「数十万の海外旅行」より「数千円のマンガ」に幸せを感じる私の、お金の等身大ルール
はじめに
私はファイナンシャルプランニング技能士2級、宅建士、その他保険関連資格を持っています。
当然、その方面の仕事の経験もあります。
(といいつつも不動産関係はほとんどないんですが)
その意味でお金の専門家……の端くれの隅っこに片足突っ込んでいたような人と言えるかもしれません。
でも今はほとんどお金に関する仕事はしていません。
そんな私のお金に対する感覚、というかお気持ちの一端を開示します。
そんなんで良かったら読んでみてください。
1. お金は「生きるため」ではなく「幸せになるため」にある
私たちは日々、お金と向き合って生活しています。
給料をもらい、家賃や食費を払い、光熱費を納める。
その一つ一つが、生きていくために必要不可欠なことです。
しかし、そもそもお金は何のためにあるのでしょうか。
それは単に「生きるため」だけでしょうか。
私は、その先にあるのは「幸せになるため」だと考えています。
もちろん、生きていくための土台がなければ、幸せも何もありません。
健康を害したり、明日食べるものにも困るような状況では、幸せを感じる余裕などないでしょう。
しかし、その土台が完璧でなくともある程度できた上ならば、私たちは何にお金を使うかを選ぶことができます。
そして、その選択こそが、私たちの「幸せ」に直結すると信じています。
ただ、幸せの定義は人それぞれです。
世間一般で「これが幸せの形だ」と言われているものが、必ずしも自分を幸せにするとは限りません。
私自身、これまで多くの人が「素晴らしい」と評価するようなことにお金を使ってみて、正直なところ「あれ?」と感じることが多々ありました。
私の幸せは、どうやら一般的な「贅沢」とは少し違う場所にあるようです。
2. 「世間一般の贅沢」が私にフィットしなかった理由
私は今、ささやかながらも安定した生活を送っています。
子どもたちは自立して社会に出ていて、実家暮らしなのでローンもなく、軽だけど自動車を所有し、数年間は生活に困らない程度の資産もあります。
(まあ生活費自体がけっこう低いということもありますが)
そして何より重要なのが、一切の借金がないことです。
この「借金ゼロ」という状態が、私の心の平穏を保つ上で非常に大きなウェイトを占めています。
数年前には、思い切って、というか必要に迫られて海外旅行へも行ってみました。
若い頃にも多少は海外旅行の経験もあります。
もちろん、異文化に触れることは刺激的で、楽しい思い出として心に残っています。
また、最近よく言われる「思い出になる経験にお金を使おう」という主張にも沿っています。
しかし、旅行から帰ってきて冷静に振り返った時、「数十万円もの大金を使うほどの価値があったのか?」という疑問が正直なところ残りました。
もちろん、無理をして行ったわけではありませんし、それも含めていい経験にはなっています。
今後も思い出話としても語れる機会もあるでしょう。
それでも、「また無理をしてまで行こう」という気には、今のところなっていません。
高級車にも縁がないわけではありません。
たまに知人のベンツなどを運転する機会がありますが、そのたびに思うのは「いつもの軽自動車と比べると、確かに全然違うけれど、ものすごく感動するほどでもないな」という感覚です。
乗りごごちは確かにいいし、狭い道や駐車場などで対向車が大きく避けようとしてくるので運転もしやすいです。
でも正直、普段乗っている軽自動車にさほどの不自由を感じていないので、高級車への物欲はそれほど高くありません。
私が借金をしてまで何かをしたいと思わないのは、借りたお金を返済するというプレッシャーが、私のメンタルを大きく削り取ってしまうことを知っているからです。
お金に追われる不安は、私の心を蝕みます。
だからこそ、「心の平穏」こそが私にとっては何よりも大切な資産であり、それを脅かす可能性のある借金は絶対に避けたいと考えています。
心理学的にも「お金の心配事があると認知機能まで下がる」という研究結果があります。
お金の心配事が認知機能に影響を与えるという指摘は、複数の研究によって裏付けられています。これは、「スラック」仮説として知られる経済学と心理学の分野における重要な研究テーマです。
主な影響は以下の通りです。
認知資源の占有: お金に関する悩みは、脳内で継続的に処理され、注意や記憶といった認知資源を消費します。これにより、他の重要な課題に割ける精神的な余裕(認知的な「スラック」)が減少します。
パフォーマンスの低下: プリンストン大学やハーバード大学などの研究によると、経済的ストレスを抱える人は、そうでない人と比べて認知テストの成績が低下することが示されています。これは、知能指数(IQ)に換算すると一時的に13ポイントもの低下に相当するという推定もあります。
意思決定能力への影響: ストレスにより将来を見据えた計画や複雑な意思決定が困難になり、結果としてさらに経済的に不利な選択をしてしまうという悪循環を生む可能性があります。
これらの研究は、個人の能力が低いから貧しいのではなく、貧困という状況やそれによる心配事が認知能力の低下を引き起こしている可能性を示唆しています。この洞察は、貧困層への支援策を考える上で重要な視点を提供しています。
ただでさえ低い私の認知機能をこれ以上下げたくはありません(笑)
