from図書館返却本棚その27 「天才科学者はこう考える」 ジョン・ブロックマン その1
科学者!
カッコいい!!
これに「天才」がついたらもう響きだけでカッコよすぎです。
光子力とかゲッター線とかミノフスキー粒子とか発明しちゃいそうですよね(例えが古い
そんな科学者になりたいだけの人生だった私がこの本を手に取ったのはもはや必然だったと言えるでしょう。
しかも副題に
読むだけで頭が良くなる151の視点
とか書いてあります!
この「◯◯するだけ」シリーズには、「んなわけねーだろ」というネガティブ思考を抑えて本を手に取らせるパワーがあります。
もちろん私も「絶対んなこたーねーだろ」と思いつつもいつも騙されてます。
さて今回はどう騙されるのでしょうか?
どんな人が編集したの?書いたの?
編集者のジョン・ブロックマンさんはサイエンス系作家&編集者。
同好の士を集めたオンラインサロン「エッジ」を主催。
つまり「科学者大好きおじさん」。
いい人です(勝手に推定
まえがきを見ると、今年の彼のテーマとなる問いは、
人々の認知能力を向上させうる科学的な概念はなにか?
とのこと。
これはまさに「科学的に頭を良くする方法は何?」ということですよね。
すばらしい。
期待がムラムラと沸き起こります。
書いたのは科学者、キュレーター、作家、編集者等の専門家軍団です。
では目次から「これは!」ときたトピックを中心に見ていきましょう。
なにせ151項目もあるから、もしかしたらというか確実に分割記事になりそうですっていうかなりました。
3回に分けてお送りします(^o^)
宇宙に意思はあるのか ショーン・キャロル
素晴らしい問いですね。
宇宙意思といえば、私の年代的には幻魔かイデ。
どちらもクソヤベー存在です。
人類なんか余裕であぼーんです。
ところがこの項はそれらについて述べるものではありませんでした(当たり前
この世に運命、あるいは神の意思というものはあるのか、という問いでした。
科学的な答えは
あらゆることは単に科学的な法則に従っているだけ
ちょっとがっかりですが、まあそれはそうでしょう。
ですがとても良い一文がありました。
人生の意味や目的は自分で作り出すもの
つまり宇宙や自然や偶然や神様のせいにしてないで、とりあえず自分でいろいろやってみろ、ということです。
正しい判断を下すための実験思考 ロジャー・シャンク
実験と聴くと理科の授業を思い出す人も多いかと思われますが、これを「とりあえずやってみること」と捉えなおすと、人間誰しもがやっていることだということがわかります。
私もこのnoteではセルフ人体実験と称していろいろ試してきました。
もはや試すこと自体が遊びや趣味みたいなものにもなりつつあります。
そしてこの節では正しい実験の方法に触れています。
・適切な証拠を集める
・それに基づき推論する
・その推論に基づき実験する際には、条件が同一となるようにする
なるほど、どうやら私がよくしている実験は、最後の「条件が同一」という概念が抜けているようです。
とりあえずあまり考えずにGO!しちゃってますし、条件も毎回違うし、パラメータも複数同時に変えちゃってますので(-_-;)
これは今後気をつけないといけませんね。
ブラックホールの中で情報収集は出来ない ジノ・セグレマン
これは実際にブラックホールに入っていろいろな実験や観測をするのは(現時点では)不可能だということ。
じゃあ科学者はどうするのか?
思考実験するのです。
いちばん有名なのは「シュレーディンガーの猫」でしょうか。
そして我々物理学者ではない人種にとってもこの思考実験という習慣は非常に有効です。
この節の著者のセグレマン教授も
なにか不可解な状況に直面したとき、「この問題を解決するのにどのような思考実験が役に立つのか」を考えることは有意義だ
と述べています。
残念なことにこの節では具体的な思考実験方法は書いてありませんでしたが、私なりに考えてみると
例えば◯◯が□□だったらどうなる?
これくらいの思考でいいのではないか、というか普通我々にはこれくらいしか出来ないのではないでしょうか。
iPadを使ってコンテンツをつくる人が少ない理由 ダグラス・ラシュコス
実際にiPadを使ってコンテンツを作っている人が少ないのかどうかについては、エビデンスははっきりと示されていませんでした。
それに最近ではコンテンツといってもがっちりと編集された動画や、構成がびしっときまったブログ記事などだけを指す言葉ではなく、YoutubeやTikTokなどのショート動画やXのつぶやきですらそう呼ぶことも多いので、それらを加味すればあながちiPadでコンテンツをつくる人は少ない、とは言い切れないのではないでしょうか。
ですが、
人間だけではなくテクノロジーやメディアにもバイアスがある
という一文にははっとさせられました。
つまりiPadは「コンテンツを消化せよ」という強力なバイアスを持つ
というのです。
これにはスマホも仲間に入れていいでしょう。
確かにこれらのデバイスには、これらを使って何かを作ろうというよりは、何かを受け取って楽しもうというバイアス、というか機械としての特性が感じられます。
何かを作るよりも受け取って楽しむほうが圧倒的に楽で楽しいようにできている、ということですね。
だから結局なんなの……
という気もしないではないですが、ここではiPadやスマホ(もちろんPCでも)を使って何かを作っている人はエライ!!
くらいに捉えていていいかもしれません。
ということで以下次号!!
