【第1回】ADHD傾向×教員仕事術「しまうと消える」私の机|書類の山から解放されるまでの整理術
こんにちは。モヤモヤの途中です。
わたしは某地方の高校で教員をしています。
最近、未診断ですが、ADHD傾向があると気づきました。人に迷惑をかけることや、そっと嫌われたりしたことも。そんな中、様々なADHDの仕事術の情報を知り、非常に助けられていました。
ただ、教員に特化した仕事術はあまり発信されている方が少ないので、私なりに教員特有の仕事に特化した対策を紹介します。全5回の予定です。
以前は、こちらに職場デスクについての悩みを書きました。
はじめに
私は長らく、「ものをしまえない」人でした。
引き出しの中に入れる=この世から消える、みたいな感覚があり、常に目の届く範囲に大事なものは置いておきたいタイプ。
だからいつも机の上は書類の山が、両サイドに積み重ねられ、逆に引き出しの中はほとんど使わないものが入っている状態でした。
そんな私がたどりついた「引き出しの使い方」をご紹介します。
しまう=消失
ADHD傾向の人は、目に見えないものはこの世から消える恐怖を持っています。なので、引き出しにしまう=消失、と感じ、不安や恐怖から机の目につくところに置きたがります。

見えると安心の一方でデメリットもある
見えるところに大事なものが全てあり安心なので、作業スペースが狭いこと以外は、実はタワー建築当事者は意外と困っていないパターンもあります。ですが、デメリットももちろんあります。
デスクが整っていないデメリット
・目当てのものを探すのに時間がかかる
・情報の管理面で危険
・同僚が書類を渡すときに不安を感じさせる(この書類タワーに埋もれさせちゃうんだろうな……)
・視界にたくさんのやるべき書類が入るので注意力散漫になる
そのほかにも「仕事ができる人は机がきれい」などのビジネス書の流行りもあり、周りから「仕事ができない人」のレッテルを貼られることもあります。

しまう=丁寧に扱うということ
どんな書類も誰かが一生懸命作ったもの、生徒が一生懸命取り組んだ成果です。
乱雑に積み上げられていると、雑に扱われた気分になります。
整理された状態は、相手を丁寧に扱うということなのです。
整理のコツ①引き出しを信じる
よし、書類の山を片付けよう!と一気に山を崩してはいけません。ADHD傾向の方は衝動的に一気にやってしまいがちなので、落ち着いて行動しましょう。
書類の山をしまうためには引き出しが空である必要があります。
わたしは引き出しを空けるとお菓子やなにかの袋、大量の全然みない本、何かの研修会の書類などでパンパンに詰まっていました。まずはこの引き出しを使用可能な状態にするところから始めましょう。
大きな段ボールを用意して、半年から一年以内に使用していないものを全て箱に入れます。
ここではときめくかどうかのこんまりメソッドは必要ありません。仕事なので、使うか使わないかの二択です。
ほとんど使わないもので詰まっている状態は引き出しを○しているのです。
使わないものを段ボールに入れたら家に持ち帰り、家で選別作業を行いましょう。学校ではあまり人がいないときに行うことをオススメします。仕事中にゴソゴソしてると迷惑をかけてしまいます。
引き出しを生き返らせたここからが本番です。
まずここで、強調しておきたいことは、引き出しはブラックホールではなく、大事な書類を保管してくれる安心できるお家です。
引き出しを怖がらずに信じましょう。皆さんの仕事効率を大幅にアップさせてくれる味方です。
整理のコツ②引き出しに流れを作る
そして、ここから引き出しについて説明していきます。
まずは机に書類が現れたら、とりあえずよくわからないものを入れる専用の引き出しを作ります。私は左上段にしてます。
また、廃棄用のケースがあると便利です。わたしは廃棄用の書類をゴミ箱に持っていくことが面倒くさくて、タワー化させることがあります。下のマグネットでくっつくタイプのケースをデスク脇に貼っており、いっぱいになったら捨てることにしてます。自分は多動だからシュレッダーは得意と仰ってた先生が同僚にいましたが、そういう方は必要ないかもしれません。
1 書類の発生
2 一次保管用引き出しに読まずに入れる
これで、まずは机の上のきれいさがキープできます。コツはよく読まないことです。さらっと読んで緊急じゃない限り、しまってください。
ADHD傾向がある方は特に興味が一旦その書類に向いてしまうと、その書類のことで頭がいっぱいになって、仕事がやりかけになってしまいます。締切だけさらっと読んだら即しまうことを心がけてください。緊急の場合のみ、その書類を優先させてください。
