だし巻き卵から学んだ“向き合い方”
以前、セロリについて熱く語ってしまいましたが、私はとても料理が好きです。
かなり上手い方だと自負しています笑
ですが、そんな私にもとても苦手な料理があります。
それが「だし巻き卵」でした。
目玉焼きの焼き加減、半熟卵の火入れ、オムライスの薄焼き卵。
卵料理はどれも繊細で難しいですが、その中でもだし巻き卵は特に苦手でした。
巻こうとすると破れる。
無理にまとめようとしてぐちゃぐちゃになる。
焦って火を強くすると今度は焦げる。
何度作っても形は崩れ、味も見た目もボロボロ。
あまりに上手くいかなくて、一時期は作ることをやめていたくらいです。
「なんでこんなに出来ないんだろう」
私はそこで一度、自分のやり方を見直すことにしました。
そもそも私は料理が好きで、普段から新しい料理を作る時は軽くレシピを確認しています。
でも、だし巻き卵だけはどこかで軽く見ていました。
“料理が好きな自分なら、これくらい感覚で出来るだろう”
そんな慢心があったのだと思います。
でも実際は逆でした。
シンプルな料理ほど誤魔化しが効かない。
材料が少ないからこそ、火加減や混ぜ方、巻くタイミングの違いが全部出る。
私は「だし巻き卵」を簡単な料理だと思い込み、ちゃんと向き合えていなかったんです。だし巻き卵に謝ったほうがいい。
そう思った私は、改めて作り方を調べ直しました。
すると、自分が適当に済ませていた部分に、ちゃんと理由があることを知りました。
フライパンは弱火で。
表面を焦がさないようにする。
油はキッチンペーパーで均等に塗る。
なるほど。
私は早速試してみました。
すると確かに前より見た目は綺麗になった。
でもまだ少し白身が浮いていて、味もどこか微妙。
そこで今度は、“味そのもの”に注目することにしました。
「だし巻き卵は、卵と出汁だけじゃない」
これがかなり衝撃でした。
私はずっと、
“だし巻き卵なんだから、出汁と卵を入れれば終わり”
くらいに思っていたのです。
でも実際は違いました。
少量の水を入れることで、柔らかくふんわりした食感になる。
白身は切るようにしっかり混ぜることで、焼き上がりが綺麗になる。
さらに友人からは、
「マヨネーズを少し入れるとふっくらするよ」
というアドバイスまで貰いました。
そうして、自分のやり方を少しずつ修正しながら焼き続けて完成したのが、今のだし巻き卵です。


もちろん、まだ完璧ではありません。
でも、以前よりずっと綺麗に、そして美味しく作れるようになりました。
私は今回、だし巻き卵から大事なことを学びました。
上手くいかない時、ただ「自分には向いていない」と投げるのではなく、
自分のやり方を見直す
思い込みを疑う
基本を学び直す
ちゃんと向き合う
それがとても大切なのだということです。
だし巻き卵ひとつでも、向き合い方を変えるだけで少しずつ形は変わる。
料理だけではなく、人との関わりや学びも、きっと同じなのだと思います。
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