【絵本福寿草】(19)ゆふがほ/むぐら花/和だいわう/けし

ゆふがほ
壷盧 『本綱』
六百番哥合
片山の 垣ねの日かげ ほの見えて
よりてそうつる 花の夕かほ
後京極摂政

※ 「六百番哥合」は、鎌倉時代に九条良経(藤原良経)が主催した歌合。
※ 「後京極摂政」は、平安時代末期から鎌倉時代初期の歌人九条良経(藤原良経)。

※ 参考:『詞藻類纂』『國歌大觀 續 歌集部 増補改版, 再版』(国立国会図書館デジタルコレクション)
むぐら花
豬殃殃 『野譜』
霜かれの 宿のかきほの 八重むくら
ひまなかりしは むかしなりけり
光俊

※ 「光俊」は、鎌倉時代の歌人 藤原光俊。
※ 「芲」は、花。
※ 参考:『和歌麓の塵 : 2巻』『植学略解』『博物圖教授法』(国立国会図書館デジタルコレクション)

和だいわう
スイトウ スイバ シノネ ギシ/\
羊蹄 『本綱』
古今物の名に「やまじ」といふ
郭公 みねの雲にや まじりにし
ありとはきけど 見るよしもなき
平篤行

茶色 本紅ナト イロ/\有
※ 「和だいわう」は、和大黄。
※ 「郭公」は、ホトトギス。
※ 「平篤行」は、平安時代前期の歌人。
※ 参考:『本草図譜30(羊蹄)』(国立国会図書館デジタルコレクション)
けし
罌粟花 『本綱』
『夷曲』
須弥ほどに つみおくけしを 君が代の
千代にひとつの かずとりにせよ

又元紅元白元紫アリ
※ 「夷曲」は、江戸時代前期に刊行された上代から江戸初期までの狂歌(夷曲)を集めた歌集『古今夷曲集』。
※ 参考:『有朋堂文庫 〔第89〕』(国立国会図書館デジタルコレクション)
この作品に引用されている文献については、こちらの note を参照してください。 → 【絵本福寿草】文献まとめ
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