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自分の「土地=頭」に合わない作物を育てていませんか?│人生における「心×頭×社会」の整合の重要性について

はじめに:好きな仕事のはずだったのに

自分なりに苦労して新卒で入った会社。得意分野をある程度活かせ、人間関係も悪くない。当初は自分にとって居心地の良い環境でした。
しかし、ここ数年で心の中で違和感のようなものが急激に膨らみ、出勤前になると吐き気を感じ、仕事中もずっと緊張や不安が伴うようになってしまいました。

何とか毎日を乗り切っていましたが、ある日、ふと鏡に映った自分の顔を見てギョッとしました。
青白く痩せこけた顔に精気の無い目。今までこんな顔を子供たちに見せていたのかと深いショックを受けました。

そのとき、
「このままの生き方には先がない」
「これ以上子供にこんな自分を見せたくない」
といった思いが強く湧き、生き方を見つめ直そうと決心しました。


この記事では、私自身の経験をもとに「心・頭・社会」という考え方から人生のあり方について考察したいと思います。
また「土地・農家・市場」という例えに置き換えることで、皆さんのそれぞれの生き方の悩みをより多角的に捉えるヒントになればと思います。



第1章:違和感の正体│「心・頭・社会」のズレ

  • 周囲に合わせすぎて自分を見失っている

  • やっていることにどこか虚しさを感じる

  • 頑張っても報われず、未来に希望が持てない

人生や仕事においてこのような違和感やモヤモヤを抱えている人は多いのではないでしょうか?

私の場合、こうした違和感の原因を理解するヒントになったのが、自己理解について学ぶ中で知った「心・頭・社会」という考え方でした。

  • 心:資質や価値観

  • 頭:思考や判断

  • 社会:他者や組織、環境

この3者がうまく連携していれば、人は「自分らしく」「社会に役立ちながら」働くことができますが、いずれかのバランスが欠けると違和感や苦しさを感じやすくなるというものです。


第2章:「土地・農家・市場」に例えてみる


「心・頭・社会」の関係は「農業」に置き換えるとに分かりやすいと思います。

  • 心=土地:その人が持っている本来の性質で、基本的に変えられない。肥沃さや気候、日照条件など、人によって千差万別です。

  • 頭=農家:土地に合った作物を選定したり、適した栽培方法を考える立場の人です。さらに売り方や売り先を考える、「土地」と「市場」の橋渡し的な存在です。

  • 社会=市場:作物が売れるかどうか、受け入れられるかを左右する存在。組織や所属するコミュニティ等、見方や立場によって様々です。(会社員の場合、社会≒所属する会社)

市場(社会)の要求に応えすぎて、自分の土地(心)に合わない作物を無理に作り続けと、やがて土地(心)は痩せ細ります。
逆に、自分の都合やこだわりだけで作物を作ったとしても、それが必ずしも市場に受け入れられるとは限りません。


第3章:私に起きたこと│構造のズレに対する感受性

「心(土地)・頭(農家)・社会(市場)」の考え方をもとに、私の状況を振り返ってみると以下のようになります。

  • 心=土地:本質や一貫性、誠実さに敏感な性質。本当に良い商品を世の中に提供し、改善し続けたいと思う反面、流行き乗ったパッケージだけを綺麗に取り繕った商品を売らされているような違和感を抱えていた。

  • 頭=農家:以下に示すような会社の方針に違和感を覚えつつも、自分の心の声は弱音や理想論だと抑えつけ、会社という組織に適応して成果を出そうとし続けた。

  • 社会=市場:社内外の切迫した問題には向き合わず、空虚な言葉が並ぶストーリー経営に傾倒。形骸的な業務をこなすことや、場当たり的な対応が良しとされ、表面的な成果が評価される風潮。

心は「これはおかしい」と感じているのに、頭では「気にするな、我慢すれば報われる」と言い聞かせ、会社や社会に対しては「良き社員」として振る舞い続ける。 

このような三者の構造的なズレを放置し続けたことで、心のエネルギーが枯れ果て、「これ以上は危険」のサインが身体症状として現れたのだと考えられます。

これは私の場合に限らず、現代の日本企業にありがちな構造的なズレではないでしょうか。
もちろん世の中にはこうしたズレに対しても、自分の中で折り合いをつけながら何とかやっている方も多く存在しています。尊敬に値しますし、自分もそう出来ていたらな、羨ましく思うこともあります。

ただ私の場合は、資質的に構造的なズレに対する感受性が強すぎたため、それを受け入れることも受け流すこともできなかったのです。


おわりに:心という土地に向き合う

今私は、自分の生き方を見つめ直す試みの一つとして、noteという媒体を通して、自分の土地に合った作物を育て市場に届けようとしています。

自分という土地にあらためて向き合ってみると、子供の頃から興味のあった生物や科学についての「なぜ?」という疑問が、自然と無限に湧いてくる土地だということに気が付きました。

今私は、ふとした瞬間に浮かんだ、どんな実をつけるかも分からない疑問の芽を楽しみながら丁寧に育て、記事にまとめて発信しています。
作物としては万人受けはしないかもしれませんが、どこかにそれを必要とし、糧としてくれる人がいると信じて発信を続けています。


「社会に合わせて心を殺す」のではなく、「心に合った作物を、頭を使って工夫して、社会に届ける」

これがこれからの時代に必要な生き方なのかもしれません。

  • あなたの「土地(心)」はどんな性質をしていますか?

  • 今育てている「作物(仕事や活動)」は、その土地に合っていますか?

  • その作物を、どんな「市場(人々や組織など)」に届けたいと思いますか?

私のように「心と頭と社会のズレ」で悩んでいる人がいたら、一度自分の人生を「農業」として見つめ直してみませんか?
自分に合った「農業」の形を一緒に探していきましょう。


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