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「眼の前のことに集中して余計なことを考えないとなんか知らんけどうまくいく」の法則【中編】

まえがき:趣味・仕事の没頭と「タイムラグの法則」


前編では、「目の前のことに集中して余計なことは考えないとなんか知らんけどうまくいく」という私のライフハックの原体験と、期待を手放すマインドについてお話ししました。

中編となる今回は、この「目の前の集中」という感覚が、私の多様な職歴や趣味、そして一見役に立たないと思えた資格取得にどう繋がっていったのかをお話しします。




好きなこと、嫌いなこと、そして「フロー状態」


仕事でも

この「目の前の集中」という感覚は、保険営業時代だけに留まりませんでした。
私の多様な職歴や趣味にも、共通して当てはまることに気づいたのです。

例えば、過去に写真撮影・フィルム現像・プリントオペレーターとして働いていた頃。

狭い部屋の中で、独特の薬品の匂いを嗅ぎながらフィルムを現像し、ネガを印画紙にプリントを焼き付ける作業時には、まさに時間の流れを忘れるほどの集中状態でした。
写真の中に現れる物語や人生といったものが、非常に興味深かったということもあります。

建設会社で社長アシスタントをしていた頃もそうです。
当時は社長のアシスト業務の傍ら、会社の公式サイトをWordPressで構築したり、Photoshopを駆使してパンフレットやチラシをデザインしたりする時間がありました。

専門業者に頼むほどの予算がない中で、私が趣味として培ってきたPCスキルが会社の情報発信に貢献できたのは、大きな喜びでした。

あの時間は、まるで秘密基地で遊ぶ少年のように、ただ夢中で目の前のクリエイティブな作業に没頭していました。

なお今勤めている会社でも同じような担当業務があり、おもいっきりPhotoshopが操作できて楽しいです。
(WordPressは思い通りにならなくてちょっと苦しいです。汗)


趣味でも


趣味の分野でも、同じような「集中」を経験します。
YouTubeチャンネルでギター弾き語りを公開していますが、GarageBandでギターの宅録をしていると、あっという間に時間が過ぎます。

SF小説やマンガ、実用書をKindleやDMMで読み漁るのも、蔵書が1万冊以上あるので、まさに没頭の世界です。

Slay the Spire 2のようなちょっとマニアックなインディ系のゲームに集中するのも、毎朝のダンベルトレーニングやFitBoxingで汗を流すのも、すべてが「目の前のことに集中する」時間です。

これらの活動は、単なる趣味以上の、私の集中力を養う大切な場であると思います。

嫌なことでも


さらに興味深いのは、「嫌いなこと」「苦手なこと」でも、この法則が当てはまることがある、という点です。

例えば、建設業経理士2級の勉強。
正直、得意な分野ではありませんでしたが、目の前の問題集を解くことに集中し、一つひとつ課題をクリアしていくうちに、いつの間にか合格していました。

後で振り返ると、「あの時、嫌々でも集中して片付けておいて良かったな」と思えるのです。

これらの経験は、心理学でいう「フロー状態」に非常に近い感覚だと感じています。
時間感覚が歪み、自己意識が薄れ、ただ目の前のタスクと一体になる感覚。

あの心地よさが、私の人生の原動力になっているのかもしれません。


MS-DOS/V、Windows3.1のころからのパソコンオタクとして、Windows、Mac、Android、iOSの四刀使いになり、WordPress、Photoshop、iMovie、GarageBand、Obsidian、Dynalist、そして最近ではGeminiといったAIツールまで、常に新しい技術やツールに「集中」し続けてきたのも、このフロー状態を求めてのことだったのかもしれません。

……実際は「やってて面白かったから」が一番大きな理由ですが、結果的にそれが集中するための一番の条件なのでしょう。


【キャリアの種】「すぐには役立たない」資格が未来を拓く


私がこれまでに取得してきた資格は、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、宅地建物取引士(宅建士)、1級土木施工管理技士、建設業経理士2級、危険物管理者乙4、そして保育士と多岐にわたります。

これらの資格取得は、まさに「目の前の集中」の賜物でした。
それぞれの資格勉強は、テキストを読み込み、問題集を解くことに没頭する日々でした。

将来への漠然とした不安もあったけれど、まずは目の前の課題をクリアすることだけに集中していました。

しかし、正直に言って、取得した直後には「あれ?これ、本当に役に立つのかな?」と感じることも少なくありませんでした。
すぐに仕事に直結するわけでもなく、ただ「持っている」という状態が続いたからです。

ところが、時間が経つにつれて、それらの資格が思いがけない形で私の人生を拓いていくことに気づきました。

例えば、写真の仕事をしていたときになぜか取得したFP2級。
当時は、仕事に活かしようという発想も何もなく、ただなんとなく勉強したくなっただけでした。

その結果、無事合格。
「自分は難しい勉強でも、集中すれば合格できる」という成功体験を得たのです。

そのことがその後の宅建士や保育士といった他の資格取得への大きなモチベーションになりました。
その勢いで、働きながら宅建士と保育士の資格にも独学で合格することができたのです。

建設会社時代に取得した1級土木施工管理技士や建設業経理士2級も同様です。
社長アシスタントとして、これらの資格が必須だったわけではありません。(あればいいなとは言われていました)

しかし、建設業界特有の専門用語や法規、経理の仕組みを理解する上で、これらの知識が土台となり、社長の言葉をより深く理解し、業務をスムーズに進めることができました。

いざという時の信頼性や、業界全体の理解を深める上でも、後になってから大きな意味を持つことになりました。

転職活動時や、現在の職場での「信頼」や「知識の土台」としての役割は計り知れません。

そして、50代からの大きなキャリアチェンジとなった保育士資格。
これも、まさに「目の前の集中」の積み重ねでした。

自分は「勉強をすることができる」という自信、つまり頭がいいとか好成績がとれるという意味ではなく、必要に応じて学ぶことに抵抗感がないという姿勢が、この大きな挑戦を後押ししてくれました。

一見無関係に見える過去の努力が、時間を置いて未来の点で結びつき、やがて一本の確かな線となる。この「タイムラグの法則」は、私の仕事現場でさらに面白い化学反応を起こすことになります。


次回「【後編】スキルの錬金術と、日常に集中を取り入れるヒント」に続きます。

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