国府武生で越前そばを食す ー 昭和天皇や司馬遼太郎らが 愛したお店【うるしや】ー
こくふーたけふー(ジョイマン風で)
えっ? ジョイマン知らない?
・・・
◇◇
まいど、なぐなぐツーリストのツアー(なぐツー)に参加いただき、ありがとうございます。本日は、越前の国府である武生よりお届けします。
ところで、国府ってなに?
それは、昔の国の中心地で、お役所があった場所。
今回の福井旅では、武生に宿を構えた。
そう、国府武生は、越前の中心地だったのだ。ドクタースランプアラレちゃん風にいうと、武生は「つおい」のだ。
かつての中心地は、歴史があり、美味しいものにも出会える場所。それでいて、中心地が福井市に移った現代、武生のビジネスホテルは安価で、旅のベースにぴったりな場所なのだ。
先日は、モダンなお店「蕎の膳 櫻庭」を紹介しましたよね。本日は、要人も愛した、歴史あるお店「うるしや」にお邪魔します。

本日は、我が家にしては、珍しくコースをチョイス。だが、我が家は小食。5,500円~8,800円のコースがあったが、見栄を張らず、一番量の少ない京町コース(六品:5,500円)をオーダー。
うぇーい!

▼ 前菜
あっ、今はゴールデンウィーク中。
明日は、端午の節句なのだ。

兜の下には、山菜のお浸し(ぜんまい、うるい、菜の花)が隠れている。兜の脇には、菖蒲と蓬が飾られ、季節感ばっちり。(記事の季節感は、ぐだぐだですが)
ちなみに、室内はこんな感じ

障子越しにみえる中庭、飛び石の続く先には灯篭のあかりが揺らめく。いやー こんな上品空間を、我々のような民二人だけで使用して良いものだろうか。ココは、一番安いコース客にも妥協しない、信頼できる店だ。
あっ、前菜を一部紹介しておこう。
前菜って、メイン料理より店の腕前が見える気がする。
兜の下の山菜は、シャキシャキで歯ごたえ抜群。下段左からイカの塩辛、あぁ早く日本酒に行かねば、と思わせる誘惑の味。そら豆の手前が蓬麩、柔らか食感で、口の中に蓬の爽やかな春風が広がる。
ホタルイカは、目がとってあり、しっかりした手仕事を感じる。
コース全六品のうち、これで一品め!
▼ お造り
意匠を凝らした器は、妻と色違いであった。

アジ、ヒラマサ、タイの薄造りは、包丁の技術が光る。人参くるくる(勝手に名付けた)も手仕事、きちんとしてるなぁー
料理って、目から入った情報でも美味しいと感じるよね。
テンションあがる配慮が、アチコチになされていて、感心しきりでした。
次行くよー
▼ 白岳仙
ついに日本酒登場!
なぐツーに、酒がなくちゃあ始まらない。

写真を撮りたそうな私の行動を察知し、仲居さんがラベルを向けて構えてくれた。
福井の誇る銘酒、白岳仙の夏虫という銘柄。
夏虫は、名前の通り夏になると出てくる銘柄で、一部にしか出回らないんですよ。とは、仲居さんの便。
ところで夏虫ってなあに?
日本の伝統色名。深みのある青緑色、玉虫の羽色。
漆のグラスで、お酒を呑んだのは初めてかも知れない。
(さすが、うるしや!)

お猪口ではなく、少し深み(高さ)のある器で供された。しゅわっと微発泡で、フルーティな味わい。酸味があり、初夏を彩るにはぴったり。
この漆器、欲しい・・。口当たり抜群なんです。お酒は、器によってすんごく味が変わります。口をつけると、重厚な見た目と異なり儚いタッチ、初恋を思い出すタッチでした。(遠い目)
▼ 焼き物
鰆の西京焼き、蕎麦がき田楽のせ

しっかりとした肉厚の鰆、噛めば噛むほど旨味が染みわたる。右の蕎麦がきは、昨日のそばがきと違い過ぎて、楽しい。昨日のは「サクふわ」で前衛的、本日のものは正統派。ルール違反はゆるさん!って感じ。
これが、オイラが旅館に泊まらず、夕食なしのビジネスホテルに泊まる理由なのだ。連日、異なる店に食べに行きたいんです。バラエティに富んだ料理が楽しいんです。
なんだかんだ、お酒と料理がつづくが
(中略)
締めはコレです!
▼ えちぜんのそば
昭和天皇が、戦後越前に訪問された際に、ここ「うるしや」のそばを召された。その後、「あの、えちぜんのそば」が美味しかったとの話を何度もされたそうな。
これが、「越前そば」という名前の由来になったとさ、(日本昔ばなし風で)
つまり、ここが、越前そばの元祖
とも言われています。
このそばを求めて、連日お客様でにぎわいますが、そば単品での予約不可。並ぶか、我々のようにコース料理を予約するかです。
おまたせしました!

はい、これが『街道をゆく』に2度も登場した「うるしや」のそば。茶そばになっています。コースの蕎麦は、量8分目。追加料金で、通常サイズにもできる。
他店での「越前そば」は、そばのうえに大根おろしが乗っていますが、うるしやは、ツユの中に、辛味大根おろしの絞り汁を入れてあります。
大根おろしを茶巾?で、ギューッと絞ってあるんでしょうね、泡が立っています。
いよいよ実食!
箸でそばを、ぐあしとすくい上げ、つゆにつけ
ずるずると、すする
と
ゲホゲホ!
ツーン!
ワサビはのってないのに、せき込むほど鼻に突き抜ける辛味!
同時に、蕎麦の余韻が追いかける。
うまし!
抹茶の香りは、ほぼしない。
つるつるつるつる、細麺でのど越し抜群、
勢いよくすすりたくなるが、辛味に注意。
これは確かに、癖になる味です。
はい、本日は国府武生よりお送りしました。
えちぜんのそば、いかかでしたでしょうか?
ななななーななななー
こくふーたけふー
よもぎふ
えっ? ジョイマン、調べたよね?
昭和天皇や司馬遼太郎が愛した頃からは、主が交代しています。当時と全く同じではないですが、伝統の重圧を背負って提供している蕎麦に、妥協はありません。
ー 次回予告 ー
福井と言えば? ここどーこだ

鳥居の先にみえるは、東尋坊。
次回は、歩きます!
おったのしみにー!
(つづく…)
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