そうだ福井に行こう、平泉寺白山神社を歩く ー 福井旅 奥越編 ー
本日は、なぐなぐツーリストのツアー(なぐツー)に参加いただき、ありがとうございます。本日は、越前地方の内陸部、奥越地方へ向かいます。
越前の奥にあるので、奥越。
前なのか、奥なのかはっきりしろ! 的な、地名です(笑)
福井で有名な神社仏閣といえば、ゆく年くる年で有名な「永平寺」ですが、アウトローなストライクゾーンを狙うなぐツーは、平泉寺白山神社を紹介します。「平泉寺白山神社」ココも寺なのか神社なのか、はっきりしろ!ですよね。
実は、この名には、歴史が絡みます。栄枯盛衰、諸行無常、素敵な景観とちょっぴり歴史も紹介します。

▼ アクセス
駐車場は、(平泉寺駐車場、白山平泉寺 第1駐車場、 第2駐車場)どれかを利用しよう。無料だが、協力金として300円を募る箱がある。環境維持に協力すべし、お金を入れて気持ち良く参拝しよう。
実は、この駐車場、参拝道の途中にある。後述するが、余裕があればぜひ参拝道を上にも下にも歩いてみよう。いろんな発見があるよ。
また、昼食する場所に困ったら
駐車場近くの「そば処まつや」がおススメ
地元で採れたそばの実だけを、その日使う分だけ石うすで自家製粉し、
白山からのわき水で「手打ちしたそば」
観光地の駐車場横にあるので
正直まったく期待していなかった。
が、
じゃーん!

福井の誇る名物料理の双璧、ソースカツ丼と越前そばのセット。
フルーティで甘めなソース、そうそうコレです。福井に来たら、ソースカツ丼も食べなきゃ。もちろん、越前そばも文句なくうまい。なのに、そばをフレームアウト気味にしている理由は、
お腹が空きすぎて、ずるずるっと一箸すすってしまったんです(汗)
期待を裏切る美味さって、なんだか得した気分。
お腹を満たしたところで、石段を登り始めます。

▼ 白山信仰
白山と言えば、石川県と岐阜県に跨る山のイメージがありました。ところが、福井県にも少しカスっているんです。(こら!)
カスっているどころか、ここが霊峰白山への登山口として開拓された場所なんです。
開拓後、修行地として徐々に人気が高まる中、なんと大御所の延暦寺が「支援しちゃうぞ」と乗り出したものだから、人気に拍車がかかる。そして、白山信仰と徐々に神仏習合していく。
その後、室町時代後期に絶頂期を迎えます。砦や堀、石垣に囲まれた要害となります。南の谷、北の谷にそれぞれ僧坊を構え、総勢8000人が生活する宗教都市になるんです。
神仏習合
「かみさまほとけさま!願いを叶えてください。」とお祈りしませんか? そうなんです、我々は古来からの神道と、外来の仏教をゴチャマゼにしちゃってるんです。
▼ 参拝
拝殿で参拝

拝殿周辺には、苔が広がる

▼ 諸行無常
形あるものはいつか壊れる。奢れるもの久しからず。
僧侶どうしの内輪もめの権力争い、戦国時代の荒波にのまれ衰退してゆく。室町時代に栄華を誇った宗教都市はいつしか忘れ去られ、土に還っていった。
細々と生きながらえ、江戸時代に天領になるなど、衰退に歯止めがかかるかと思ったが、ダメ押しは明治維新だ。
神仏分離令により、寺号を捨て、神社として運営されることになったのだ。
神仏分離とは?
仏様と神様をまとめて祀っちゃぁダメ!
という、明治政府による施策
▼ 納経所
仏教の教えに、「法華経を六十六部写経して、全国六十六か所にある納経所に収めると、功徳が得られる」というものがあります。ココもそのひとつで、それくらい著名な寺院でもあった。
ところが・・・
神仏分離の結果

納経所の周りには、これでもか
と、頭を折られた毀損仏が、野積みになっていた。
参道にも破片が散らばっていた。気づかない参拝者が踏みしだき、土に還っていく。
◇◇
▼ 旧参道
駐車場に戻ってきたら、ぜひ旧参道を下って欲しい。
一番下の、「下馬の大橋」まで、往復30分ほど。

新旧、石畳とアスファルト道が並走する。
石畳を囲む林の裏には、参道ではなく山道も並走する。へ〜そうなんだ。並走だけに・・

山道には、
お地蔵さんが祀られていた。

廃仏毀釈の嵐が過ぎ去り、その後、設置されたもののようだ。
なぜだか、ほっとする。
◇◇
実は、もう一か所おススメの場所がある。
なぐなぐツーリストは、一か所を徹底的に巡ります。平泉寺白山神社では、たっぷり3時間かけましょう。
▼ 南谷
平成に入ってから、発掘作業が始まっている。
かつての宗教都市、隆盛を極め滅びた僧坊跡。
住居跡の石垣

中世の石畳が残る

▼ 大杉
その先には、
一向一揆で、平泉寺が焼失した際にも残った大杉が、ひっそりと佇む。人類の愚かな争いごとを、じっと見つめてきた大杉。

圧倒的な存在感
心の中を見透かされているようだ。

苦悩を浮かべているかのような、幹
祠で、安寧を祈る。

この辺りは、誰もいない。
大杉を眺めていると、心がぐわりと動く。
みなさーん、ここは来た方がいいですよー
ただ、紹介しておいてなんだが、
大杉の周りに、人がおおすぎるのは勘弁だな。
えっ? 寒いおやじギャグも勘弁?
はーい、神社なのにお寺の名前がつく、不思議な場所。平泉寺白山神社を巡る旅は、ここまで
それでは、次回もおったのしみにー!
ー 次回予告 ー
越前の国府でお泊り。
歴史が刻まれたお店。

あっ、今は五月です・・明日は端午の節句
(遅筆すいません・・)
(つづく…)
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