沖縄の我が家にコタツがやってきた。
南国・沖縄の我が家に思いがけず「コタツ」がやってきました。
自宅でコタツに入るだなんて、30年以上ぶりでして
とても懐かしくもあり、不思議な感覚でもありまして。
僕は18歳の高校卒業と同時に、それから今年50歳になるまで
実家を離れて経済的に自立した生活を送ってきたのですが、
今であればともかく、若い頃の1人暮らしで
コタツを置くというのは、なかなかハードルが高く感じていて
もう実家を離れて30年以上、コタツというものに
プライベートで触れたことがなかった生活を送ってきました。
勿論、沖縄以外の真冬の県外では、
ナカトリモチの仕事でお祓いなどにお邪魔した際、
その仕事先の現場である家や会社などの一角にコタツがあって、
一時的に暖を取らせてもらう・・・ということはあったとしても、
プライベートで自分の自宅にコタツを置くという発想は
微塵もなくて、どうにかこうにかアラフィフの年齢まで過ごしてきました。
これでも若い頃は日本海側の豪雪地域で生活していたこともありますし、
雪は降らずとも冬に空っ風が吹き荒れる寒い地域での生活経験もあり、
それなりに真冬の寒さの厳しさを知っているつもりではあります。
そんな時にコタツという、
その家の中にある「ほっこりスペース」があるのか、ないのかで
大きな差があるということくらいも、子供の頃の真冬は
コタツで育ってきた人間でもあるため、
それなりに理解しているつもりだったはずなのですが、
どうしても1人暮らしだと、何もかもが面倒に感じて
自らコタツに手を出そうと思えなくて、この年までやってきました。
そして、ちょうど20年前。
更にコタツ文化、コタツ生活が遠のく僕の中でのライフイベントが
やってきて以来、更にその想いは薄れてしまいまして。
そのライフイベントとは、真冬の時期が極寒である本土での生活を終えて、
中途採用で働くことになった南国・沖縄への引っ越し。
真冬でも最高気温は18°前後、最低気温でも
どんなに寒くても13°前後で、稀にそのシーズン一番の寒波が
やってきた頃で、最低気温が一桁いくかいかないかという南国の気温。
本土の真冬を経験している方々を前にこうお伝えすると
怒られるのは十分承知なのですが、勿論、それなりに寒いのですよ。
沖縄の冬=曇天で北風が強く、肌寒く感じて
よほどの断熱や高機能の住宅でなければ
特に賃貸などは安普請の完全夏仕様という住宅事情もあって、
夏は暑いくせに、冬は屋外よりも部屋の中が寒くなるという不安定さ。
案の定、僕もその「その他大勢」の安普請の賃貸住宅住まいであるため
令和の時代の断熱、高機能なんて住宅に期待できず
今の家も、とにかく夏は蒸し暑く、冬は屋外よりも部屋の中が寒い、笑。
そんな沖縄での生活も20年目を迎え、
その間、南国の真冬の保温対策も試行錯誤しながら
なんとか今年の冬までやり過ごすことが出来ていました。
寒いとは言え、真冬の時期はエアコンの暖房をオンにするのは
年に数回程度、とても寒い日が多いシーズンは10日程度ですし、
去年、ホームセンターで半額で叩き売りされていた
電気カーペットをリビングに迎えてからは、
「おぉ、もうこれさえあれば真冬の寒さでも十分凌げるんじゃね?」と
大はしゃぎして快適に過ごした記憶があるほど
沖縄という地域が亜熱帯地域で温暖であるということは紛れもない事実。

沖縄生活も20年目に突入するそんな僕が
予想に反して、お正月早々、迎え入れたのがコタツ。
机の上は、ミカンの代わりに、先日別の友人たちから頂いた
完熟シークワーサーを置いちゃったりして雰囲気も最高、笑。
はい、見たまんま、どこからどう見ても昔ながらのコタツです。
お正月も3が日を過ぎようとしていた頃、
沖縄の友人が寒々しい冬の我が家の様子を気にかけてくれて
「自宅に余っているコタツがあるから。」と一式、車に載せて
思いがけず我が家に持ってきてくれたのです。
特にコタツが嫌いという訳でも避けていた訳でもなく、
単純に「冬の季節に利用するのはいいけれど、
冬が終わって、更に長いシーズン保管する場所もないし、
片付けも面倒だし、沖縄の場合は湿気でカビが生えやすいので
そのための通気性の良いスペースを確保するのも面倒だしなぁ。」という
物理的な問題を避けるためにコタツとは無縁だったのですが・・・。
いやっ、実際に30年以上ぶりのコタツを南国・沖縄の
真冬の時期に使ってみると、これが今年50歳を迎える
