【映画】トタン板の迷路と傷( スラムドッグミリオネア / Slumdog Millionaire )
インドでは、見下される学歴不要の仕事。
茶汲みの青年が、クイズ番組に出た。
全問正解すれば、賞金2000万ルピー。
茶汲みが、何百年働いても届かない金額。
無学の彼が、次々と正解した夢物語。
組織は、子供の目を酸で焼いた。
目が見えない子は、健常児の5倍稼ぐ。
それだけの理由。
映画は、その傷を撮った。
スラムの貧しさを映して、8冠。
1500万ドルで撮り、3億7000万ドルを稼いだ。
現地は「見せ物だ、犬と呼ぶな」と怒った。
そして、値段をつけた。
ダラビスラムツアーが、タージ・マハルを抜く人気。
案内するのは、そこで育った若者。
撮影禁止、少人数、料金は自分で決めた。
見られる側が主導権を握った。
組織は、子供の目で稼ぐ。
映画は、その傷で稼ぐ。
スラムは、見られることで稼ぐ。
同じ相場の、別の払い方。
───劇中、子供を焼いた男は射殺されたが、
現実の元締めは、死んでいない。
上映後、インドで摩擦が起き、
監督は子供用基金を設立した。
