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【映画日記】「461個のおべんとう」力の抜き方って‥。

HPのコメントで
面白い映画や本を教えてもらう事がよくあります。

そういうのって、大事にしたいなと思っていて
できる限り、見たり読んだりするようにしています。

この映画もそう
おすすめしてもらったので、見てみました。

「461個のおべんとう」

離婚して息子と二人暮らしになったお父さんが
高校生の息子のために3年間お弁当を作る話です。

高校生になった時
お昼ご飯は、お弁当かコンビニかどっちがいい?って
お父さんが息子に聞いて
お父さんのお弁当がいいと言う。

息子にしてみたら、どっちでもよかったんだと思うんだけれど
お父さんが喜ぶだろうと思ってそういったの。

予想通り
お父さんは大喜び!!
3年間毎日お弁当を作るから
お前も毎日学校へ行くように
これで男の約束が成立!!

次の日から
おとうさんは大張り切りで、めちゃめちゃ頑張ってお弁当を作るんです。

お弁当箱をいろいろ買い込んじゃったりして
おかずも、めちゃめちゃたくさんの種類を作って

息子の方は、
どうせ、そのうち飽きるだろう
嫌になったら、きっと止めるだろうって思いつつ
ちょっと冷めた目で、お弁当を見ていたり

でも、実際
お弁当は、すごく美味しそうで
実際、すごく美味しくて、

そのお弁当のおかげで
仲の良い友達もできる、いいことづくめ。

高校3年間の話なので
いろんな小さな出来事がいろいろあり

離婚して離れて暮らしているお母さんの事とか
お父さんの新しい恋人の話とか
息子の淡い恋の話とか
いろんな小さなストーリーは出てくるんだけれど
いろんなことがあっても、
お父さんはお弁当を作り続ける。

その、美味しそうなお弁当の一つ一つを
わ~美味しそう~♪って思いながら見る
それが、この映画の楽しみ方の一つだと思う。

でも見終わった後、
力を抜くって、どういうことだろう・・。
そんな問いが、心に残りました。

お父さんはミュージシャンで
ライブをしたり、アルバムを作ったりしているんです。
ある日、アルバム制作をしているスタジオで
スタッフの女性(のちに恋人になる)と、こんな会話をします。

****************

「今回のアルバム、最高傑作だと思います!!」
「俺たち、気合入ってる?」
「逆です、力の抜き方を知っている感じ」

****************

ここのセリフ、良いなあ~~って思った。
力の抜き方を知っている‥。
そうそう、それなのよ…。

頑張って、がんばって、めちゃめちゃ頑張って
良いものができるかっていうと
そうではなくて

頑張って頑張って頑張って
最後は、ふーっと上手に力を抜かないと
壁を突き破れないというか
その感じ、すごくわかる。

私は、どうしても力が入りすぎて
前のめりになってしまうタイプなので
力の抜き方を知っている人が
すごくうらやましい

でもね、そんな私も
料理の事なら、力の抜き方が分かる

力を抜くために必要な事って
がんばりすぎない様に気を付けることじゃなくて
面白がったり、楽しんだりすることなんじゃないかなって思う。

めちゃめちゃおいしい料理を作ってやる!!って必死になったり
頑張って頑張って手をかけてみるとかすれば
美味しいものができるかもしれないけれど
何か大切なものが抜けていて

適当に思い付きでチャチャって作ったものの方が
なぜか、すごく美味しいってこと、あるのよ。

昔、仕事で地方の農家さんのおうちを回って、
農業を見学させてもらっていたことがあるんだけれど
そういう所のお母さんが、チャチャっと作ってくれるご飯は
本当に美味しかった

なぜあんなに美味しかったのか
今なら、分かる。
農家のお母さんは
料理を作って誰かに食べさせてあげることが
楽しくて仕方ないって感じだった

お弁当作りに話を戻すと
お弁当作りって、正直めちゃ大変で
しんどくて作りたくない時もあるし
朝起きられてなくて、お弁当なんて作らずにもっと寝ていたいって
思うことだって、絶対ある。
(私も、娘にずーっと作っていたから、分かる)

でも、
このお父さんは、そんな時も
卵焼きを工夫したり、彩を考えたり
おかずの味付けを工夫したりすることの中に
楽しさを発見しているのよ。
面白がってるの。

頑張ろうとする時って
自分の中ですごいものを作ろうって
結果に向かって、必死になるんだけれど

力を抜いている時って
結果じゃなくて
料理している事
そのものを楽しんでいて
ああでもない、こーでもないって
試行錯誤していたりする

つまり、やっていることそのものを楽しんでいるのよ。

でも、
今を楽しみ
今を全力で生きって素晴らしいけれど
自分が面白がることがすべてになって
もしかしたら、自分の周りの人や
自分の、一番大切な人の気持ちを見落としてしまう事もあるのかも

力を抜いて、楽しく生きている人はステキだけれど
そばにいる人は
時に淋しさを感じてしまう事ってある、そんなことも思いました。

実際、
お父さんは、本当に楽しそうなんだけれど
お母さんも、恋人の女性も、息子も
どこか、ちょっと寂しそうで
その気持ちも、すごくわかる‥。

力を抜くって
本当は、自分一人じゃできなくて
力を抜いた分を、誰かがちゃんと補っていたり
力を抜いたところを、黙って受け入れてくれていたり
そういう人がいるから
力を抜いても大丈夫なんだともいえる。

その事に気づけるようになりたいな。

お弁当も
楽しみながら作り続けたお父さん
それを、食べ続けた息子
息子と一緒に、そのお弁当を楽しみにして食べてくれた友達

上手に力を抜くと
見えないところに力が分散して、人と人がつながっていく

力の抜き方を知っている人って言うのは
一人で頑張るんじゃなくて
力を分散して、少しずつみんなに分担してもらっててもらって
きちんと感謝できる人でもある、そんな気がする

それはそうと、
この映画の中には、たくさんの卵焼きが出てきます

昆布の佃煮が入った卵焼きとか
じゃこの佃煮が入ったのとか

中でも、紅ショウガの入った卵焼きは
関西人の私にとっては、おなじみの味なので
なんかちょっと嬉しかったです。

紅ショウガ入りの卵焼き
我が家でも定番なんです。

そして、卵焼きは
お弁当には必須ですね。

娘のお弁当を作っていた時も
ほぼ、毎日卵焼きは入れていました

そんなことも、懐かしく思い出したりする映画でした

美味しそうなお弁当を見るだけでも価値ありの映画でした。

********************

関西の味!!作ってみてね♪

紅ショウガの卵焼き ←クリック



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