入社から2年!大手企業からスタートアップに転職してみて分かった「面白さ」や「難しさ」
はじめに
お忙しい中記事を開いていただきありがとうございます!IVRyの伊藤です。2024年4月に入社してから2年が経とうとしています。今回はこの2年間を振り返りつつ、スタートアップであるIVRyで働くということについて少し整理してみようと思います。
大手企業で16年間勤めてから、40代手前でスタートアップにジョインしてみた結果どんな学びがあったかを書いていますので、これからIVRyやスタートアップへの転職を検討するかもしれない皆さんへの1つの参考になりますと幸いです。
改めて、なぜIVRyに入ったか?
入社エントリーに書いていた入社動機をGeminiに要約してもらいました。
まとめ:伊藤さんの入社動機
「社会が良くなる確信があり、かつそのプロセスに正解がない(自分で妄想・試行錯誤できる)環境で、現場の手触りを感じながら暴れたい」
16年のリクルート生活を経てなお、**「初心に戻って勉強し、成長したい」**と思えるほど、IVRyの事業ポテンシャルと組織文化に考古学的なロマンを感じたことが最大の理由です。
「考古学的ロマンを感じた」って何だ・・?という感じはありますが、正解がない未知の領域で手触りを感じながら働き、社会貢献の実感を持っていたいというのが転職の動機だったと思います。
2年経って今どう感じているか?
「実現できている、ありがたい」と素直に感じています。3ヶ月単位でやることが違うくらいに色々なことを経験させてもらっており、それもプレイングから企画、採用や育成まで幅広く経験できていて、感覚としては最高に楽しいです。
何をやってきたのか?
実際2年間どんなことを体験してきたのかも参考にお伝えしたいと思います。自分の記憶が定かではないところもあるので、書き溜めている検討事項に関するドキュメントを読み込みして、同じくGeminiに整理してみてもらいました。

営業・オペレーション・組織や人に関する検討を短期間に色々体験してきたことが伝わるかと思います。おそらくIVRyに限らずスタートアップだと、さまざまな体験をする機会があるとは思いますが、学んだことや感じたことをお伝えする前に、実態の幅や量についてお伝えさせていただきました。
改めて感じるスタートアップの「面白さ」と「難しさ」
さて、前段が長くなりましたが本題について書いていきたいと思います。
ここまでに書いた経験を通じて自分が感じた「面白さ」や「難しさ」についてつらつらと書いていきます。
⓪社会実装を数ヶ月で進めるというダイナミックさが面白い
IVRyはAI対話を通じて、深刻な「人手不足」と、それに付随する「コミュニケーションの負」の解消に挑んでいます。
現在、電話を中心にその歩みを進めており、2025年末には累計受発信件数が7,000万件を突破しています。エンタープライズ領域での導入も加速しており、月間数十万件の入電を抱える大手企業から「AI対話による抜本的な効率化」を託されるケースも増えてきました。
私たちのソリューションが提供する本質的な価値は、「24時間365日、常に繋がり、意図が正しく理解される」状態を創り出すことです。また、この過程でできる限り対話をAIで完了させることで、人が「人にしかできないこと」に集中できるようになることを目指しています。
近いうちに数億件規模の「対話の負」を解消できるようになると思いますが、社会の負を解消していくことがカスタマーの声に加えてボリュームとしても実感ができるのは、仕事の醍醐味だと感じています。
さらに「IVRy Data Hub」を活用した対話分析により、単なる効率化を超え、コミュニケーション自体の品質(心地よさ)を向上させるフェーズも見え始めていて、より課題解消に貢献できる未来が見えています。
対話の課題を解消するには、顧客の業務を深く理解することが必要なのですが、課題が大きい分、早くAIを導入したいというニーズがありますので、数ヶ月で実態把握から社会実装まで漕ぎ着ける挑戦をし続けているのが今のIVRyです。
このスピード感とダイナミックさこそが、IVRyを含めたスタートアップで働くことの醍醐味である一方で、この環境を遊び尽くすためには、乗り越えるべき「難しさ」も存在します。実体験から得たその学びを、以降に並べていきます。
①「IVRy」と「スタートアップ」というものを芯から理解すること
これは私自身もそうだし、スタートアップに転職する人全員が意識しておくべきことだと思っています。「過去の当たり前は、今の当たり前ではない」「スタートアップとは成長段階にあり、育てるべき存在」ということを認識するということなのですが、少し詳しく書くと以下になります。
IVRyというプロダクト、顧客、組織、カルチャーを深く理解すること
人間、残念ながら過去の経験を「当たり前」として世の中を見てしまいがちですが、新しい挑戦をしている以上、頭と心をフラットにして新しい環境のことをまず理解することが、吸収力と成長力を高める観点で大事なことだと思います。強い好奇心で常に、「今の会社や目の前で起きていること」に興味を持ち、認識を更新していくことが大事だと考えています。
スタートアップである自社を育てるという意識を持つこと
会社は勿論従業員や顧客を大事にしていくべきなのですが、IVRyを例にとればまだ創業7年目の子供みたいな存在です。子供であるが故に多くの可能性がありますが、未熟ですし、間違うこともやり直すことも沢山あります。「だからこそ面白い」と感じて「一緒にこの会社を育てる」という気持ちになるのか、会社に疑問を持つのかで言動はかなり変わると思います。不完全なことを理解してスタートアップに入社するはずなので、不完全を愛するくらい気持ちでいることが大事なのではないかと考えています。
