見出し画像

能登の早朝散歩と美食のススメ ー 「ヴィラ デラ パーチェ」と「月とピエロ」と「槐」編 ー

一年に一度の逢瀬

「迎えに来たよ また逢えたね」と男がつぶやく

「逢いたかった」と女性が声にならない息を吐く

暗闇の中、海上に浮かんだ二隻の船は、かがり火を中心に回り始める。そして・・


◇◇

はーい、みなさーん!
なぐなぐツーリストのお時間ですよ。
本日は、こんな幻想的なお祭りが、一年に一度行なわれる能登七尾市は、塩津地区に来ています。

祭りを想像しながら、食事ができるレストラン
Villa della pace(ヴィラ デラ パーチェ)

オーベルジュ(お泊りができるレストラン)だ。

▼ 朝散歩


寝室の窓から外を覗くと、空が漆黒から紫に変わるころであった。お泊りができるレストラン。その美味しい朝食前に、

朝散歩するしかないでしょー
お腹すかせましょー


着替えて、浜辺にでると、朝日が昇る10分前。

そして・・

キターーーーーー!



昨日も夕食前に散歩したが、もう少しじっくり回りたくて、神社に再訪します。

▼ 唐嶋社

女神が祀られている唐嶋からしま社。名前の通り、もとは島だった場所。今は陸続きになっている。

島の反対岸には、男神が祀られている「日面ひめん社」がある。旧暦七月二十三日、夏の夜に両神が海上で一時の逢瀬を楽しまれる。

両神(神輿)を載せた船が、両岸から出発、海上を進む。その船からは、蓮の葉の燈明が次々に海に流される。クライマックスは、中央のかがり火の周りを両神が廻りながら、岸からも花火が打ち上げられる。

これが、「塩津のおすずみ祭り(塩津かがり火恋祭り)」だ。


幻想的なお祭りを思い浮かべながら歩いていると、ほどなく唐嶋社に到着する。早朝の参拝は、一日の始まりにふさわしい。

なぜだか、ラジオ体操のオープニングを口ずさんでいた。

あーたーらしい、朝が来た♬
きぼーぉの あさーだ。

日々無事に過ごせることに感謝


▼ 唐嶋自然環境保全地域

かつでは、島だった場所。そして、神域。
その結果、手つかずの自然が残る。伐採も植林もされず、原生林が残る。暖地海岸性の常緑広葉樹林と呼ばれる、貴重な自然が残る場所なのだ。

島を一周巡る遊歩道が整備されている。

朝から探検。


熊さんに出会いませんように・・



▼ 朝食のお時間ですよ

30分程の散策を終え、

レストラン棟へ向かう

昨夜は何も見えなかった海景がばっちり

おまたー


能登の恵みが満載の朝食
昨夜紹介した、能登野菜である沢野ごぼうの七日炊きもありますね。

正しい能登の朝食


我々一組のために用意された色んなもの、
海辺に咲いていた雑草までもが、作品になる。

婦人画報みたいw


ゆったりとした時間が流れる朝食
シェフの奥様が話し相手になってくださった。

「〇〇へは、行かれたことありますか?
 あそこも、放置プレーの素敵な宿ですよ。笑」

こうした会話から、次のネタを仕入れることが多い。芋づる方式と呼んでいる。へへへ、次に訪れたい場所ができた。
それまで、〇〇は、な い しょ!


えーっ!

しょうがない、おススメのお店
ふたつお教えしましょう。

▼ 月とピエロ

まずは一軒目。能登で一番個性的クセツヨなパン屋さん。実は、昨夜のコース料理にも登場していた。

カーナビを信じて、狭い路地を上がる。
「到着しました」と合図。

ここ?
なるほど、入り口に小さな看板があるのみ。わかるかっ!って感じ。


おしゃれな住宅なのか、お店なのか迷う外観


じゃーん!
大好きな、ハード系パンがたくさん。ついつい、買いすぎちゃいました。

ホップ酵母、サワー種など、酵母も自家製にこだわる。デカいパンは、種類によって4分の1や半分単位で、購入可能。

月とピエロのパンは、分かりやすい美味しさではない、じっくり噛んで味わうパン。じんわりしみじみ美味しい。飽きない味わい、毎日食べたくなるパンでした。


えんじゅ


クセツヨを感じるw


案内されると、中庭に面したお座敷席だった。引き戸が開いていた。10月の能登は心地よい風を運んでくる。

・能登野菜の天ぷら
・季節のそば
・三色盛り

をオーダー


中庭には池があった。優雅に泳ぐ鯉を眺めながら、のんびりと待つ。

じゃーん!

最近、ひよった野菜が多くないですか? ここのは違う。どの野菜も力強い、本来の野性味を感じる野菜たちであった。


じゃじゃーん!

季節のそばは、更科にごぼうを練りこんだ一品。ごぼうと聞いてピンときたアナタ。正解! そう、沢野ごぼうです。
そばを勢いよくすすると、ごぼうの香りが鼻腔をくすぐる。はじめてのあじわい。


じゃじゃじゃーん!

更科、挽きぐるみ、田舎

更科は白神山地産、あっさり歯切れがよく、つるつるするするっ。ほかの2品は、永平寺産蕎麦。挽きぐるみは、甘みも感じるバランス良き品。田舎は、ごわごわ食感で歯ごたえ抜群。噛むほどに甘味がじんわりひろがる。


◇◇

夏と秋、2度にわたって訪れた美食半島能登の旅。

行ってみたい処ありましたかー

たらふく呑んで喰って、一方的な応援の旅。
能登、おススメですぞ。


※ 参考文献:地産地消文化マガジン 能登
  VOL.25(2016秋号)「半島は発酵する!」


(おしまい)


Eijyoさんに賛同します。


いいなと思ったら応援しよう!

なぐなぐ (nag-nag) ♡スキは、誰でも押せます。 読んだらハートマークをポチリ!♥️お願いします! チップは、旅先でのアテにアテます!