【RP】第83回 東京交響楽団&サントリーホール こども定期演奏会 〜秋の風景〜
(別アカウントの過去記事をアーカイヴする為にリポストしています)
*2026 8/10にAI評価をchatGPTからの出力に変更
*2025 11/28 <AI評価>を末尾に記載しました。
*2024 3/15 Spotifyのクレジットに関する記述を補足・訂正しています。
9/4にサントリーホールで行われた「こども定期演奏会 〜秋の風景〜」に行ってきました。
他のファンの皆様が詳しいレポートを書かれていることもありますが、いつもこのnoteは私観的内容なので今回も同様です。すみません。
●「こども定期演奏会2022」テーマ曲 王国の繁栄/ともだち
「王国の繁栄」が中学2年生、「ともだち」が小学6年生で作曲されたなんて、本当に驚きしかありません!
「王国の繁栄」は、三角屋根の高い棟が建つお城のテラスで高らかにトランペットのファンファーレがキラキラ響いている様子が目に浮かびました。
「ともだち」は、途中で短調になった後にティンパニーも入ってきて大盛り上がりで仲直りという大団円!
●ドボルジャーク:謝肉祭
以前、クラシックの鑑賞法を確認するために指標図を用いたのですが、この日の中で最もバランス良く鑑賞できたのがこの曲でした。
MCの坪井直樹アナウンサーからは「気分が上がる・気合が入る曲」としてご紹介がありましたが、冒頭からいきなり運動会に流れるようなテンションマックス!
そこからテンポもゆっくりになって哀愁あるメロディだったり軽やかになったり、カーニバルに参加している人々の人間模様に感じらました。
途中「これで終わり?!」という位に盛り上がるのですが、後にはまだまだ続きます。そう、その後が本当に素晴らしかった!!!!
私のイメージでは、カーニバルで騒ぎ疲れた人々が寝静まった夜中の様子。オーボエやフルートの様なやわらかい音色からは夜の空気感が、ハープからは人々が夢を見ている様子が伺えます。
やがてピッコロ?のような清らな音が夜明けと清浄な空気を感じさせるとともに、本当に美しいコンサートマスターのヴァイオリンソロが聴こえてきたのです。
特にヴィブラートが今まに聴いた事が無い様な質感でなんとも言えず美しい。短いのですが、驚きと感動につつまれました。
そして、美しい夜明けを割くように新たな展開が生まれるのですが、風か雨のような気候変化にも感じますし、もしかしたらキリスト教とは違う民族性を表現されたのかもしれません(唯一エスニック色を感じる部分)。
最後はテーマのカーニバルに戻って大団円で終わり!!!
●ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番 第3楽章
角野隼斗氏が演奏されるこの曲は、事前の予習にも力が入りました。
音楽の事は全くわからないので、何を聴くかはロシア構成主義もしくはロシアアバンギャルド(大衆芸術では前者、ファインアートでは後者)のジャケットで決めました。
ロシア構成主義は革命時にプロパガンダとして用いられていますし、ショスタコーヴィチも革命作曲家とも言われている様です。
何が正義か一概には言い切れない複雑な事情を抱えた二つの芸術とその時代性をリンクさせている時点で、音楽も絶対に信頼できる!という判断です。後で相互フォロワーさんに伺うと著名なピアニストの演奏ということがわかり、ホッとしました。笑
・クリスティーナ・オルティス - Cristina Ortiz (ピアノ)
・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 - Royal Philharmonic Orchestra
・ウラディーミル・アシュケナージ - Vladimir Ashkenazy (指揮)(訂正クリスティーナ・オルティス氏)のテクニックは素晴らしいですし実直な感じも良いのですが、角野氏が演奏されるとなると事前予習にも力が入り(笑)、Spotifyにある全ての同曲の演奏を聴いてみました。
アシュケナージ氏
すると、演奏はあまり上手くないけど(笑)グルーヴがヤバイ!!!!!!という音源を発見しました。
音は悪いのですが、発売は2021年。
PCの画面リストで見えるアーティスト欄にはAleksandr Gaukとあったので、wikiで調べてみるとショスタコーヴィチの指揮では定評がある方の様。
演奏も行っているとありました。ショスタコーヴィチより年上なので、老齢になってから演奏したから仕方が無いのね、と納得しました。
でも、私の中では断然こっちが好み!めっちゃかっこいい!
そんななか、コンサート2日前に角野氏がストーリーズで同曲の演奏を披露して下さると、ファン方が以前ご紹介くださった同曲の別の方の演奏をRTして下さり、改めて聴いてみたらユーモアのある軽やかな演奏でした。
私としては、角野氏のストーリーズの演奏はどちらかと言えば自分が聴いていた音源の表現性に近い気がしたのです。そして3日の深夜(正確には4日になってから)、PC左下にある「現在演奏中」のダイアログにカーソルを乗せると見えていなかったクレジットが流れてくることを発見し、Spotifyの使い方を検索してクレジット表記してみたら、、、なんとなんと、ショスタコーヴィチ本人の演奏らしい?!色々調べたところ、息子さんの演奏でした。
(アーティストとソングライターの表記がわかれている)
うわ〜〜〜〜〜〜〜!!!と、夜中に一人で大興奮。
ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第2番単独のwikipediaをみると、「作曲者自身もしばしば演奏した。」と書いてあります!