3. 私が心から「投資してよかった」と思えるもの:健康と日常
では、そんな私が何にお金を使うと幸せを感じるのかというと、それは「健康」と「日々のちょっとした幸せ」です。
健康への投資は、私にとって最も費用対効果の高いものだと感じています。
高価な医療費を払う前に、まずはできる範囲で予防すること。
例えば、運動器具を購入して自宅で軽く体を動かしたり、少しだけ食事に気を配ったりする程度のことです。
そして、体調が少しでもおかしいと感じたら、迷わずすぐに病院に行くようにしています。
これは「不幸(病気や痛み)を避ける」ための最高の防衛策であり、結果的に心身の健康を保つことにつながります。
当然、毎年健康診断は受けていますし、そろそろ人間ドッグ的なものも受診してみたいと思っています。
これは今年春の健康診断で便潜血がでてすったもんだしたことが影響しています。
日々のちょっとした幸せは、主にマンガとギターからもたらされます。
マンガは、読みたい作品を見つけたら、すぐに買うのではなく、たいていは電子書籍のセールを待って購入します。
この「セールを待つ」という行為には、実は深い楽しみがあるのです。
どのクーポンを使い、どのタイミングで、いかに効率よく自分の欲しい本を手に入れるか。
この戦略を練る過程自体が、私にとってはまるでゲームのようで、非常に楽しい時間なのです。
ただ読むだけでなく、手に入れるまでのプロセスも含めて満足感を得られる、まさに「戦略的楽しみ」と言えるかもしれません。
これが可能なのも既に読破は一生無理な気がしないでもない数の蔵書をもっているからですね。
少しくらい待っててもどうということはありません。
そしてもちろん、同じ予算でたくさん本が買えるからというのが一番大きい理由であります。
4. 音楽とDTM:今、一番「熱い」お金の使い方
そして今、私が最も情熱を注ぎ、積極的にお金を使っているのが「音楽関係」です。
特にアコースティックギターは、きちんとチューニングして、ただ「じゃらん」と簡単なコードを鳴らすだけでも、心地よい音色が心を癒やしてくれる最強のアイテムです。
そのギターも、最初は謎メーカーの1万円のもの、そこからYAMAHAの4万円のギターになり、少し前に同じYAMAHAの10万円のエレアコギターを買いました。
出てくる音が少しづつレベルアップしているのを実感できています。
そしてこれが30万、50万、100万円のギターになればもっとすごいことに!!!……はなるとは限らない(主に技術的な面で)ので、現状はここで良しとしています。
忙しい日々の合間にギターを抱え、好きな曲のフレーズを練習する時間は、私にとってかけがえのないものです。
これまでに、新しいギターを購入したり、マイクをより良いものにグレードアップしたり、さらには部屋に防音カーテンを取り付けたりもしました。
次は、より本格的な音楽制作(DTM)のために、MacやiPadの新調を計画しています。
これには、ちょっとした海外旅行に行くくらいの費用がかかるでしょう。
しかし、年に数回しか行かない旅行と違い、毎日触れることのできる楽器や機材への投資は、私にとって「長く続く創造的な時間」への投資であり、圧倒的に満足度が高いと感じています。
一瞬の贅沢よりも、日々の暮らしに豊かさをもたらしてくれるものこそが、私にとっての価値なのです。
5. 結び:noteを書くこと、そして「少しだけのお金」で幸せになること
この文章を書きながら、私は一つの大きな気づきを得ました。
私がnoteの記事として発信している内容は、すべて「少しだけお金を使って私を幸せにしていること」を書いているのだ、ということです。
健康を保つための小さな工夫も、マンガやギターという日常の楽しみも、読書感想文を書くことも、そしてそれらの経験を誰かに伝えるためにnoteを書くこと自体も、すべてが私の幸せを構成する要素になっています。
世間的な基準で見れば、私の暮らしは決して「贅沢」とは言えないかもしれません。
しかし、背伸びをして高価なものを手に入れることよりも、自分の心と体が本当に喜ぶこと、日々の機嫌を自分で取るための「小さくて深い」お金の使い方こそが、私にとっての本当の幸せにつながっているのです。
私はこれからも、健康で、少しだけ幸せな日常を送るために、そしてそのささやかな気づきをnoteの記事にするためにお金を使っていきます。
そして、その過程で得られる喜びを、これからもこの場所で皆さんと分かち合っていきたいと思っています。

……余談、というか蛇足
もし誰かに「ほら不労所得を月に100万やるから遊べよ」とか言われて実際にもらえてそれがずっと続くという保証が得られたら、こんな私だって「定価でマンガびしばし買ったるで!」とか「正月はワイハーいくやで!」とか「ザギンでシース―食った後キャバクラで自分のムスッコよりも若いチャンネーと豪遊するやで!」とか言ったりやったり──────
……いややっぱりやんねーかな(笑)
せいぜいマンガセールのクーポン毎回上限まで使い切ったり、ギターがマーチンになったり、Mac買う時にAppleシリコンをProモデルにしてメモリもりもりにする程度かな。
まあそんなもんです\(^o^)/
ーーー INDEX(まとめ記事)のINDEX ーーー
https://note.com/morogami_roku/n/nab6b31a6af9c
