【絵本福寿草】(20)加茂あふひ/なすび/さゝげ/さゝゆり

加茂あふひ
新古今
いかなれば その神山の あふひ草
年はふれとも 二葉なるらん
小侍従

少シキバミアリ 花クキノ方ヘソル
※ 「小侍従」は、平安末期の女流歌人。
なすび
紫茄 『本綱』
夷曲
をのつから なすびの色を 紫の
ふくさにつゝむ 茶入とぞ見る
未得

肉紅
※ 「未得」は、江戸時代前期の俳人・狂歌師、石田未得のことと思われます。
※ 参考:『近代日本文学大系 第24巻 (川柳狂歌集)』(国立国会図書館デジタルコレクション)

さゝげ
豇豆 『本綱』
花つくしの哥
穐ならば 風にやちらん さゝり草
花の下えも たはむ五月雨
天智天皇

※ 「穐」は、秋。
※ 「さゝり草」は、ささげのこと。小角草、散々理草とも書くようです。参考:『言泉 : 日本大辞典 第2巻 改修版(ささりぐさ)』『滑稽雑談 第1』(国立国会図書館デジタルコレクション)
さゝゆり
百合 『救荒』
汐みては のしまかさきの さゆりはに
なみこす風の ふかぬ日そなき
俊頼朝臣

サキシロ フセウエンジ
※ 「俊頼朝臣」は、平安時代後期の歌人、源俊頼。
※ 参考:『藻しほ草:和歌』(国立国会図書館デジタルコレクション)
この作品に引用されている文献については、こちらの note を参照してください。 → 【絵本福寿草】文献まとめ
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