利用しましたが、あまりに寒過ぎる!会場にヒーターはなく、カイロを渡されるのみ(迎賓館の施設がこれでええんか…)。こんなところでアフターヌーンティーをするものじゃなかったです😅🥶

どれも紅茶とよく合って美味しいけど、これに6,000円はどうなんかなと思いました(思い出代込みの値段ですネ)。ほとんどのお客さんはアフタヌーンティを注文していました。横の女性3人組は、食べるまで40分くらいずっと写真を撮っていました(笑。

アフターヌーンティーセット 1セットお二人様用 (¥6,600)

迎賓館で約2時間半過ごした後、帰路につきました。

お土産売り場
答えは出口で開示されていました
もらったポストカード

▶︎ 和風別館

広間(2025年7月撮影)

そのほか(当日、私は行っていませんが)主庭の横には、和風別館(游心亭)があります(有料)。1974年、谷口吉郎の設計により「日本らしいもてなしを行う施設」として新設。中には、47畳の主和室などがあります。

茶室(同上)

谷口吉郎・吉生記念金沢建築館(金沢市)には、游心亭の広間と茶室を再現した展示があります。実は7月、私はその施設に行ったため「あの頃(2月)に、游心亭へ行っておけば、違った感動があったかもなぁ」と思いました。

谷口吉郎・吉生記念金沢建築館(同上)

▶︎ まとめ

いかがだったでしょうか?国宝である迎賓館本館は「ここまで豪華な施設は日本一!」と実感できました。日本と外国の文化が融合した調度品はどれも圧巻でした。本館以外にも、建物全体、庭、アフターヌーンティも十分楽しめます。東京観光にも最適な場所だと思いました!


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