収録から約60年を経て(1957年に作曲され指揮のガウクが1963年に死去するまでの間の収録)音源化された理由にも納得です。
最新の技術を使ってここまで綺麗な音にしたのでしょう。

・マキシム・ショスタコーヴィチ Shostakovich Maxim,
・モスクワ放送交響楽団 Moscow Radio Orchestra
・アレクサンドル・ガウク Alexander Gauk,
この演奏、自身が弾くピアノのグルーヴに没入していくというか沈んでいくというか…ハノンのユニゾンも含めて技術的に難しい演奏は適当に誤魔化しつつ(笑)グルーヴは絶対に死守。後半にかけてますます高揚していくのが本当に凄い!
この没入感、私的にはフジロックの角野氏の演奏の質感に重なる部分がとても大きかったのですが、、、、
実際のコンサートにおける角野氏の演奏はというと 、ファンの方がご紹介くださった動画のような軽やかで楽しいものでした。
聴き始めて「あれ…?」、そして数秒後には「やられた〜!!!(あのストーリーズに騙された!?)」と、自分で吹き出しそうになりました。
正確には角野氏が騙したわけではなく、私の思い込みがあっただけなのですけど、でも…あのストーリーズがなかったら、こんなに思い込んでいなかったのに…と。笑
実はin Fの時も似た様な感じだったのですよね。
「おんがくこうろん」の解説からもっとジャズっぽい演奏になるかと思っていたら、すごくクラシック寄りでビックリした!(やられた〜!)と。
私がオスカー・レヴァントを聴き続けていたことで基準点が違っていたのですが、今回もショスタコーヴィチの演奏を聴いていて似た様なことになってしまった訳です。
でも、wikipediaや当日の解説は「息子のために作曲した」「ハノンや既存曲のパロディ」とありますし、楽しげな楽曲として定着した解釈のなかで「こども定期演奏会」の演奏曲に選ばれているのですから、軽やかで楽しい演奏なのは当然です。
角野氏の演奏は所々で重力が0.5G位になっているのでは?という位の疾走感と躍動感にあふれ、完璧に美しいユニゾンから生まれるグルーヴはゾクゾクものでした。
演奏後のMCでは、何度も「楽しんで!」とおっしゃっていましたが、まさにそれを体現された音楽だったと思います。
そう、カプースティンのオリジナルトッカティーナがショスターコヴィチ版のような感じで、角野氏のYouTubeのトッカティーナがこの日の演奏という比喩が近いかもしれません。
どちらの表現性も私は大好き!
ただし、「あのショスタコーヴィチ演奏のグルーヴを完璧なテクニックで表現できるピアニストは?」という質問には「世界でただ一人、角野隼斗のみ!」という答えにしかならないのです。
いつか、ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第2番の新たな解釈を世に問う素晴らしい演奏も期待しています。
ちなみに、私は自分の予想や思い込みが外れて「やられた〜〜〜!!」となることが結構好きです。
芸術体験は自分の固定概念を破壊してくれるものだと思っていますから。
予定調和なんて面白くありませんよね。(Mという訳ではないはず…)
●角野隼斗(星出尚志編):ティンカーランド
昨年の「とっておきアフタヌーン vol.15」を配信で聴いて以来のオーケストラバーション(ファンを公言しているのは今年からですが、2年前からYoutubeや配信は拝聴している)。
冒頭から、大太鼓の方がちょっとテンポについていけず、調布国際音楽祭の学生さんへのエールのように「がんばれ〜!!」と心の中で叫んでました。
角野氏の演奏はリズムカルでとても楽しく、所々左手でテンポを取られたり、川瀬マエストロともコンタクトをとられるなど、姿勢もクルクル動きます。
そして、テンポがゆったりになるジャジーな所は、やはりコンサートマスターのヴァイオリンとの掛け合いが本当に素敵!!
そして、かわいいトイピアノの音とグロッケン?(小さい鉄琴)とのアンサンブルもすごーく合ってて本当に可愛い!!!
あと、他のファンの方も書かれていたご感想のように、ピアニカの吹き口を持ってきたり外して置いたりの所作に全く無駄がなくスピーディーになられていてちょっと驚きました。笑
皆様異口同音におっしゃっていましたが、最後のカデンツァ(どういうものがカデンツァなのかいまだにわかりませんが、今までに聴いたことがない編曲部分だったので「たぶんあそこの部分だろう…」という予想です)は、弱音で軽やかな美しいパッセージ?(下から上の方に音が移動する)が奏でられ、そこから浮遊感を伴いながらラストへの盛り上がりに突入。
それほど長くないのですが、本当に「素敵〜」という言葉しか出ません。
そして、ラストのお決まりの部分で大太鼓の方もバッチリタイミングが合ってハッピーエンドに。本当に良かった!
