不思議な試合だったぜ:百年構想リーグWEST-A vs カターレ富山【ツエーゲン金沢ざっと見】
「勝ちに不思議の勝ちあり」とは言いますけど、こんなヘンテコな展開ある??? たま〜にあるんですよね、これがサッカーなので。
両チームの気になる選手
金沢は3試合連続で3バックを施行しています。今節はボランチ村田迅と1トップ白輪地啓大が初スタメンですね。そしてGK山ノ井拓巳が2試合連続でメンバー外です。
富山はビッグネームの鄭又榮や小川慶治朗、攻め上がりのうまい左CB香川勇気、今季2ゴールの古川真人、41歳の元ベガルタ仙台所属FW中島裕希が目を引きます。お互い3-4-2-1でのミラーマッチですね。

さすがに上カテゴリの守備は堅い
富山は左WB溝口駿のドリブルとボランチ鄭又榮のプレースキックを軸に攻め、金澤は左WB四宮悠成のドリブルとクロスでチャンスを伺う、そんな展開で前半が進みます。
最初の猛攻を耐えてからは金沢がボールを握りましたけど、富山はここまで5試合7失点ながらも2025年のJ2を生き抜いたチームです。金沢はクロスまで行けてもシュートをなかなか打てません。
前半45分で富山のシュート4本に対し金沢のシュートは1本、ゴール期待値はわずか0.03でした。クロスまでいけてるので徳島戦よりはだいぶマシなんですけどね。

風が吹きゃ飛ぶ、火が付きゃ燃える
それはさておき、村田迅が開始5分でイエローカードをもらっています。ボランチが早々にカードをもらうのは嬉しくない流れです。ああ、富山もベテラン小川慶治朗と右WB布施谷翔がカードをもらいました。うわぁ、金沢の年長ボランチ西谷優希が怒り爆発した。キャプテン山本義道に抱き抱えられても荒れている。嶋田慎太郎もイエローもらった。
これは嫌な予感がしますね。なんせ西谷優希は2025年にイエロー9枚レッド2枚の輝かしくない実績がありますからね!

しかし、やっちゃったのは富山の方でした。金沢の左サイドでの小競り合いから右WBの布施谷が四宮を押してしまって2枚目のイエローをもらっちゃいました。ついでに香川勇気もこの時の流れでイエロー。まあ、こういう空気になるとどっちが退場してもおかしくないんですよね。
41分には古川真人が負傷して坪井清志郎に交代しなきゃいけなくなるし、富山はちょっと流れが良くない。

得点は不思議な流れから
数的有利になった金沢は得意のプレーで攻めます。そうだね、クロスとセットプレーだね!
右WB櫻井風我、右シャドー嶋田慎太郎、そして左WB四宮がクロスを打ち込んでいたところ、51分の四宮のクロスを富山GK原田岳がキャッチミス。しかもまさかの後逸で、ゴール枠内にボールが転がっちゃいました。確かに「シュートを打てば何か起きる」とは言いますけど、こりゃびっくりだ。
ただ、点は取ったものの富山もしっかりボールを保持できます。しかも後半20分間で富山のシュートは3本、金沢は2本と依然シュートが少ない。

交代策でテコ入れ成功
69分に辻田真輝監督が白輪地と嶋田を下げ、ブワニカ啓太と杉浦恭平を入れたのは妥当なテコ入れといえるでしょう。正直、カードをもらっている嶋田が2回くらい相手を倒した時は2枚目出るかなーと思いました。
この交代から2分後の71分、ブワニカ啓太が切り込んで空いたコースに大澤朋也がシュートをぶっ放し、富山の選手に当たってキーパーの届かないコースへ飛んでいきました。よくわからんけどリードが広がって2-0です。

2得点で金沢は冷静になり、ブワニカのボールキープと四宮・櫻井の攻め上がりをだいぶ活かせるようになりました。ブワニカがボールを味方の足下に落とすプレー、地味だけど精度高いんですよね。
このまま相手に点を許さず、イエローカードももらわず、逆にカウンターでキム・テウォンを退場に追い込んでクリーンシートを達成したのはお見事です。

課題は多かったけど勝ちきった
金沢が攻撃をくらった回数はだいぶ多くて、最終的にシュート17本を浴びています。前節に続き上のカテゴリの相手とはいえ、数的有利でなければかなり厳しい試合になっていたはずです。
攻撃についても依然サイドへの依存度が高いので、攻め方は増やしたいですね。今節は大澤が中央でドリブルして攻め方の幅を広げましたけど、白輪地やブワニカの個性をいかしたコンビネーションはこれからでしょうか。

とはいえ、四宮の攻撃がJ2クラブにも通用するとわかったのは大きいです。四宮にマークが集中したら中央や右も動きやすくなるでしょう。
次節3月22日(日)にホームでFC大阪と対戦です。お互い勝ち点9で並ぶもの同士、昨季プレーオフの借りを返しちゃいましょう。
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