ルーツ旅【京都・山城地域⑥】南山城村のディープな世界
今日泊まるのは、南山城村の「童仙房」(どうせんぼう)という地域です。ここは、京都府唯一の村ということで、普段、市内に泊まるのとはまた違った、野趣あふれるテイストを味わえます。
最寄り駅は、JR大河原駅。奈良駅からは約40分とそう遠くないので、奈良観光のついでに足をのばしてはいかがでしょう。


なんとも寂れた雰囲気で、廃墟マニアに受けそうです(いや、駅はちゃんと現役ですけど……)。
▼ルーツ調査では、辺鄙な宿に泊まることも
余談ですが、ルーツ調査では、普段観光では行かない辺鄙(へんぴ)な場所を訪れることがよくあります。
交通が不便だったり、テーマパークやお城など目立ったものがなくても、「先祖の痕跡を見つけたい」という目的があると、一見なんの変哲もない空き地や公園、神社、お寺などが、なぜか急にワクワクするものに変わってくるから不思議です(公園の隅っこに、その場所の歴史がわかる貴重な石碑が立っていたりするので)。
「この場所の魅力がわかるのは私だけ」という妙な満足感が得られるのも、ルーツ旅の醍醐味かもしれません。
また、観光地ではないため、当然、泊まる場所も限られてきます。私はこの旅行の約1年後に高知県に行ったのですが、そこはコンビニまで数十分かかる山の中の一軒宿で、バスは1日1、2便しかありませんでした。
かなり古い宿で、施設もそれまで慣れていたホテルや旅館と全然違っていました(部屋のドアに鍵がついてなかったりします)。夕食はイノシシや鮎など自然でとれた素材がいっぱいで美味しかった。
宿のご主人には、先祖の情報を得るべく地元の人に電話をかけていただくなど大変お世話になりました。
私は、その宿の周囲を歩きまわって得た情報をきっかけに、ますますルーツ旅の深みにはまり、その後も何度かそこに泊まることになったのですが、そのことはまたそのうちに。
▼ドローンも飛ばせる村の中の民宿
私たちが泊まったのは、「童仙房山荘」という民宿です(いま見たら、なんだかお洒落なサイトになっていましたが、宿自体はあまり変わらない様子)。
玄関を入ったところに鹿やイノシシ、モモンガのはく製が飾ってあるなど野趣あふれる感じの宿です。静かな環境で食事も美味しく、ゆっくり過ごせました。
現在は、農業体験やブルーベリー狩りのほか、ドローンの飛行体験もできるとか。若いご主人が、新しいことに果敢に取り組んでいるようです。

ご主人に駅まで迎えに来ていただき、30分ほどかけて山上の集落に着いたのは15時すぎでした。晩秋なので、もう日が陰ってきています。
▼保育園の建物の中にあるカフェ
私は、宿に荷物を置いてから散歩に出かけました。事前にネットで、近くに村の唯一のカフェがあると知り、行ってみたくなったのです。
「山のテーブル」というお店は、もう使われなくなった保育園の中にありました。当時は週に1,2日あいているという感じで、私が泊まった日はたまたまやっていたようです。やはり私はラッキーな(以下略)。



あまりうまく写真が撮れませんでしたが、天井が高く、大きなテーブルがあり、センスのいい落ち着いた雰囲気でした。パウンドケーキが美味しかった😊

カフェの店内からは、遊具のある園庭が見渡せます。おそらくこの地域も少子高齢化が進んでいるでしょうから、遊具が使われることはもうないのかもしれません。

散歩の帰り道、すすきがたくさん生えていました。なんだか切なくなるような郷愁を感じます。

夕食は、さまざまな珍味と鍋物でしたが、写真を撮らなかったので、部屋でいただいた抹茶プリンの写真をどうぞ。
▼翌朝、京都のおじの家へ出発
翌朝、早めに朝食をとり、ご主人に駅まで送っていただきました。その途中、近くの茶畑を車で案内していただきます。


写真には写っていませんが、茶葉が伸び放題になっている茶畑がいくつかありました。人口の減少で、耕作放棄地のようになっているところがあるようです。茶畑のきれいなうねを保つには、日頃からの相当な努力が必要なんだなと思いました。あれから4年たちますが、果たして状況は変わっているのでしょうか。
駅に着きました。ここから約1時間かけて、京都のおじの家に向かいます。いまは亡き祖母の家でもあります。そう、私が小学生のときに不思議な白い人影をみた、あの家です。中学生になる頃には、祖母の家に泊まりに行くこともなくなったので、あの家を訪ねるのはかなり久々です。
★南山城村については、後でこの話(土葬のお墓)にも登場します。確かにディープな世界だなあと思って頂けることでしょう。
(⑦へ続く)
>>>前回の話:ルーツ旅【京都・山城地域⑤】見事な茶畑に心が癒されます♪♪
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