AI時代に、あえて本を読む意味とは?
先週は、速読セミナーに4名の方が参加してくれました
みなさん会社の同僚で、何か勉強に役立つことはないか?
と探して見つけてくれたそうです
Q&Aコーナーで、
ネット・AI時代に、あえて本を読む意味って何でしょう?
という、いい質問があったので、ちょっと考えてみました
本を読む、読まない、は人それぞれですが
本に触れることでしか手に入らないことが確かにある
知識だけでなく、考える力がつく
そんな感じです
ネット・AIと本は、両方使う
私は、わりと本を読むようになって、もう12年以上
記録をつけ始めたのが、2013年なので、もう13年目か?
ネットは、1988年にパソコン通信から始めて
1994年から本格的にInternetを使うようになり、
2000年頃からはGoogle検索が使えるようになって、検索革命が起きました
今はモバイルとAIアシストで、どこでも検索
それぞれ、いいところがあります
だから、両方使う
どっちか、なんて、ありえない
片方しか使ってない人は、かなり損している
そう思います
本でしか得られないこと
ネットは即時性、リアルタイムの情報収集に最適
今すぐ5分とか、短時間で情報を集めてくるのに向いている
一方で、本はもっと膨大な知識・知見を体系的に
ドサッと集めてくるのに向いています
過去の人類の叡智を、まとめていただく、みたいな感じ
原理的には、ネットでも集められるハズですが
膨大な叡智を一気に集めるのは、わりとネットだと面倒
モレ抜けが出てきたり、迷子になったりします
ある程度、見通しがたった後に、ピンポイントで深掘りするときは
ネットやAIが活きます
私が本気を出すときは、ネット・AIと本をハイブリッドで使い
いいとこ取りします
ネット・AIと書籍・データベースを何度か往復しながら、
仮説検証を繰り返す、探求の旅はおもしろいものです
本にも色々ある
本には、新しい本(新刊)と古い本(旧刊)があって、
ふつうの本屋さんには、基本的に新刊が置いてあります
古い本は売れないから
そして、新しい本でも、マニアックな本、売れそうにない本は、書店に並びません
今でも年間数万冊ほど新しい本が発行されているのですが、
書店に並ぶのは、ほんのわずかです

だから本屋さんに行って見つけられる本は、全体のほんの一部
希少動物と出会うくらいの確率かも(笑)
Amazonでも、基本的に人気の本が検索上位に出てくるので
いい本と出合うのは、意外に難易度が高い
だから、多くの本に触れる、
多読の末に、いい本と出合う、
というのが堅実な戦略なんじゃないかと思います
図書館でしか読めない本
人気のない地味な本、古い本(旧刊)は
図書館に行かないと見つからない
でも、人気がないといっても、ダメな本ではありません
そもそも、図書館の蔵書は、専門家が厳選した本
図書館に置かれているのは、読む価値があると判断された証拠です
さらに、図書館も棚に置いてある本(開架)と
書庫に収められている本があるので
できれば、図書館の検索システムで検索するのがオススメです
図書館の横断検索ツール「カーリル」は、こちらの記事で、少し紹介しています
本屋さんの活用法
じゃあ、本屋さんに行かないのか、というと
私はたまに行きます
本当は毎週行きたいのだけど、今は月1回くらい
興味のあるコーナーをざっと眺めて、本の傾向の変化を観察しています
本のタイトル、カテゴリーの分布が時代と共に移り変わる
最近のビジネス書のあたりでは
頭がよくなる系の本と
疲れた人が読む系の本が多いな、とか
本の傾向の変化は、確実に時代のニーズを表しています
そして、人気の本の並びの隅っこの方に
ちょっとマニアックな本、おもしろそうな本を見つけると、少し嬉しくなります
AI時代の考える力とは
ネット、AI、本(書店、図書館)、全部使うわけですが、
上位目的は以下のように分けられるかな、と思います
情報収集(すぐに必用な情報、教養として蓄積していく知識)
考えるヒント(論点、問い)を見つける
考えを深めるプロセス
情報収集は、わかりやすい
今すぐ必要な情報は、手っ取り早くネットで検索
わからないことがあれば、本を開く
それでも、わからないことは、詳しそうな人に聞く
人に聞けないようなマニアックなテーマは、こっそり本で知識を蓄積しています
私の場合、素粒子、量子力学、宇宙がこのあたり
いまだに、よくわかりませんが、宇宙の原理は、とっても興味をそそられます
「問い」を磨く
深くモノゴトの本質について考えるためには、
ある程度の基礎知識と
本質を突く、いい「問い」が必要です
そもそも、○○とは何か?
○○であるものと、そうでないものを分ける境界線は何か?
なぜ、○○なのか?
この先、○○はどんな風に変化していくのか?
1つのテーマについて、
そんな、果てしない「問い」が100個くらい思い浮かぶようになれば、
かなり詳しい人になれるんじゃないでしょうか
全部知っていて、使いこなせるようになるのは、大変なので
適切な「問い」が立てられて
必要な情報へのアクセス手段を持っていればOK
本の中には、著者が持つ独自の「問い」が埋め込まれています
何かを書きたいと思ったとき、その人なりの考え、見解があるハズ
真実を突き止める、独自の「問い」を拾い集めて、自分なりに料理してみる
他人の「問い」を借りて、自分の「問い」に仕立てる
自分の価値観、見解も掛け合わせ、新たな「問い」を生み出す
これが、「問い」を磨くということ
私が本を読みながら、やっていることの本質は
知識の探求より、「問い」を磨くことかも、と最近思います
テーマを持って探求する
テーマを、いくつか持って、ぶらぶらしていると
考えるのが、おもしろくなります
仕事のこと、プライベートのこと、全然関係ない宇宙のこと
色々なテーマを持って、探求する
新しい情報や論点、問いと出会うと、
視野が広がる
そういう活動に、ネットとAIだけでいいのか!?
本も混ぜてよ!
と思います
まあ、そんなに気合を入れることでもなく、
たまには、本も読んだり、眺めたりしながら、
思考を広げる時間があると、いいよね
という感じ
思考の幅を広げる
視座を上げる
そういうところには、まだまだ本の出番があると思います
この記事を書いたのは、
収益の柱を増やす「未来実現パートナー」 川原茂樹
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