MTP導入ガイド8|MT4 DashboardとGASを設定する。MTPの見える化URLを準備する。
MTP導入ガイド⑧|MT4 DashboardとGASを設定する。MTPの見える化URLを準備する。
こんにちは、つもです。
この記事は、MTP導入ガイドの8本目です。
前回は、MTP配布フォルダから必要なファイルをダウンロードしました。
ダウンロードしたファイルは、次の3つです。
GAS.txt
MirrorTrailPro_Master_v2.00.ex4
MirrorTrailPro_Slave_V2.00.ex4
今回は、この中の GAS.txt を使います。
MTPでは、口座情報や損益情報をGoogleスプレッドシートに送信し、MT4 Dashboardで見える化します。
そのためには、Googleスプレッドシート側でGASを設定し、MTPから送信できるURLを準備する必要があります。
MTP本体を設置する前に、Dashboardへ送信するためのGAS WebアプリURLとスプレッドシートIDを準備しておきます。
今回やること
今回やることは、次の通りです。
MT4 Dashboardを開く。
Apps Scriptを開く。
既存コードをすべて削除する。
GAS.txtの中身をすべて貼り付ける。
GASコードを保存する。
Webアプリとしてデプロイする。
GAS WebアプリURLを取得する。
スプレッドシートIDを確認する。
GAS WebアプリURLとスプレッドシートIDをメモ帳に控える。
ここまでできれば、MTP本体の設置に進めます。
なぜ先にGASを設定するのか
MTPには、Dashboardへ情報を送るための設定があります。
その時に必要になるのが、今回作る GAS WebアプリURL です。
さらに、どのGoogleスプレッドシートへ送信するかを指定するために、スプレッドシートID も使います。
つまり、MTP本体を先に設置しても、この2つがないとDashboard連携の設定で止まります。
順番としては、こうです。
MT4 Dashboardを準備する
↓
GASを設定する
↓
GAS WebアプリURLを取得する
↓
スプレッドシートIDを控える
↓
Dashboardへ送信する担当のMTPに設定する
ここで大事なのは、GAS WebアプリURLとスプレッドシートIDを設定するのは、Dashboardへ送信する担当のMTP だということです。
Masterでもよいです。
Slaveでもよいです。
どちらが正解という話ではありません。
どのMTPからDashboardへ情報を送るかを決め、その送信担当に設定します。
MT4 Dashboardを開く
まず、Googleスプレッドシートの MT4 Dashboard を開きます。
MTP導入ガイド②で準備したスプレッドシートです。
このDashboardは、MTPの状態を見える化するためのものです。
口座情報。
残高。
証拠金維持率。
口座健全率。
ポジション数。
総ロット。
含み損益。
確定損益。
こういった情報を、MTPから受け取って表示します。
Apps Scriptを開く
MT4 Dashboardを開いたら、上部メニューからApps Scriptを開きます。
拡張機能
→ Apps Script
Google Apps Scriptの編集画面が開きます。
ここに、前回ダウンロードした GAS.txt の内容を貼り付けます。
GAS.txtの中身を貼り付ける
VPSのダウンロードフォルダに保存した GAS.txt を開きます。
中身をすべてコピーします。
Apps Scriptの編集画面に戻ります。
最初から入っている既存のコードは、すべて削除します。
そのうえで、GAS.txtの内容を貼り付けます。
ここで大事なのは、途中だけ貼り付けないことです。
GAS.txtの内容を、最初から最後まですべて貼り付けてください。
GAS.txtは、MTPから送られたデータを受け取り、Dashboardのシートへ反映するためのコードです。
このGASでは、シート名として EA損益まとめ を使い、【Master】 と 【Slave】 の区分を作り、残高・証拠金維持率・口座健全率・ポジション数・総ロット・含み損益・確定損益などを扱う構成になっています。
GASコードを保存する
GAS.txtの内容を貼り付けたら、Apps Script上で保存します。
保存できていない状態で次に進むと、デプロイ時に古い内容や空のコードが使われる可能性があります。
貼り付けたら、まず保存。
ここを忘れないようにします。
Webアプリとしてデプロイする
次に、GASをWebアプリとしてデプロイします。
Apps Script画面の右上付近にある、
デプロイ
→ 新しいデプロイ
を選びます。
種類の選択で、
ウェブアプリ
を選びます。
設定は、基本的に次の考え方です。
実行するユーザー:自分
アクセスできるユーザー:全員
MTPはMT4側からGASへデータを送るため、外部からアクセスできるWebアプリURLが必要になります。
ここでアクセス制限を強くしすぎると、MT4側から送信できません。
ただし、Google側の画面表記は変わる場合があります。
選択肢の名称が少し違っていても、考え方は同じです。
MT4から送信できるWebアプリURLを作る。
ここが目的です。
GAS WebアプリURLを取得する
デプロイが完了すると、WebアプリURLが表示されます。
このURLをコピーして、メモ帳に貼り付けておきます。
ここで使うのは、URLの https:// から /exec まで です。
たとえば、次のようなURLです。
https://script.google.com/macros/s/xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx/exec
この場合、コピーする範囲はこの全体です。
最後の /exec まで含める のが重要です。
途中で切れていると、MTPからDashboardへ送信できません。
このURLは、次回以降で Dashboardへ送信する担当のMTP に設定します。
送信担当は、MasterでもSlaveでも構いません。
たとえば、
Masterを送信担当にする場合
→ MasterにGAS WebアプリURLを設定
Slaveを送信担当にする場合
→ SlaveにGAS WebアプリURLを設定
という考え方です。
必ずMasterとSlaveの両方に設定する、という意味ではありません。
