若手人材は孤独らしい・・・
最近、ネット記事で若手人材の孤独というものを見かけました。
仕事に対してはもっとドライなのかと思っていたらそうでもないみたいです。
若手のコミュニケーション研修
何回か前のブログにも書いたのですが、ある会社から20代~30代前半の社員向けにコミュニケーション研修の依頼を受けました。
一応、おおまかな内容は作成したのですが先日あらためて、これの目指すところを確認しました。
研修をやったところでコミュニケーションが取れるようにはなりません。
そのことを念押した上で、先方から出てきた言葉は
「部門を超えてコミュニケーションを取るきっかけになれば良い」
という返事でした。
放置されている・・・
この要望には応えますが、わざわざお金をかけてまでやることなのか?という思いもありました。
もう少し話してみると、
管理職(候補)やリーダー層については会社がお金をかけて、丁寧に場をつくったり、育成を念頭においている。これはこの層が実務の中心になるので事業を推進していくためには必要なこと。こういうことをやっているから、仕事を通じてコミュニケーションが取れているし、取らないと仕事が進まない。仕事は大変だけど一生懸命やっているし、いい顔している。
でも入社して1~2年の中途社員や若手の20代は、まだ部内の仕事だけでそういう機会に恵まれていない。
ただ上司から仕事をふられて一人で黙々と仕事をしている状態。
放置されている・・・。
顔色がだんだん曇っていくのが見ててわかる。
本当は部門の上司が個々に対応するべきだし、上司もなんとなく気づいている人もいる。しかし目の前の仕事で手一杯で行動できない。会社が考えることでしょと言う人もいる。
このまま放っておくことは限界だと思ったということでした。
ちょっとなるほどなぁと腹落ちした感じです。
データーを見てみると・・・
ある調査で「会社で孤独を感じるか」という質問で、感じている人の44.9%が20代なんだそうです。
孤独を感じるシチュエーションとして
・一人で仕事をしているとき(41.6%)が断トツの1位
その他
・忙しいとき、仕事が大変なとき
・素の自分を出せていないと感じるとき
が続くそうです。
逆に孤独が軽減するシチュエーションは
・誰かと食事をしているとき
・誰かと一緒に仕事をしているとき
・仕事が充実しているとき
が上位3つなのだそうです。
会社は飲み会や食事会などの取り組みを行いますが、20代の95%が補助金が必要と考えていて、70%が支給があれば参加すると答えているそうです。
仕事においてコミュニケーションを取るとは?
コミュニケーションの活性化というテーマの研修相談はよくある話です。
しかし、ただ仲良くなるということでは意味がありませんし、若手人材はそういうことは望んでいないのでしょう。
ただ「コミュニケーションを取りなさい!」と言っても、それは無理な話です。
仕事においてのコミュニケーションは
「共通の目標」があって初めて成立します。
同じ目標に向かうためにコミュニケーションは必要なのです。
共通の目標がない、または明確でない場合は、そもそもコミュニケーションが存在しない(できない)のです。
そう考えると部門を超えても大事ですが、その前に部内で上司が中心となって「部の目標」をきちんと示して、それを達成するために個々の役割を明確にして、部の全員で達成するためのコミュニケーションがきちんと取れていれば、若手人材も孤独を感じることはないのではないでしょうか。
なかなかそこまでしっかり理解して進めるのは言うは易し・・・なんでしょうね。
研修は一つの手段に過ぎませんが、これらを念頭に置いた上で
・自分と仲間の違いを知る
・共通の目標を達成するために作戦を考えて実行すると、どんな感情が生まれるか
・かまってくれないではなく、自分の周りの人に関心を持つ(話を聴く)
という体験をしてもらおうと思います。
ちょっとでも距離が近づいたらいいなとあらためて思いました。
