オヤジの思ひ出話~第77話「アパート最後の日」
以前、オヤジの思ひ出話の第19話「引っ越し」というコラムでも書きましたが、アパートから実家への引っ越しを行ったのが2015年5月17日。本日、その日から10年目を迎えました。
10年前、引っ越しに合わせて連休を取っていたのですが、一番の心配は天気。とくに日曜日は家財道具を運んだり、大掃除をしたりするので、雨が降らなければいいなと思っていました。
幸いなことに二日間ともに晴天に恵まれ、自分の運の強さを実感しました。二日間のようすなど引っ越し全般の話は、以前のコラムに書いていますので、よかったらご覧ください
改めて、10年前を振り返ってみます。
引っ越し当日を最終目標に、2カ月ほど前から自家用軽自動車で運べる荷物を少しずつ運び、不要となる家財道具は思い切って断捨離し、廃棄業者へ持ち込んでいました。
最初のうちは、部屋が荷物で雑然としていたのですが、片付くにつれてだんだんと閑散としてきました。1週間くらい前になると、大きな家財道具以外はほとんど運び込みを終えていたのです。
引っ越しの前日は実家に泊まった・・・(というか、実質的にこの日から実家暮らしが始まったわけですが)・・・ので、アパート暮らし最後の夜となったのは2015年5月15日でした。
その日、仕事から帰ってきたのが夕方。台所用具も運んでしまって料理ができないので、夕食を兼ねて居酒屋で軽く一杯飲み、酒とつまみを買ってアパートに戻って飲み直しました。
閑散とした部屋を見ながら、20年以上住み続けた「我が家」への思いにふけった夜。その間のいろいろな思い出が頭をよぎり、さすがに寂しさをしみじみと感じたものでした。
実家を出てアパート暮らしを決意した30過ぎだったあの頃。今の自分の姿は想像だにしませんでした。当時思い浮かべていた理想の将来像とは違った人生を歩むことになるとは・・・
それでも、平穏無事にアパートを引き払うことができたので、ホッと安堵しているのも事実。理想の将来像が、本当に理想だったのかどうか、それは今でも分かりませんし、答えがでるものでもありません。
そんなに量を飲んでいたわけではないのですが、なぜかアパート最後の夜の酒には酔ってしまいました。自分にも感謝、いろいろな人に感謝しつつ、最後の夜の眠りについたのでした。
私が出ていったアパートの一室はしばらくの間、誰も住む人はいなかったようですが、何年か後、新しい居住者がいることがわかりました。どこの誰なのかは知る由もありませんが・・・
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