どのMTPからDashboardへ情報を送るかを決め、その送信担当のMTPに設定します。
URLを控えずに画面を閉じると、後で探す手間が増えます。
必ずメモ帳にコピーしておきます。
スプレッドシートIDもメモ帳にコピーする
MTPでは、GAS URLだけでなく、送信先となるスプレッドシートIDも使います。
スプレッドシートIDとは、GoogleスプレッドシートのURLの中にある長い文字列です。
たとえば、URLがこのような形だった場合、
https://docs.google.com/spreadsheets/d/xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx/edit#gid=0
スプレッドシートIDとして使うのは、この xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx の部分だけ です。
xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
つまり、コピーするのは、/d/ と /edit の間にある長い文字列だけ をコピーします。
このスプレッドシートIDも、GAS WebアプリURLと一緒にメモ帳へコピーしておきます。
次回以降、Dashboardへ送信する担当のMTPに設定する時に使います。
メモ帳には、次のように控えておくと分かりやすいです。
GAS WebアプリURL:
https://script.google.com/macros/s/xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx/exec
スプレッドシートID:
xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
この2つをセットで控えておくと、次の作業がかなり楽になります。
GAS側は、MTPから送られてくる spreadsheet_id を使って、対象のスプレッドシートを開く構成になっています。つまり、WebアプリURLだけでなく、スプレッドシートIDもMTP側の設定で必要になります。
WebアプリURLは人に公開しない
GASのWebアプリURLは、MTPからDashboardへ情報を送るための入口です。
そのため、むやみに公開しない方がよいです。
記事やSNSに、そのまま貼らない。
第三者に送らない。
共有メモに不用意に置かない。
このくらいの扱いでよいです。
過度に怖がる必要はありません。
ただし、MTPの運用情報を送る入口なので、管理は丁寧にします。
ここではまだMTP本体は設置しない
今回やるのは、GAS WebアプリURLとスプレッドシートIDの準備までです。
まだ、MTP MasterやMTP SlaveをMT4には入れません。
MTP本体の設置は、次回以降で行います。
順番としては、こうです。
⑦ MTPファイルをダウンロードする
⑧ MT4 DashboardとGASを設定する
⑨ MTP MasterをDemo口座用MT4に設置する
⑩ MTP SlaveをReal口座用MT4に設置する
今回の目的は、MTP本体を設置する前に、Dashboard連携に必要なURLとスプレッドシートIDを準備しておくことです。
実際にその情報を入力するのは、Dashboardへ送信する担当のMTPです。
GAS設定後に確認すること
GASの設定が終わったら、次を確認します。
GAS.txtの内容をすべて貼り付けたか。
既存コードをすべて削除したか。
Apps Scriptを保存したか。
Webアプリとしてデプロイしたか。
GAS WebアプリURLを https:// から /exec まで メモ帳にコピーしたか。
MT4 DashboardのスプレッドシートIDを /d/ と /edit の間の文字列だけ メモ帳にコピーしたか。
ここまでできれば、次回のMTP Master設置に進めます。

今回の確認ポイント
今回やることを整理します。
MT4 Dashboardを開く。
Apps Scriptを開く。
既存コードをすべて削除する。
GAS.txtの内容をすべて貼り付ける。
GASコードを保存する。
Webアプリとしてデプロイする。
GAS WebアプリURLを取得する。
GAS WebアプリURLは https:// から /exec まで コピーする。
スプレッドシートIDを確認する。
スプレッドシートIDは /d/ と /edit の間の長い文字列だけ コピーする。
GAS WebアプリURLとスプレッドシートIDをメモ帳にコピーする。
次回以降、Dashboardへ送信する担当のMTPに設定する準備をする。
ここまでできれば、Dashboard連携の入口が準備できます。
最後に
MTP導入ガイド⑧では、MT4 DashboardとGASの設定について整理しました。
MTPでは、EAファイルをMT4に入れるだけではありません。
Master。
Slave。
GAS。
Dashboard。
この4つを組み合わせて使います。
今回作ったGAS WebアプリURLは、MTPからDashboardへ情報を送るための入口です。
さらに、送信先を指定するためにスプレッドシートIDも使います。
この2つをメモ帳に控えておけば、次回以降の設定がスムーズになります。
今日の結論は、シンプルです。
GAS WebアプリURLは https:// から /exec まで。スプレッドシートIDは /d/ と /edit の間だけ。MTP本体を設置する前に、この2つをメモ帳に控えておく。
次回は、Demo口座用MT4にMTP Masterを設置し、コピー信号を出す側を作ります。
※この記事はMTP導入準備の一般的な作業整理を目的としたものです。
※Google Apps Scriptの画面表記やデプロイ手順は、Google側の仕様変更により変わる場合があります。
※GAS WebアプリURLは、MTPからDashboardへ情報を送るためのURLです。むやみに公開しないでください。
※GASコードやMTPファイルは、指定された手順に沿って使用してください。
※FX・自動売買・海外FXには大きなリスクがあります。
※EA利用、口座開設、入金、運用は自己責任で行ってください。
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