大きな拍手と何度かのカーテンコールにお応えになっていたのですが、これまでとは違い「歩き」がとても美しくなられていました。
もしや、ファッションの国フランスで特訓でもされたのかしら? 笑
●J.ウィリアムズ:「ET」より「フライング・テーマ」
川瀬マエストロは「秋のお月見」から月をイメージして選曲されたそうなのですが、ご自身はまだ御生れになっていらっしゃらなかったとか。笑
冒頭のフルートが空を飛ぶ前の予感で、絃楽器が入った瞬間にフワって浮く感じがします。
その後も雲間るイメージとか木管楽器が本当に魅力的。
月そのものというよりも、月の光で仄明るい夜の景色が広がっている感じでしょうか。
あとはもう、単純にノスタルジー!笑
●ショスタコーヴィチ:交響詩「十月革命」
冒頭の「謝肉祭」では、鑑賞の指標図について書きましたが、この曲の鑑賞では完全にバランスが破綻しました。笑
川瀬マエストロのご説明では、人間の喜怒哀楽を表現しているということだったのですが、もう、単純に楽器の音の虜になりました。
私がクラシック音楽の初心者だから余計そうなのかもしれませんけど、ショスタコーヴィチの曲って、楽器が持つ音そのものの魅力を引き出している気がするのですよね。
冒頭からコントラバスや低い金管楽器の音めっちゃカッコい!!!
そして途中からは、小太鼓に心を奪われてしまい、もう…他の音楽はほとんど聴けていません。
このリズムを作曲できるショスタコーヴィチって、やはりリズムセンスがすごすぎる!
演奏はお若い女性奏者の方なのですが、麻薬の様な中毒性を持つビートでヤバイ。
これは間合いやタメのようなもので作り出すグルーヴではなくて、均等にリズム刻んでいるのにその音自体にノリがある!というものです。
私の場合はいつも能との比較になってしまいますが…
能の囃子方では、間合いやタメで高揚感を出す小鼓や大鼓とは違い、太鼓は均等に拍子を刻みます。
当時20歳だった方の太鼓のノリが素晴らしく感じられ、先生にお伺いしたところ「彼は名人になれます」とおっしゃる一方で、すでにお父様(代々続くお家柄ですから、当然実績も実力も認められている)より良いと歪曲的表現でおっしゃられたことに驚いたことがあります。
伝統芸能は長年研鑽を積む大器晩成型だと思っていたのに、ノリはやはり天性のものなのだ…と。
考えてみれば、角野氏こそがそれを体現されていらっしゃる方なのですよね。。。笑
ということで、曲は喜怒哀楽を表現し大盛り上がりで終わったはずです。
が、終わった時の私の頭は「この方の小太鼓でボレロを聴きたい!」でした。。。(すみません)
●おまけ
あまりにもこの小太鼓の方が気になってしまったのでプログラムを調べたのですが、「Timpani & Percussion」となっていて、どなたが小太鼓なのかわかりません。
ちなみに、ティンカーランドの小さい鉄琴も担当されていて、角野氏の早いトイピアノの演奏にもぴったり寄り添われていて素晴らしかったです。
東京交響楽団のサイトを調べてみると、楽団員のご紹介がありました。
綱川淳美氏 なんと「小太鼓に一目惚れ」と。
この方の音は本当に小太鼓愛に溢れていましたから納得しかありません。笑
そして、何度もヴァイオリンが素晴らしいと書いていたコンサートマスターの方、プログラムは東京交響楽団全体の団員リストになっているため、この日のコンサートマスターがどなたかわかりませんでした。
水谷晃氏のTweetをRTしてくださった角野氏ファンの方がいらっしゃったので、この日のご担当は水谷氏かと思われます。
(乗り番とか降り番などの意味がわかららず、検索で調べました 苦笑)
楽団サイトのQ&Aでもショコタコーヴィチがお好きだと書かれていましたし、上記のTweetにも触れていらっしゃったので、特に思い入れをお持ちだったのかもしれません。
書き忘れていましたが、サントリーホールの音の響きについて。
私は下手2階の最後方だったのですが、驚いた事にピアノの調律時に良い音が聴こえてきて… なぜ??と2階前面席と行ったり来たり。
5回は往復して聴き比べたのですが、明らかに2階前面席より遠い最上席の方が良い音なのです。自分好みの音というだけかもしれませんが、本当にはっきり違いがわかってビックリ!
考えられる可能性は、2階の途中席までは壁面に石が使われているのに対して、最上階付近は木になっているので、余計な反響がない。そのため、ピアノの音が直接的に感じられるのだと思われます。
あとは、サントリーホールの2階席は前に張り出していて傾斜も急なため、蓋の角度から考えるとピアノの音が丁度ダイレクトに届くのかな…と。
それにしても、会場によって音の響き方は本当に色々…と改めて思ってしまいました。
新_AI評価(Googleドキュメント)_chatGPT
AI評価(Googleドキュメント)Geminiでは論としての形式的整合性と安易な褒め批評にしかならないため、chatGPTによる新たなAI評に変更しました。
評論文自体は記録として残しておきます。
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※鬼籍に入った歴史的人物は敬称略
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