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西条 酒蔵界隈の歩き方 ー 七蔵を巡る 広島県西条編 ー

本日は、なぐなぐツーリストのツアー(なぐツー)に参加いただき、ありがとうございます。本日は、酒まみれ企画。酒蔵の街「西条」をご案内します。日本酒ぽんしゅ大好きな人、集まれ!

酒蔵は、古い街道筋の旧宿場町にあることが多い。ただ現代では、交通の便が悪い場所も多く、呑兵衛泣かせなのだ。ところが、ここ西条は、駅前から歩いて行ける場所に、七つもの蔵が集結している。パラダイスなのだ。

▼ 西条駅に集合!

本日は、日本酒好きな方にむけて、西条の巡り方を紹介します。まずは、西条さいじょう駅に集合! 酒蔵の配置は、こんな感じ。

東広島観光サイト(ヒガシル)より

端から端まで、ざっくり800メートル。歩いても10分ちょいの距離感だ。

この街のメインストリート、わずか数百メートル
素敵な街並みと、蔵がぁ ななけん~♬
「さけー!」

浜省風で えっ?知らない?


数百メートルと言っても、ひとつの蔵を30分とすると、7蔵で3時間半必要。昼休憩なども考えると、最低でも4時間~5時間必要。ここは思い切って丸一日確保しよう。一日かけて、西条の酒蔵を満喫しよう。

まず、駅に着いたら、駅にある観光案内所に寄ろう。ここで、「まちあるきMAP」をゲット。下図のPDFも公開されているが、やっぱり紙が便利。

ヒガシルより

▼ 平日がおススメ

あと、重要な情報がもうひとつ、こちらは観光案内所にも貼ってある営業時間情報だ。我らが、なぐツーは、2月10日(平日)に訪れた。実は、日曜祝日では全蔵制覇ができない。また、土曜日も時間短縮している蔵があるので、平日がおススメだ。

訪問前に、ヒガシルからも確認しておこう

▼ 遠くから近くへ

平日で嬉しいのが、一番遠い賀茂泉かもいずみ酒造が朝早く8時半からやっていることだ。なぜなら、街歩きの基本は、一気に一番遠くの目的地へ行き、そこから順に次の目的地に寄りながら駅に近づいてくること。逆にすると、どんどん遠くなり、電車時間に気持ちが焦って、最後が尻切れトンボになる。


首都東京 VS 酒都西條 勝手に勝負!

それでは、定石通り最遠の蔵から攻めよう。
ここからは怒涛の蔵めぐりだよ!
用意はいいか!

▼ 賀茂泉酒造

早速、あれこれ試飲させていただいた。おねーさまの巧みな営業にのせられ、「搾りたて生原酒」の購入を決定。牡蠣のラベルが特徴の限定酒、複雑な牡蠣の旨味を、がっぷり四つで受け止めるしっかり味の銘柄。ついつい、酒粕も買ってしまった。営業上手な蔵なのだ。

実は、平日の欠点もある。お隣にある、賀茂泉が経営するカフェ(日本酒バー)である「酒泉館」が、土日祝営業なのである。くぅ~

こんな素敵な洋館で、日本酒の飲み比べしたかったな・・

▼ 福美人酒造

酒どころは、水どころ。酒蔵の敷地内、湧き出す水を汲みに来ている女性がいた。無料らしい。尋ねると、「ここの湧き水が好みなの」とのこと。同じ水源なのに、各蔵で微妙に違うみたい。
お酒を試飲すると、柔らかいふくよかな女性のようなお酒であった。ここでは、二合瓶を購入。

次の酒蔵に向かう途中、赤瓦の民家にであう。西条の街の特徴は、酒蔵だけでない、赤い瓦が西条の街をにぎわす。道端にサンプル展示もあった。

鬼瓦(鳩瓦?)


▼ 加茂鶴酒造

日本酒の味を左右する大きな要素に「酵母」と言うものがある。昔は、蔵ごとに自生する酵母を利用していた。そのうちに、「あそこの蔵の酵母は、うめぇ酒ができるらしい。欲しいなぁ」

となり、団体(日本醸造協会)を作って、うんめぇ酵母を集中管理してゆこうという流れになった。酵母は、サンダーバードのように1号2号と番号をつけて管理されている。(えっ?サンダーバード知らない?)

