ついに茨城、東国三社巡りと要石 ー 旅の栞 茨城旅 はじまり編 ー
なぐなぐツーリストのツアー(なぐツー)に参加いただき、ありがとうございます。新年にふさわしく、新たな旅のシリーズが始まります。秋の茨城県を巡る旅に、ご案内しまーす。(秋なのかーい)
まずは、ど定番の東国三社(鹿島神宮・息栖神社・香取神宮)を巡ります。
▼ 東の国ってどこよ
東国(あづまのくに)の「ツマ」とは「端」の意がある。と、「街道をゆく」で読んだ記憶がある。
あっちの方の端が、アヅマ。そっちの方の端が、サツマ。かどうかは、知らない。(知らないのかーい)
でも、東も薩摩も端っこの意なのは、間違いない。そして、東国は字のごとく、東方の端にある場所を指すのだ。
どこから見て端っこかというと、大和朝廷ですね。日本書紀が書かれた、7~8世紀。日本の中心は、奈良あたりにあった。そして、朝廷支配の及ぶ東の端が、現在の茨城県のあたりだったのだ。
前置きが長くなりましたが、そんな東国にある3つの社を巡ります。
▼ 鹿島神宮
まずは、東国三社の親分、鹿島神宮を巡ります。

正殿での参拝を終え、奥宮に向かう道に入ると空気が変わる。少し張りつめた冷たい空気、心の滓が剥がれていくような爽やかな風も感じる。
日本書紀によると、武甕槌神という神様が、ボスの命を受けて、天界から地上へ派遣される。そして、出雲を治めている神に「この国、譲ってね」と交渉するのだ。
無事、交渉成功!(譲るんかーい)
国を譲ってもらったあと、タケミカヅチは東の端である東国の鹿島神宮に鎮座する。あれ?左遷?
要石
若いころであれば、素通りしていただろう、要石。
ビジュアルは、質素だが、この謂れが面白い。

この石は、深く地中に埋まっている。そして、その地中の先にはナマズがいる。そう、地震が起きないように、押さえているとされるのだ。
大和朝廷から見ると、地震というより政情が安定していなかったんだろうね。血気盛んな若手の神(タケミカヅチ)は、左遷ではなく、辺境平定という新たな重要任務を任されたのだ。
奥宮の手前、御手洗池に到着。

この3人家族、ずーーーーっと、スマホを眺めていて、この場を離れてくれない・・・ すぐ横にある休憩所のベンチに座って、やりましょうよ。私のキッと睨んだ眼力は通じず。。
つづいて、
▼ 香取神宮
地理的には、鹿島神宮の次には、息栖神社に向かった方が良く、実際にはその順に巡ったのだが、話の都合上こちらを先に紹介します。
早速ですが
要石
こちらは、凸型

先ほどの鹿島神宮の要石とともに、ナマズを押さえている。また、両宮の要石は、地下で繋がっているらしい。どんだけー
こちらに、祀られているのは、経津主神。先ほどの鹿島神宮の神(タケミカヅチ)の相棒として、一緒に出雲の国譲りに向かい平定。その後、同じく東国に赴任している。若手ホープのナンバー2的存在。
奥宮

3社の中で、香取神宮だけが利根川の反対岸(千葉県側)にある。そして、一番フランクな雰囲気が残る社でもあった。
それでも奥宮に入ると、雰囲気は一変。厳かな空気に包まれるのであった。
そういえば、近くに香取神社もあるので、カーナビで検索する際、間違えないように・・(間違えそうになったのだ。)
▼ 息栖神社
ここだけが、神宮ではなく神社。
久那戸神(岐神)が祀られている。道を守る神。先の2神が前線で活躍する神なら、こちらは殿を守る。結界担当。
渋いねー
道を守る神なので
旅人としては、ここは重要な場所だ、旅の安全を祈る。
忍潮井

この辺りは、むかし海だった。なのに、鳥居のある池(忍潮井)は、古来より真水が湧いている。地形の不思議。
古来の人々にとっても、守るべき重要な拠点だったのだろう。だから、結界担当の神が祀られているのだ。
◇◇
地政学的にいうと関東平野は、だだっぴろすぎて支配が難しかった地域。戦国時代になっても小田原から睨みを利かせるだけで、支配者は現れていない。ただ、前線としては重要な拠点。
そんな場所に、トライアングル型に社を配置することで、利根川水系の出口を押さえたのだ。
駆け足でしたが、東国三社どうでしたか?
魅力度ランキングで、底辺をうろついている茨城ですが、深堀りすると「実に面白い!」(ガリレオの福山雅治風で)
という事で、まずは茨城の旅は、東国三社巡りでした。
ーおまけ(お土産情報)ー
鹿島神宮の御手洗池横の売店で入手できるのが、この「鹿嶋神の道」という米菓。

Q:これ美味しいですか?(そんな質問する?笑)
A:うーん、すこーし甘さのあるアラレですが、ポリポリ食べていると止まらなくなって、気づいたら袋が空いちゃってるんですよねー
この答えで、即決。
「美味しいですよ」と大人の回答だったら購入しなかった。売店おねえさまの本音トークにやられました。本当に、やめられないとまらない味です。
はーい、次回以降も、茨城を深掘りしていきますよー
それではまた、おったのしみにー!
(つづく…)
*参考文献:『街道をゆく1巻』(司馬遼太郎)、『日本書紀 全現代語訳+解説 1巻』(寺田恵子)
日本書紀を読むなら、コチラ。
おもろいよ。
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