ちょこっとずつでも、保育の共同性について取り組んでみる
昨年のいつ頃だったか、
地域の公園でのパークアップ事業を計画されている方から
お声がけいただいて、
子どもたちが日々遊びに行く公園の一角で
畑をさせてもらうことになりました。
うちは小規模でスペースも限られているので、
のびのび土いじりをしたり野菜を育てたりできる場所をお借りできるのは
願ってもいないことです。
大変ありがたく、皆で相談して
さっそくブロッコリーとカリフラワーの苗を植えました。
(まあ苗を植えるに至るまでに、公園管理の方と一緒に
炎天下での草むしりや土起こし、堆肥入れなどの
大人の作業があったわけですが…(笑))
その苗が見事に成長し、めでたく先日、大収穫会となりました。
自分の顔ほどもある大きさのブロッコリーやカリフラワーを
興味津々の眼差しで抱える子どもたちの姿をおさめた写真は、
公園管理の方にも大変喜ばれました。

さて、最近自分のなかで意識しているキーワードのひとつに
「共同性」という言葉があります。
「学びの共同性」だったり、「育ちの共同性」だったりという具合に
使われる言葉です。
この「共同性」とはざっくり言ってしまうと、
学びや育ちは一方通行(教える側と教えられる側)のものではなく、
いろんな、多層的な関係性のなかで起こる
「共同」の営みだということです。
子ども同士の「共同」、子どもと保育者の「共同」、
保育者同士の、家庭と保育者の、そして地域の…。
こうして「共同」の範囲を広く、そして多層にしていくことが、
子どもも大人も健やかで豊かに学び、育ち合う環境を育むのだと思います。

今回、こうして公園という地域の公共の場の一角で
子どもたちが野菜を育てられるということは、
育ちの「共同性」をより豊かにできる大切な一歩だと感じています。
苗を植えてから収穫ができるまで、
地域のいろんな方がこの小さな畑や野菜のことを
気にかけてくれていました。
(休日にお散歩に行った保護者の方も。)
今回はとりあえず初めての試みだったので、
収穫した野菜は園に持って帰って子どもたちが調理して食べましたが、
次回はもう少し地域の方と協働でできることを
計画していきたいと考えています。
子どもたちの育ちと学びを中心にして
豊かな共同体がこの場に育まれるように、
小さな一歩ですが、ちょこっとずつ取り組んでいきたいと思います。
