「コミュニケーションなんて、お金を出して学ぶものじゃない」と思っているあなたへ
組織コーチの古井奈緒子です。
「コミュニケーションくらい誰でもできる」と思っていませんか?
そう思ってしまっても仕方ないですよね。生まれたときから誰からも教えられることなくコミュニケーションってできていて、それで支障はないですからね。
ですが、ビジネスの場ではどうなのでしょうか?
業績が伸びない原因、それは「会話の質」かもしれません
「人材が育たない」「離職が多い」「営業成績が思うように伸びない」
こういったお悩みを持つ経営者や管理職の方とお話しするとき、「あなた自身はこのお悩みの根本的な原因はどこにあると思いますか?」と問いかけることがあります。
多くの方は「個人の能力の問題」「良い人材が不足している」「やる気の欠如」「売れる商品がない」「会社のシステムが悪い」などと答えられます。けれど、私がこれまで関わってきた企業で共通して見えてきたのはコミュニケーションの質でした。
「コミュニケーションなんて学ぶものじゃない」は本当?
「コミュニケーションなんて、お金を出して学ぶもんじゃないよ」
これは、ある経営者の方から言われた言葉です。
同じような意見を、コーチングの研修を提案したときに何度も何度も耳にしてきました。
また、コーチの中にも「コーチングはコミュニケーションスキルではない」と語る方もいます。コーチングを企業に提供するときは、営業・業績など数値目標を達成するための、新たな取り組みや商品開発を考えてもらうセッションをしていると…
それはそれで間違っていないと思いますが、ですが私は、職場におけるコミュニケーションが組織の成果に直結しているという事実を、無視できないと感じています。
データが示す「コミュニケーションと業績」の関係
たとえば、タワーズワトソンの調査によると、効果的なコミュニケーションを実践する企業は、そうでない企業と比べて業績が1.7倍高いという結果が出ています。
また、HRプロの2024年の調査でも、社内コミュニケーションの質は従業員エンゲージメントや離職率に強く影響するということが明らかになっています。
私が関わっている企業の中でも、1on1ミーティングやコミュニケーション研修を受講した部署では、そうでない部署と比べ業績が向上し、離職者が減り、従業員の満足度が明らかに改善したという事例が複数あります。

「自分はできている」だけでは足りない理由
上記のデータでコミュニケーションが業績向上に繋がることはわかった!
でも、「自分はコミュニケーションできている。だから、学ばなくてもいい」
そんなふうに思われる方もいらっしゃるでしょう。
でも、職場というのは“あなた以外の人”と一緒に働く場所です。
あなたがどれだけ伝えているつもりでも、相手が受け取れていなければ、それは「伝わっていない」のと同じ。コミュニケーションとは、一人で完結するものではなく、双方向のやりとりだからです。
つまり、「自分ができていれば十分」ではなく、「組織全体でコミュニケーションの質を上げること」が重要なのです。
学び方次第で職場は劇的に変わる
コミュニケーションは「自然にできること」ではなく、「環境や経験で差が出るスキル」です。
だからこそ、学び、実践し、磨いていく必要がある。
そしてそれは、職場の雰囲気や成果、働く人の意欲までも大きく変えていく力があります。
もしあなたが、今の職場の状態に少しでも課題を感じているなら、
それは「コミュニケーションを見直すタイミング」かもしれません。
学ぶことで、変わることができます。
まずは、あなた自身の職場での「声の届き方」「受け取り方」に目を向けてみませんか?
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