「ガラクタ」に、1億円の価値が宿る時~ 価値は捉え方次第(プラネテス第1話 考察)~
※ネタバレを含んでいます。
以前の「まさにNHKアニメ 週末泣きたい人は『プラネテス』を見て!」では、ネタバレを避けておすすめしましたが、今回は視聴済みの前提です!
プラネテス第1話「Phase 1 大気の外で」を観て、
価値は捉え方次第
と感じました。
捉え方次第で、ガラクタにも、1億円の価値にもなることを分解して解説します!ぜひ、ご覧ください。
第1話と第2話の対比
第1話と第2話は併せて視聴されることとをおすすめします。
以下のように対比して描かれています。

1話はタナベ視点、2話はハチマキ視点。
1話ではタナベが新人、2話の回想シーンではハチマキが新人。
1話で「停止信号くらいしっとけ」とハチマキがタナベに言うが、
2話は、ハチマキが言われる側。理想と現実のギャップに、1話は失望、2話は乗り越える。
Phase 1 大気の外で
「価値」は見方によって変わる - その人の捉え方次第 -
視聴者の感情の揺さぶり方が上手く、
タナベの中でのプレートの価値を大きく変化させています。
最初:平和が大事、プレートの廃棄はもったいない ⇒ 価値がある
途中:現実を知って ⇒ 価値はない
最後:大気圏で燃えてきれいな流れ星に ⇒ 代えがたい価値がある
タナベに
「比べるまでもありません。戦争と平和のどっちが大事かなんて」
という青臭いセリフを言わせた後に、
「平和の象徴である記念プレートは、ただの連合の宣伝でした。」
と現実を見せる。
「新入社員が理想と現実のギャップにショックを受ける」のは、現実世界でもしばしば見られる現象です。
理想と現実のギャップを既に消化しているフィーとユーリは黙っていたり、たしなめたりしていますが、まだ消化しきれていないハチマキは大きく反応し、場面を盛り上げています。
ハチマキ:宇宙飛行士だって、サラリーマンなんだ
タナベ:もっと志を高く持って
そして、タナベに「プレートには何の価値もない」と思わせた後、急反転させます。プレートを大気圏に落とし、いまも紛争で苦しんでいる子供たちの上空で、大気圏突入によるきれいな流れ星に変貌させるのです。
作った人の思惑はどうであれ、たとえ一瞬でもマナンガの子供たちが幸せになれるのなら、あんなデブリでも価値があったと思わない?(フィー)
この話では、最初は情熱を持って入社したものの、理想と現実のギャップで葛藤している人に対するアンサーとして、表現されていると感じました。
「スペースデブリ(宇宙のごみ)」が、その人の行動や捉え方次第では、「1億円の価値」にもなり得る、そんな捉え方をしてみました。
あとがき
プラネテスは評価されているものの、認知度がやや低い気がしています。
いいアニメなのでもっと認知されて欲しいなと思っており、記事を読んで「見てみたい」と思っていただけたら、万々歳です。
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