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【展覧会レポ】TOKYO NODE GALLERY「デザインあ展neo」

【約4,100文字、写真約80枚】
初めてTOKYO NODE GALLERYへ行き「デザインあ展neo」を鑑賞しました。その感想を書きます。

▶︎ 結論

特に、子ども連れ、デートにオススメな展覧会でした。それは主に、1)会場内では全てひらがなを使うなど、子どもも理解できる内容、2)遊べる展示が半分以上あり、知識不要で楽しめる、3)写真映えすることによります。なお、会場は人でごった返し、至る所で行列ができていたため、主催者側のメッセージが伝わりづらかったことが残念でした。また、本展覧会は、巡回なし!気になる人は早めに訪問すべし!

おすすめ度:★★★☆☆
会話できる度:★★★★★
混み具合:★★★★★
展覧会名:デザインあ展neo
場所:TOKYO NODE GALLERY
会期:2025年4月18日 (金) ~ 9月23日 (火 ・ 祝)
休館日:無休
開館時間: 10:00 ~ 19:00
住所:東京都 港区虎ノ門2丁目6−2 虎ノ門ヒルズステーションタワー 45F A/B/C
アクセス:虎ノ門駅から徒歩で約10分
入場料(一般):2,500円
事前予約:必須
所要時間:2時間半〜3時間
撮影:一部の動画を除いてすべて可能
巡回:なし
URL:https://exhibition-ah-neo.jp/


▶︎ 訪問のきっかけ

虎ノ門駅のOOH

訪問のきっかけは、1)子どもが楽しめると思った、2)2013年の「デザインあ展」に行ったことがあった、3)TOKYO NODE GALLERYに行ったことがなかったからです。

「デザインあ展」@21_21 DESIGN SIGHT(2013年2月撮影)

「デザインあ展」の総合ディレクター・佐藤卓に関する美術館・展覧会として「ちひろ美術館・東京」「富山県美術館」に行ったことがあります。

ちひろ美術館・東京「いわさきちひろ×佐藤 卓=展」(2014年8月撮影)
富山県美術館「オノマトペの屋上」(2025年4月撮影)

▶︎ アクセス

最寄り駅は虎ノ門

TOKYO NODE GALLERYへは、虎ノ門駅から徒歩約10分。虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45階にあります。

面白いカフェの看板
広告が多いため、迷いづらい
まずは7階へ向かう
7階の様子
にゃ
コラボカフェもある

過去に1度、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー のギャラリーに行ったため、今回はすんなり到着できました(当時は迷った)。

▼ ベイクルーズのギャラリー(ステーションタワー3F)

▶︎ TOKYO NODE GALLERYとは?

ビルの45階にある

TOKYO NODE GALLERYは、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー2023年開業)の45階にあるスペース。運営はもちろん、森ビル株式会社。ギャラリーは、それぞれの特徴をもつA・B・Cで構成されています。

45階から外の景色を見られる

直近の展覧会では「Perfume Disco-Graphy」(2024年)や「蜷川実花展 : Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」(同年)が話題でした。

NODE」とは「結節点」を意味します。世界と日本、人と人など、領域を超えて、さまざまなものをつなぐ場所が目的です(ずっと「NUDEヌード」だと思っていました…)。

TOKYO NODEのモーションロゴを担当したのは、中村勇吾。彼は、NHK教育番組「デザインあ」のディレクションも務めていました。そして「デザインあ展neo」の映像ディレクターも務めているため、実現するべくして実現した展覧会となっています。

なお「デザインあ展neo」は巡回の予定がありません。TOKYO NODEでしかできない、中村勇吾の表現があるのでしょう。巡回すればかなり儲かりそうですが💰

▶︎ 「デザインあ展neo」感想

《「あ」になろう》

「デザインあ展neo」は、NHK Eテレで放送中の番組「デザインあneo」のコンセプトを、体験の場に展開する展覧会です。(略)今回3回目となる「デザインあ展neo」では、こどもたちにデザインについてさまざまな思考 ・ 発見を楽しんでもらうコンセプトはそのままに、(略)今回のテーマは「あるく」「たべる」「すわる」「もつ」など、わたしたちが行う行為(動詞)。じぶんのからだも使って体感する作品群で、日常をつむぐさまざまな行為を、デザインの視点からとらえなおしていきます。

公式サイトより

✔️ パワーアップした「あ展」

《イントロダクション 〜動詞の庭〜》

「デザインあ展」は、2013年から21_21 DESIGN SIGHT、日本科学未来館、富山県美術館など全国6つの美術館で開催、累計116万人を動員しました。今回、それがTOKYO NODE GALLERYでパワーアップ

「デザインあ展neo」のテーマは「動詞」。日常で何気なく行う「動き」。それを一度立ち止まり、新しい視点で楽しく見直す構成になっています。

《くつ底ハイキング》
《横断歩道はどれ?》
(答えはB
《ひとくち あーん》

✔️ とにかく楽しい展覧会

《もちはこびトライアル》

展示は全35点あります。そのうち「あそべる」表記があるのは19点(全体の54%)。そのため、子どもはめちゃくちゃ楽しいと思います。

でかいギター版
《おいしそう !?》
「パンのあつさ」「ぐのりょう」などを加減して
完成品を作る(ひとくちコメント付

ここは「ギャラリー」ではなく、完全に「遊び場」でした。写真を撮るのも楽しいです。それらすべてが映える展示ばかりです。

《もちごこち》
青や赤の部分に指を置いて持ち上げる
《わかりましたの練習》
上下に置くことで、読み上げの音程が変わる

また、そこらじゅうに平仮名があるため、それらが読め始める年齢の子ども(小学1年生〜)は、特に楽しいと思います。

《かくかくじかじか》
同じ筆致で違う文字を作り出す
《るてす》

✔️ 英語の勉強も?!

