✈️家族と歩く、伊勢の旅⑦〜旅の終わり、そして次の旅へ
ついに旅も最終日。
ホテルで朝食をいただいていると、昨日食べた伊勢うどんを見つけた。
今度は温かい伊勢うどん。
「せっかくだし、もう一度食べてみよう。」
そう思い、一口食べてみる。
すると、昨日とは打って変わって、
とてもおいしかった。
だしの香りがふわっと広がり、
やさしい味が体に染み渡る。
気になってレストランの方へ聞いてみると、
「冷たいものより、温かい伊勢うどんのほうがおいしいですよ。」とのこと。
どうやら、
最初に選んだ食べ方が違っていたらしい。
こうして、
伊勢うどんは見事に名誉挽回したのである。
ホテルをあとにし、
旅の最後に向かったのは熱田神宮。
神宮前駅で降り、歩いていると、
どこからともなく「コケコッコー!」
というニワトリの鳴き声が聞こえてきた。
朝というには少し遅い時間だったので、
「こんな時間に鳴くんだ。」
と思いながら、そのまま熱田神宮へ向かう。
旅行中は、いつも父が先頭を歩く。
この日も父が道を確認しながら歩いていると、
突然、「コケコッコー!!」
父に向かって、
すぐ後ろで大きな鳴き声が響いた。
あとで聞くと、
父は驚きすぎて声も出なかったそうだ。
このときは「元気なニワトリさんだなぁ」くらいにしか思っていなかった。
ところが、熱田神宮へ入ると、
あちらこちらでニワトリさんの姿を見かける。
あとから調べてみると、このニワトリさんたちは「神鶏(しんけい)」と呼ばれ、神様のお使いとして親しまれている存在なのだそう。出会えると幸運が訪れるとも言われているらしい。
そんなことを知ると、
あの鳴き声も少し特別なものに思えてきた。

時間の都合もあり、すべてを回ることは難しかったため、まずは本宮へ向かい参拝をする。
そのあと、
「こころの小径」を歩きながら清水社へ。
中央にある石へ柄杓で三度水をかけると
願いが叶うと言われているそうで、
わたしも挑戦してみた。
……が、ちゃんとかかっていたのかは最後までよく分からなかった。
続いて訪れたのは、大楠。

樹齢1000年以上ともいわれる大きな木は、近くで見ると圧倒されるほどの存在感だった。
太い幹も、大きく張った根も、長い年月を静かに生き続けてきたことを感じさせる。
近くでは、観光客を案内していたタクシー運転手さんが、「この中には白ヘビがいるんですよ。」と話していた。
白ヘビへお供えするためにいつも卵がお供えされているそうだ。
なかなか姿は見られないそうだが、
「見えないだけで、きっといるんでしょうね。」
そんな話を聞きながら、熱田神宮をあとにすることにした。
……ところが。
帰ろうとして初めて、大きな鳥居を発見する。
「あれ?」
よく考えると、わたしたちは鳥居をくぐらずに境内へ入ってきていたらしい。
最初からやり直すわけにもいかず、「もしかして、不法侵入者だと思われていたのでは……。」と少し申し訳ない気持ちになる。
帰り際、鳥居をくぐりながら
心の中でそっと謝っておいた。
そして、ふと思う。
もしかすると、最初に鳴いていた神鶏さんは、
「そっちじゃないよ。」と教えてくれていたのかもしれない。
そう考えると、何だか少しだけ面白くなった。
本当は「あつた蓬莱軒」で
ひつまぶしを食べる予定だった。
しかし、その日は定休日。
時間もあまりなかったため断念することに。
そこで、空港にあった「まるや本店」で
少し遅めのお昼ごはんをいただくことにした。

父も母も、ひつまぶしは初体験。
食べ方の説明を見ながら、
一口ずつ味わっていく。
「おいしいね。」
そんな言葉を何度も聞くことができた。
母は、「普通のうな重より、ひつまぶしのほうが食べやすいね。」と話していた。
旅行から帰ってきた今でも、「あのひつまぶし、おいしかったね。」と話題になるくらい、印象に残る味だった。
今回の旅では、たくさんの自然に触れ、
動物たちと出会い、おいしいものもたくさん味わうことができた。
もちろん、それだけでも十分楽しい旅だった。
でも、一番心に残ったのは、
父と母と過ごした時間だったのかもしれない。
毎日一緒に暮らしているのに、
旅行になると日常とは違う時間が流れる。
普段は気づかない一面を知ったり、一緒に笑ったり、同じ景色を眺めたり。
そんな何気ない時間が、
とても特別に感じられた。
そして同時に、こうして家族3人で旅行ができる時間も、ずっと当たり前に続くものではないのだろう、とも感じた。
だからこそ、一回一回の旅を大切にしたい。
実は今年の秋には、
横浜への旅行も計画している。
そして、この三重旅行の最中から、「来年はどこへ行こうか。」そんな話も始まっていた。
父が真っ先に言ったのは、「沖縄!」
まだ実現するかは分からない。
それでも、旅が終わる前から次の旅の話が始まるのは、なんだか嬉しかった。
また来年も、父と母と一緒に新しい景色を見て、
おいしいものを食べて、たくさん笑えたらいいなと思う。
そんな楽しみを胸に、伊勢4泊5日の旅は幕を閉じた。
最後までお読みいただきありがとうございます✨

✈️ おまけ
帰りの飛行機の窓から見えた山。
調べてみると、鳥海山だったようだ。
旅先の景色も好きだけど、
飛行機から眺める景色もまた特別。
旅行の最後に、こんな景色まで見せてもらえて、少し得をした気分だった。

旅の4日目は、伊勢神宮・内宮へ。
神聖な空気に包まれながら、おはらい町やおかげ横丁もゆっくり楽しんだ一日を綴っています。
花びらで描いたような、やさしい鳥たちのLINEスタンプです。
今回の旅で出会った神鶏やツバメたちを思い出しながら、最後はこちらをご紹介します。

いつもマガジンへの追加や、あたたかいコメントをありがとうございます😭🫶
マガジンに追加していただけることも、
感想を届けていただけることも、ひとつひとつ本当に嬉しく読ませていただいています。
感謝を込めて、今回も少しだけご紹介させていただきます🌿
🫧 マガジン紹介
※前回の記事で追加していただいたマガジンをご紹介しています。
💬 コメント紹介
いつもあたたかいコメントをありがとうございます☺️
コメントをいただいた中から、1つご紹介させていただきます🌿
🌻黒崎レイさん🌻
今回は、黒崎レイさんのこちらの記事をご紹介します😊
『【2分で読める】人生は、何を始めるかより、何を終わらせるかで決まる。』
黒崎さんの記事は、タイトルに「◯分で読める」と書かれていることが多く、忙しい方への気遣いが感じられるところも素敵だなと思っています✨
今回の記事で印象に残ったのは、
「人生が変わる人は、何かを始めた人ではなく、何かを終わらせた人。」
という言葉でした。
わたしも「続けること」ばかりを考えがちでしたが、ときには「終わらせる勇気」も大切なのだと気づかされました🍀
読み終えたあと、自分の中で「終わらせたほうがいいものは何だろう?」と、静かに考えるきっかけをいただいた記事です。
そして最後は、黒崎さんおなじみの
「ベリーナイス✨😆👍」
で締めくくられるのも、なんだか元気をもらえるんですよね😊
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ここまで読んでくださり、ありがとうございます。もしこの時間が心に残ったら、そっと応援していただけたら嬉しいです。