次に紹介する加茂鶴は、5号酵母が採取された蔵である。ということは「うめぇ」酵母の蔵だということだ。この蔵が西条で一番大きい。かつて醸造蔵だった場所が、小ぎれいに改修され見学コースになっている。試飲コーナーや売店も充実。

ここでは、新ブランド「酒中在心しゅちゅうざいしん」のだいだいを購入。スパッとした酸が特徴の、食中酒だ。クリーム系洋食に合わせたい。

平日の営み、蒸し米用の布かな


▼ ちょいと ひと休み

3蔵巡ったところで、混む前にお昼!

食事のお供は、コレ
日本酒の口を、一旦リフレッシュ。

うぇ~い! って、まだ吞むんかい!


食後に、自家焙煎コーヒーも、おススメです。

それでは、午後の部、始まるよ~

▼ 西條鶴醸造

近場の亀齢酒造は、13時まできっちり昼休み中。先に西條鶴醸造に行こう。

ここまで読んでくださった皆さん。7つも蔵があって、しかも名前に「鶴」とか「加茂」とか被ってて、混乱するよね。キャラを出さないと名前を覚えてもらえない。某アイドルグループのように・・

ここ西條鶴は、売店(&試飲場)のテーブルがワイン樽であった。ワイン樽で1年寝かした日本酒があるのだ。

このFUSIONは、手に入れられなかったので、別の銘柄を購入。ふくよかな熟成香なのに、味は吟醸酒という、不思議な純米酒であった。


もうお腹いっぱいですか?
もう少し、お付き合いください。次行くよ!

▼ 白牡丹酒造

実は、西条の酒蔵は意外に歴史が浅い。明治から大正にかけて創業している。そんな中、この蔵だけが群を抜いていて、350年の歴史を誇る。古豪なのだ。

試飲したのだが、あまりピンとくる銘柄がなく、初のパス!購入見送りであった。

▼ 亀齢酒造

積極的に試飲をさせてくれる蔵。売店には、お菓子や小物も充実。売店限定の銘柄もあるので、ぜひ試飲させていただこう。

ここは、西条の中では一番辛口で硬派な蔵だ。購入した銘柄は、少し酸を感じる爽やかな香り、味も同様すっきり、でもお米のやさしい味わいがじんわりくる銘柄であった。



ここまでで、駅の東側の6蔵を巡った。
残すは、ポツンと一軒家ならぬ、西側にあるポツンと一軒蔵。全蔵制覇のために、少し歩こう。道も少しわかりずらい。

▼ 山陽鶴酒造

少しクセツヨな、おばさまが相手をしてくれた(笑)。ビビりながら試飲をお願いすると、ガラスの酒杯に注いでくれた。本格的、嬉しいねぇ。

酒蔵のロゴが、JALそっくり!

ひとつひとつ、おばさまが丁寧に説明してくれる。
「これは、低精米で88ぱーなの」
「へー」

酸味とお米の旨味が凝縮された味わい。
おばさま同様、クセツヨだがうまい!(こら!)

精米歩合について、説明しよう!
日本酒は、お米の中心部を使って造る。削れば削る(高精米)ほど綺麗なお酒になる。逆に低精米は、複雑な味わい(クセツヨ)になる。

酒米も「中手新千本なかてしんせんぼん」という、広島以外ではあまり耳にしない銘柄、よし本日のトリを飾るのは。右側青ラベルのこいつにしよう。鶴のマークだけに「トリ」・・・


蔵を出る。電車の時間も迫っている、いそげいそげ。背中のリュックで、6本の酒瓶が揺れる。酒蔵の想いの詰まった酒瓶は、重い・・


▼ 総括

全体を通して、古風などっしりとした味わいの銘柄が多かった。最近流行りの軽い味ではない。でも、90年代ファッションのように、一周回って先頭になる日も近いと感じる。料理に合わせるには、この味が正解なのだ。

最後に、

今回入手した銘柄はコチラ
福美人だけ、瓶を捨ててしまった・・すまぬ。




ー 次回予告 ー
福山の夜を彩った、居酒屋を紹介します。
夜も呑むんかい! もちろん!


つづく…

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