《オノマトピース》

どの展示も日英表記になっています。中でも、擬音もすべて日英表記であることは驚いたと同時に、勉強になりました。ネイティブチェックの現場では「シャリカリは何が違うんや?ボソって何?」など、楽しそうな会話がある風景を想像しました。

擬音が刻印されたボール
ネイティブに確かめてみたい
擬音弁当できあがり!

✔️ 特に気になった展示

《デッサンあ》

みんなでイスをデッサンする
私の描いた絵。割と趣がある…!?
一部の絵は公開される

子どもは、イスをうまく椅子を描けなくて、泣いてしまいました。絵に正解がないことは分かっているものの、自分が思ったように描けなかったことが悔しかったみたいです。

どちらも良い

同じ視点から描いた私のイスと子どものイス。イスは同じなのに、出来上がった絵が違うものになります。(技能云々は置いといて)ここではまさに、アートのもつ多様性を感じたため、面白いと思いました。

同様の展示は「デザインあ展」(2013年)にもありました

《みんなのあ》

みんなで「あ」をテーマにお絵描き

子ども曰く「一番面白いのは<あ>を描くやつ」とのことでした。

みんなセンスある
子どもの作品。「あ」の浮き輪かな?
私の作品。痛くて「あ゙っ」と言ったセリフを形で表現
「デザインあ展」(2013年)でも同じ展示がありました。
当時の私の方がセンスあるかも…

《「あのチューン」》《解散集合!》

《「あ」のチューン》

私は「<あ>のチューン」「DO IT!」が、クラブみたいな音とノリだったため、単純に楽しかったです。

クラブみたいな重点音が響き渡る
《解散集合!》

《DO IT!》《デザインどっちでショー》

最後の展示「DO IT!」「デザインどっちでショー」は参加型の楽しい映像作品でした。音に迫力があり、子どもから大人までノリノリで楽しめました。特に、DJ KOOが声を担当する「DO IT!」は盛り上がりました。

《DO IT!》
《デザインどっちでショー》

✔️ 会場にあれる人・人・人

大混雑の会場内

チケットは完全予約制。当日券も売り切れだったものの、会場に人が多すぎて「ここは一体何の会場なんや…」と何度も感じました。「あそべる」展示の列は、どの列がどの展示につながっているのか、あやふやな時もチラホラ。少なくとも、あと20%は人数を減らした方がいいと思いました。

一番人気の《こわすとなおす》

動詞を可視化するコンセプトは面白いです。また、遊びながら、展覧会のコンセプトが伝わればベストです。しかし、並んでいる時間が多かったり、会場に人が多すぎて展示を十分に楽しめない環境にいると、集中力が途切れるため、伝わるべきメッセージも薄れてしまいました。

みんな忍耐強い

総論は「面白かった」ですが「何をもって帰ったか」を言えば、人が多かったため、あまりピンときませんでした。また「デザインあ展neo」は、過去の「デザインあ展」に比べて、かなりエンタメ寄りになった印象を受けました。中には「これ、面白いけど<あ展>のコンセプトに関係あるん?」と思う展示もありました。

✔️ 欲しいグッズがない

グッズ売り場

グッズ売り場では何も買いませんでした。「あ」を象ったピンバッジやステッカー、「あ」のポストカードがあれば、絶対に売れると思いました。なぜ、定番で需要があるグッズがないのか不思議です。

あアクリル(¥1,100)
あアクキー(¥990)
あバッヂ(¥550)
ソックスあ(¥1,980)
あクッション(¥77,000)

✔️ 長めの滞在時間を想定すべし

《もちてのむれ》

私は、会場に2時間半〜3時間いました。入場料が大人2,500円と高額ですが(2歳以上:500円、小学生:1,000円!)、滞在時間で見れば、その分を回収できた…かも。何より、子どもが喜んでいたので良かったです。

▶︎ まとめ

いかがだったでしょうか?タイトルに「展」と付いているものの、実際は「アート」ではなく「遊び場」に近いです。遊べる展示が多いため、十分に楽しむことができます。特に、子ども連れやデートには最適です。ただ、会場は人であふれているため、平日に行くことがオススメ。展覧会にメッセージ性はあるものの、人の多さでかき消されている点は若干残念でした。

▶︎ 今日の美術館飯

★3.0/ビックラーメン 虎ノ門店 (東京都/虎ノ門駅) ー よくばりセット 味噌 (¥1,520)

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