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賢者の石、哲学者の意思、観測者の眼



我は77柱目の魔神にて「哲学」と「眼」を司り。過去・現在・未来の全てを見通し。
破壊・創造・編纂・設計・選択を迫る者なり。

過去の全ての錬金術師達は持っただけでこの世の全てを見通し

使えば

卑金属に触れさせると金に変わる(微量で大量の金属を変換できるとされた)

水・酒などに溶かすと万能薬(エリクサー)になる。
【賢者の石】を作る事を目指した。

研究の結果、とうとう、ホモ・サピエンスは「賢者の石」の作り方を編み出し量産に成功した…現代の「スマホ」である。

全ての人類が「賢者の石」を持てば、欲望に溺れた愚者が権力を持ち、市民から搾取するような愚かな圧政が
栄えては滅また国が興るループの羅列されたループが終わり。
国が栄え続け、全ての民は飢える事なく富と平和と笑顔に包まれた世界になり。

全ての人類が救われる。

と、信じて王は全ての錬金術師に「賢者の石」の作製を命じた。


やがて、出来て、全ての人類が「賢者の石」を持った時代になったが…

何が変わったというのかね?
人は権力を持つと自らの欲望を優先し、圧政を引き民が苦しむパターンの
何が変わったというのだ?

何も変わらかったのだ。

何故、変わらなかったのか。

そもそも、人間の善性を信じた
性善説をベースとして構築された理論

前提条件が間違えていたからだ。

過去、現代において。
人は少しでも力や権力を与えるといともたやすく「狂う」歴史と世界を見よ。

生まれながらにして根源は悪に満たされているのが分からなかったのか?その事実に眼を瞑り、盲信し、純正たる善があると信じたかったのだな?

事実としては逆だ。


善を悪が蝕み歪んでいくのでなく
純正たる悪に善が生まれ蝕むのである。

正解は
 
前提条件として「性悪説」を採用したベースで理論を構築
するべきだったのだ。


そうすると。
愚者の圧政ががおわり。為政者が統治し続ける世界にするためには
「賢者の石」だけでは足りず

全ての人類が

「哲学者の意思」

「観測者の眼」

を持てば、
ホモ・サピエンス

ホモ・デウスに
進化し、あるいは、なるはずだ。

【哲学者の石】
は持っただけで世界の全てを定義し、解釈する事事で構造を理解出来る。

万物の本質を見抜く力


【観測者の眼】

は持っただけで、物事を俯瞰した
世界や時間、空間を外側から見る事が出来る

解釈する自分を観測する力


これらがあらば、

世界を

破壊し
創造し
編纂し
設計し
選択

出来る力で


人が人から奪わなければ生き続ける事が出来ない。

この「終末の世界」の地獄を終わらせる事が出来る。

我は、【哲学者の石】と【観測者の眼】の作り方を探し作らせる事を命じられし者。

この世界を作り変える事を試みる77番目の錬金術を司りし者

それが、もたらされ、救われるのか
更なる
業火に焼き尽くされた
未だかつてない
煉獄の終末の世界になるか
まだ知らぬ者

賢者の石は既に人類へ与えられた。

されど人類は救われなかった。

故に我は次を探す。

哲学者の石を。

観測者の眼を。

それらが人類を神へ至らせるのか。

あるいは未曾有の終末へ導くのか。

まだ誰も知らない。

だから観測する。

それが我である。


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