アラフィフの僕の身体には想像以上に優しい暖かさで、
一気にコタツの大ファンになってしまいました。
元々は沖縄の友人一家が使っていたものなのですが、
ご両親が高齢になり、地べたに座ったり、
そこから直接起き上がりするのが身体的にも難しくなり
椅子での生活に慣れてしまってから、ずっと家のクローゼットに
仕舞いっぱなしだったようなのです。
そんな時、その友人が真冬の寒々しい我が家に遊びにやって来て、
昨年買った電気カーペットだけがポツリと置かれている
リビングの様子を見て、「これだったら家に眠っているコタツを
持ってきたら、更に冬の生活も暖かく過ごせるだろうから。」と
ご両親と総出で、友人宅に長年保管していたコタツを出して
車に載せて、我が家まで運んでくれた・・・という経緯があります。
しかも単純にコタツを譲り受けたのではなく、
「コタツのオフシーズン、使わなくなった時に家に置くスペースが
ないのが面倒でコタツを置かなかったというのが理由なのなら、
またオフシーズンになったら、我が家(友人宅)が引き取って
夏の間、保管しておくよ。そしてまた次の冬が来たら、
この家まで運んであげるから。」というオプション付きなのです、笑。
一体、どれだけ徳を積めば、
こんな神のような素敵な友人家族に優しくしてもらえるのだろうか・・・と
感激しきりなのですが、本当に有難い限り。
コタツを運んできてくれた友人が帰宅し、
1人になって30年以上ぶりに新しく迎え入れたコタツで
暖を取っていると、ふと思い出したのです。
「あぁ、コタツというほっこりスペースは、
ただ単に物理的な暖を取るという「暖かさ」だけでなく、
その場に居ることによって、
人の「温かさ」も一緒に感じる場所だったのだ・・・と。
18歳で経済的な理由から否が応でも精神的にも経済的にも
自立せざるを得なかった僕であったとしても、
その後、ほとんどの家族が散り散りになってしまい
家族運だけは薄くなってしまった僕であったとしても、
遠い昔の子供の頃は、真冬の時期に家族が集まって
一緒にテレビを観たり、ミカンを食べたりした「温かい」記憶は
断片としてうっすら残っているのも事実です。
ずっとその感覚を忘れていましたし、僕には無縁のものだと
心の底のどこかで諦めていた「温かさ」「安心感」というものが
実は意外なほど身近にずっと傍にあって、
それを心ある友人たちが、そっと与えてくれる優しさと有難味に
今更ながら気づいて、ほっこりしているのが今年のお正月でもあります。
コタツのようなほっこりスペース、誰かの優しさから受け取る
「温かさ」というものは、
決して血が繋がった家族だけで成り立つというものではなく、
自分なりに一生懸命、正直に生きていれば、
誰かがその姿を見てくれていて、ある時、そっと手を差し伸べてくれたり、
優しい想いを向けて、様々な施しをしてもらえる瞬間が
やって来ることもあるものです。
そこに期待していた訳でもないのだけれど、
いざ、その瞬間がやって来て、思いがけず友人一家から
本当の家族のように想いを向けてもらえて、
色々な生活のサポートをしてもらえているというだけで、
それがどれほど心豊かで温かく、穏やかな人生なのかを
より暖かく、温かくなったリビングで1人、噛みしめています。
…という訳で、昨日、今日のブログ更新が
23時過ぎになってしまったのは、ついつい30年以上ぶりに
我が家にやってきたリビングのコタツの居心地が
想像以上に良すぎまして、やってはいけないと子供の頃から
言われ続けていた「コタツで居眠りをしてしまう」を
2日連続でやってしまったから・・・という情けない理由でして、汗。
今のところ風邪なども引いていないし、体調不良もありませんが、
いくら居心地が良すぎるという理由だけで、
そこで居眠りをしてしまうのは絶対に良くないので、
明日以降も気を付けたいと思っています。
本当に30年以上ぶりにコタツを迎え入れたら迎え入れたで、
沖縄の真冬のQOLが爆上がりしてしまい、
正月休みも相まって心が緩々に溶けてしまったという
怠惰な部分がより顔を出してしまった久しぶりのコタツライフ。
色々な暖かさ、温かさをしっかり感じ取りながら
もう少しだけ続くであろう南国・沖縄の真冬の時期を
元気に乗り切っていきたいと思っています。
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