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砂嵐と岡本桟橋と釣師海岸  ー 南房総ぐるり?電車旅 波乱万丈編 ー

ウィンドブレーカーを1枚着込み、パーカーで顔をできるだけ隠す。眼だけが出ている「もじもじくん」状態の、怪しい男女二人組。

えっ?

今からコンビニ強盗?

じゃないですよ


「いたたたたたっ!」

思わず、塀の裏側に、隠れる。

ふぅ、

いけるの? と妻

この強風(砂嵐)じゃあ無理だ。
いったんあきらめ、さっきの道まで戻ろう。

青空を見上げる。
春特有の、うすぼんやりした空だが、雲一つない快晴。
な・の・に! なーんで、こんなに風が強いの?

横を見ると、玄関前に砂が吹き溜まっていた。砂嵐とともに暮らす人々の、大変さを思い知る。

▼ 富浦駅から岡本桟橋

なぐなぐツーリスト、南房総旅3日目。本日は、君津駅を起点に内房線と外房線を使って、電車でぐるりと一周する旅を紹介。途中下車を2か所するぞ、その2か所がコチラ。

富浦駅とみうらから大房岬たいぶさみさきの戦争遺構を巡る
浪花駅なみはなから絶景釣師つるし海岸周辺を歩く

難読地名が多いですね。全部ルビなしで読めるよ、という方がいたら、千葉県検定2級を進呈します!笑(1級じゃないのかーい)

富浦駅には、定刻より10分遅れて到着。

話は、冒頭に戻る。富浦駅から大房岬たいぶさみさきの途中に、人気スポット「岡本桟橋」がある。この岡本桟橋に寄り道しようという作戦だったが、砂嵐のパチパチパンチに阻まれ近づけず。作戦会議中なのだ。

▼ なんとか

砂浜を横断するルートはやめ、できるだけ民家横の道に沿って近づく。防風林の効果は絶大だ。

よし! 一気に近づく

波も高く、とても桟橋を歩けない。

大きな波とともに、蛇行する浮き桟橋。本当は、富士山も見えるはずなんだけどなぁ・・


まぁ、近寄れただけでも良しとしよう。

あ、言い忘れましたが。

岡本桟橋は、満潮がおススメ。
事前に潮を確認しよう。

なぐツーポイント

うぅ・・
波しぶきと砂埃で、カメラがぐしゃぐしゃだ・・


▼ 断念

海岸を離れ、大通りを進もうと、国道127号にでる。橋を渡ろうとすると、ふきっさらしで、また風が強まる。向かい風が、んぐぐぐぐぅ・・

歩いても歩いても、風に押し戻され全然進まない。時計を見る。電車を降りてから、もう1時間も経過している。次の電車は1時間後、とてもこの強風では岬への到達は無理だ。断念しよう。

近くの道の駅へ退避

房総半島と言えば、菜の花


実は、本日のお昼を、どこかで調達しなければいけない。

最近、駅弁が絶滅危惧種になりつつある。特に地方路線は、駅で食事を手に入れるのが厳しい。道の駅で何かないか探したが、ピンとくるものに出会えず、こちらも断念。色々断念なのだ。嫌な予感・・


▼ やはり・・

携帯をみると


ー 運転見合わせ ー


携帯電話の画面に、この6文字が輝いていた。今から向かう館山方面が、見合わせ中らしい。そうだよな。こんなに風強いんだもんな。




▼ うぇーい!


捨てる神あれば、拾う神あり。
君津に戻ろうと思って、富浦駅まで歩くと、なんと代行バスがいた。そしてそして、バスに乗り館山駅に着くと

限定30個

に、ありつくことができたのだ。持ってるオトコなぐなぐなのだ。本来停まる予定にない館山駅で駅弁ゲットですぅ

駅弁を大事に抱え待っていると、ついに電車が動き出した。外房線へ向け出発なのだ。


▼ 浪花駅

外房は、穏やかに輝いていた。そして、車窓からの日差しは柔らかで、爆睡を誘う。おっといけねぇ。浪花なみはな駅だ。

浪花駅を降りると、ホームは、我々だけの、ふたり占め。待合室をお借りして

じゃーん

くじら大和煮、錦糸卵、くじらそぼろ。今から地層を観に行くのだが、先に素敵な地層に出会えた。


改札を出ると、外の待合室では、近所のおばさま方が井戸端会議中。平和だなぁ。


▼ 岩船地蔵

のんびりとした田園風景の中、30分ほど歩くと海岸が見えてくる。お地蔵さんにも挨拶。

ありがとう


さらに、海岸にそって10分ほど歩く。海が見えなくなり、勾配がきつくなって道があっているのか不安を覚えてきたくらいに、ぱっと視界が開ける。

伝説 七十五座漂着の地

GoogleMapでは、ココを目指そう。

この看板が見えたら、ガードレールの隙間から芝生広場に入れる。バイクなら乗り入れられる空間。車は無理だ。

近くに駐車場もないので、浪花駅から歩こう。電車旅もいいですよ。

芝生広場を抜けると、

これが釣師つるし海岸

千葉県のイメージって、九十九里浜じゃないですか?
こんな断崖絶壁が続くって、想像してませんでした。

いい意味で、裏切る景色。
ただ、東側の海岸なので午後からは日陰になる。釣師海岸に来るなら、午前中がおススメだ。

さぁ、浪花駅に戻ろう、房総半島ぐるり電車旅のラストスパートだ。

電車のシートに身を沈めると、あっという間に睡魔が・・今宵のビールを夢見ながら、揺れに身をゆだねる。

外房は、穏やかに輝いていた。



ー 次回予告 ー

房総半島&三浦半島タビの最終日。東京湾フェリーで、三浦半島に渡った先には、何があるのか?

刮目して待て!


つづく…

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