【キャリアの分岐点】新聞社の採用試験に全滅した私が、教員採用試験に本気になるまで
📰どうにかなると思い込んでいた
新聞記者を目指した学生時代。受けたすべての新聞社に落ちるまでを、2回にわたってお届けしました。
新聞社の合宿に参加し、書いた記事を褒められて、天狗になっていた私。全国紙は腕試しだと思って、なめて東京観光をしました。本命の地方新聞の試験では、最終面接に進み、心の中ではきっと受かると思っていたんです。
結果は、不採用でした。
その状況から、どうしたのか、お話します。
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それでは、本編に戻ります。
📰残された唯一の道は教職だった
時は超就職氷河期。受けた新聞社は全滅。新聞社どころか、旅行会社もテレビ局もダメ。すでに、多くの会社では採用試験が終わっている時期でした。
唯一、1次試験に合格していたのは、教員採用試験のみ。秋に2次面接が実施される予定でした。
もう後がない。これを逃したら、就職浪人するしかない。そう思いました。
そもそも、なぜ、新聞記者を目指していた私が、教員採用試験を受けていたのか。それは、英語学習に本腰を入れたいと思って入学した大学のカリキュラムに理由がありました。
🏫大学では商学部で英語学習に本腰
なぜ商学部に進学したのかは、また別の機会にお話しするとして、進学を決めた決め手は、英語学習に力を入れている大学だったからでした。
基本的には商学関係の科目を取りながら、英語関係の科目を履修することができ、3年次からは語学のゼミに進むことができるカリキュラムでした。
50単位ほど追加で英語関係の科目を修得するには、教員養成課程に所属することになり、卒業時に、中高の英語教員免許と、高校商業教員免許を取得することができたのです。
3年次には第二言語習得を専門に学ぶゼミに所属し、卒業論文は英語の4技能習得に関する内容で執筆しました。
大学在籍時には、英語学習に力を入れることが主な目的で、教員免許は、取れるなら取っておこうというオマケのような気持ちでした。
教員採用試験に関しても、就職できなかった時に最後の手段にできるかも、という気持ちで受験していたのでした。
まさか、本当に教員採用試験に望みをかけることになるとは思ってもいなかったのですが。
🏫本気で教員を目指そうと決めた
大学選びの話になると話が長くなるのですが、端的に言うと、長子だったため、下に控える兄弟のために、私の教育費を節約したいという親の願いを優先しました。
学費と生活費を抑えるため、国公立大学で、実家から通える大学を選びました。
同様に就職時も、大学と高校に兄弟が在学中でしたので、就職浪人して実家の世話になるという選択肢はありませんでした。
新聞社の試験は、準備が足りなかったと、ようやく自覚した私は、教員採用試験に向け、全力で準備をする決意を固めました。
🏫英語部でのディスカッション経験が、集団討論に生きた
面接試験は2種類。集団討論と、個人面接がありました。
集団討論は、教育に関するテーマについて、4,5人で討論。司会を決め、テーマについて意見を出し合い、グループとしての結論をまとめる形式でした。
実は、集団討論には自信がありました。なぜなら、4年間所属した英語部では、ディスカッションとディベートの力を鍛えてきたからです。
両方とも、社会問題について事前に調査し、意見を述べる練習を繰り返し、大会に毎年出場しました。
ディスカッションが、集団討論に一番近い形式で、5,6人のグループで社会問題について司会を決めて話し合い、グループとしての結論をまとめるというものでした。
1年生の時は、かむしゃらに、自分の意見を述べるタイミングを狙っていましたが、2年、3年と何度も参加しているうちに、大事なのは、「人の意見を聞くこと」だとわかりました。
人の意見をしっかりと聞いて、自分なりに解釈して要点を相手に伝えることで、グループとしての結論に向かいやすくなることに気づいたんです。
「あなたは〇〇と言いました。わたしはあなたの意見に賛成(反対)です。あなたの意見の△△の部分がとくに良い(問題がある)と思いました。わたしは、◆◆だと思います」
相手の意見に対して、反対する場合は、必ず代案を出すことも、ディスカッションで覚えました。この習慣は、その後の仕事人生に大いに役立っていると思います。
集団討論では、司会を引き受けると印象が良い、などという噂を聞きましたが、本番では、グループのメンバーと雰囲気で、司会に手を上げるかどうか判断しようと思いました。
グループの「雰囲気を読む」ことも、ディスカッションで何度も経験してきました。みんながグイグイ話そうとする場合は、一歩引いて、意見を聞いてまとめる役になり、結論に向かって道筋を作る役になりました。
控えめな人が多い場合は、司会を引き受けて、1人ひとりの意見を引き出すことに専念しました。メンバーの性格によって、自分の立ち回る役を変えていくことが大事だと学んでいました。
集団討論の流れをつかんでいたので、教育関係で討論のテーマになりそうな課題を洗い出し、自分なりの意見を言えるようにまとめる作業に専念できました。
🏫就職試験に全滅した経験が個人面接に生きた
個人面接の準備をするにあたって、全滅した就職試験の振り返りを徹底的に行いました。
全滅した理由は、
①準備しなくても合格すると思い、準備を怠った
②志望動機を理路整然と述べられなかった
③主義主張に一貫性がなかった
④どんな人間になりたいのか伝えられなかった
⑤業界についての探究心が不足していた
⑥なりふりかまわずに、受かってやるという気持ちが不足していた
このような反省点を上げて、相手に伝わる内容と話し方を、ノートに書き出し、暗記するのではなく生きた言葉で伝わるよう、何度も何度もひとり言で練習しました。
気持ちが伝わる表情、口調とはどんなものか、鏡を見ながら研究しました。英語部ではドラマ(演劇)の大会にも出場したことがあり、その経験も役立ったと思います。
何より、大切なのは、教育業界について調べ、自分なりの信念を持って教育について語ることだと思いました。
大学の教員養成コースで、とくに、道徳教育の科目で学んだことを、洗い出し、自分なりの意見をまとめる練習をしました。
とくに、その時代は、体罰についての考え方が大きく変わった転換期でした。体罰については、「どんな状況であっても許されることではない」ということと、「罰を与えるのではなく、対話で教育したい」という信念を伝えたいと思い、何度も思いを伝える練習をしました。
そうして、あっという間に準備期間が過ぎ、面接試験の日がやってきたのです。
次回は、面接試験を受け、教員に採用された私が、知らない土地に赴任するまでをお話します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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