今まではとりあえずで積み上げていたのを引き出しに入れるだけで、他人からよく整理整頓しているように見られます。見える範囲は綺麗に、見えないところで散らかす、と私の尊敬しているお片づけのプロ古堅純子先生はおっしゃっております。
そして、次のステップは
3 空き時間に引き出しを開けて二つに分類する
A 捨てる →廃棄用ケース
B 一次保管 →保管用引き出しに保管
の2分類に分けます。
しっかり引き出しチェックの時間をとりましょう。わたしは2日〜5日くらいの頻度で行っています。
これだけでだいぶ片づきます。
締切やタスクはGoogleカレンダーとスプレッドシートのTODOリストに全て打ち込んでから保管しましょう。忘れる心配がありません。
また、スキャンアプリでスキャンしてデータ化をして捨てられるものは捨ててしまいます。研究会の資料などは嵩張るのにとっておきたい気持ちが強いので全てデータ化してから紙は捨てています。
締切が過ぎたものや行事が終わったものもたまにチェックして、捨てましょう。結局、捨てないと減らないのです。
もちろん、生徒からもらった手紙は捨てられません。家でケースに入れて大事にとってあります。
この関門を突破して、本当に必要なものだけが保管用引き出しに進めます。
整理のコツ③引き出しの分類
私の場合の引き出しの使い方について紹介します。
真ん中上段→ティッシュ、写真
左上→一次保管(未分類)
左中→授業プリント
左下→教材、本
右上→文房具
右中→行事、締切のある書類、本
右下→分掌関係のでかいファイル
足元の棚→本、靴、鞄
ここまでくると、一つの引き出しに役割をもたせ、そこを開ければ入っているという安心感が生まれます。この状態が作られていれば、少し忙しくてタワーが出現しかかってもすぐに整理することができます。
引き出しについて
引き出しには100均で買った書類ケースや小物ケースを入れて入れやすくしてます。
ここで大切なのが、書類ケースを買うのは整理をして、しまう場所決めをして、運用できることを確信してから購入してください。
ケースありきで片付けをすると、ケースの形と入れたいものが合わなくて、うまくいかなくてタワー化してしまう原因になります。
むしろケースは最小限の仕切りになればいいくらいのものです。ざっくり収納を目指してください。間違ってもたくさんの仕切りケースとインデックスなどで分類して細かく分けようとしないでください。
しまう瞬間にどこにいれるのか考える。このストレスを感じて、脳が面倒臭いと感じた瞬間負けです。
引き出しを開ける→しまう
と言った、ワンアクションで動作が終わるように意識してください。
引き出しを開ける→インデックスを探して入れる場所を探す→書類を書き分ける→しまう
これだと、しまうまでに3アクションあるので完全に負けです。
ADHDの脳はワンアクション以外は受け付けられないのです。
机の上にあるもの
いま私の机の上にあるものは、
モニター、ノートパソコン、外付けキーボード、マウス、ペン立て、メモ帳、ティッシュ
です。
モニター台の上にノートパソコンを置くと下にキーボードが置けるので作業スペースが広くなるのでおすすめです。
パソコン作業をするときはモニターとノートパソコンの二窓で作業をして、
ノート点検や丸つけなどの作業をするときはモニターもノートパソコンもオフにして視覚刺激を減らして広く机を使ってやっています。
教員はパソコン作業だけでなく、採点や添削などのアナログな仕事が多いため、作業机は広い方が断然良いです。
また、ADHD傾向やHSP気質の方は刺激をできるだけ減らせるように環境を整えると目の前の作業に集中でき、ストレス軽減につながります。
おわりに
とても長くなってしまいましたが、ここまで読んで下さってありがとうございます。
実際のところ、まだまだ引き出しに改善点が多く、気を抜くと散らかってしまいます。
ただ、完璧を目指さないこともとても大切だと思います。
ある程度までできたら明日やろう。と思うことが心を安定させます。
やはり教員という仕事は非常に多忙ですので、片付けまで気が回らないかもしれません。そのときは仕方ないと割り切るのも手です。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
次回はタスク管理について書こうと思います。お楽しみに!
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第二回を書きました!