②一次情報を大事にすること
これは私の職歴も影響していますが、ある程度仕事や事業に慣れてきたり、関わる人が増えてくると、二次情報を聞いてレビューをしたり、推測をすることが増えてしまいます。スタートアップは回転速度も早いし、新しいことに溢れているので、歴史がある会社のように「ある程度は押さえたら再現性がある判断基準」があるわけではないのですが、それを忘れて経験則だけで考えたり判断したりするのも、あるあるなのではないかと感じています。
スタートアップは限られたリソースを投下するしかない前提ですので、一つ一つのことを正しく、正確に把握したうえで「今向き合うべきことなのか?」を判断することが大事だと考えています。そのために「自分でやってみるor直接見るか聞く」をスピーディーにすることが大事で、時間を言い訳にせずにこのどちらかをやり続けることが、自己成長にも、事業の成長にも繋がると感じています。
これは個人的な意見ですが、目の前で面白いことが起き続けているのに一次情報をとりに行かないのは勿体無いというのもあります(笑)
③過ぎたるは及ばざるが如し、を意識すること
回転速度が早いスタートアップにおいては、「複雑性を高めること」や「標準性を追いすぎること」も陥りやすい罠として意識すべきだと感じています。
新しいことをやり続けるという構造上、そもそも全員が「新しいことを学びながら業務をしている」ということが起こりやすいのがスタートアップの特性だと思います。覚えることすら難しい中で、複雑性を増してしまうと大体の人は混乱してしまいパフォーマンスが悪くなったり、疲弊してしまいます。ですので、なるべく物事を簡単にすることが重要だと感じています。
また、「標準化」の効能は疑うべくもないですが、やり過ぎると「それを行うことが正解」という思考になってしまい新しいことを生み出す好奇心が下がってしまいます。それにより「今が正解か?」を疑う力が下がると、変化や進化をしにくくなるのですが、これもリスクだと感じています。
過剰にならないようにシンプルにすること、また変化することを前提に変えやすいものを作ることを強く意識しておくことが重要だと学んでいます。
④役割は便宜的であり、変化するものと考えること
前半に記載したように2年の間に多くの役割(Role/職種)を定義したり、立ち上げてきたのですが、その経験とは矛盾するようですが、「役割は便宜的なものであり、絶対ではない」という意識でいるのが丁度良いだろうとも感じています。
例えばIVRyのエンタープライズの営業組織では26年から下図のようにSales/CS領域を役割定義していたりします。25年の下期は簡単に説明するとアカウントセールスとカスタマーサクセスの2つの役割でした。

エンタープライズに提案する際に求められるクオリティが高まった結果、プロセスを一人格でやることが難くなり役割分けをしたのですが、フェーズや環境が変われば役割の適正さも変わるので、この役割を固定させることもないと思います。
また、「役割の範囲」も必要に応じて変更が発生することもあります。なるべく落球しないように明確な役割を整理しておくのが理想ではありますが、役割を固定させないということは、変化に対する柔軟性を失うということでもあるので、スタートアップにおいては完璧な固定はおそらく難しいのだろうと考えています。
人の特性として、これまで一つの【A】いう役割だった人達が、「今日からあなたは【B】で、あなたは【C】」と分けられると、全く別物として区別をしだしたりしてしまうのですが、役割はそもそも便宜的で変わりゆくものですので、「役割がどう機能することが顧客価値や提供価値を最大化するために適切か」を大事にして役割を自分から拡張してみたり、必要だが誰もやっていないことがあったらやってみる方が、自分の思考や行動の自由度も維持できるのではないかと考えています。
⑤好奇心ドリブンであること
これが一番大事かもしれないです(笑)
①〜④のことは、意外と慣れが出てきたり、頑張っている中でふと疲れた時にできなくなりがちな罠があったりするのですが、それらを吹き飛ばすエネルギーは全て「好奇心」だと思います。何かを成し遂げたり、何かが実現することを見たいと思ってスタートアップに入るはずなので、その気持ちを忘れずに、色々な挑戦ができたり、予想外なことも多いスタートアップという環境を楽しみ続けることも大事なのではないかと考えています。
最後に
最近、採用マネージャーも兼務しているため候補者の方に「どういう人がIVRyに向いていますか?」と聞かれることもあるのですが、改めて整理してみると、①〜⑤に書いたことを見て「お、なんか面白そうな会社だな」と感じたり「なんかワクワクするな」と感じる方は大体IVRyやスタートアップに向いているのではないかと思っています笑
私が性質的にエントリーにも書いたように「総合格闘技」的な働き方を好むし(自分では器用貧乏だと思っています)ところがあったり、事業が困ってたりやる人があんまりいなそうな事をやるのが好きだったりするので、色々なことをやりがちな傾向がありますが、自身の主な役割をベースとしながら、染み出していろいろなことを経験することができる組織でもあります。
興味をお持ちいただけた方は、ぜひIVRyの採用ページやnoteをのぞいてみてください!色々な経験をしていたり、キャラが濃い人も沢山いて面白いと思います笑
やっていることが色々あるので、募集の表記が全てを網羅していないですが。。記事の内容や、その他なんでも良いのでご興味がある方はお気軽にYOUTRUSTの募集に応募いただければ幸いです!
お忙しい中最後まで読んでいただきありがとうございました!
