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【絵本福寿草】(10)あはゆき/めあざみ/とろゝ/むらさき

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『絵本福寿草 3巻 [1]

あはゆき
アハモリ  アハボクサ
 あはゆきは 空もしられぬ 草花かな
            時康

八月 底ミドリ色 上ウス白

※ 「アハモリ」は、泡盛あわもり泡盛草あわもりそう
※ 「アハボクサ」は、粟穂あわぼくさと思われます。
参考:『日本大辞林(あはぼ)』『模範いろは新辞典(あはぼ)』(国立国会図書館デジタルコレクション)
※ 「空もしられぬ」の「も」は、誤読しているかもしれません。『源氏物語』に「空も知られぬ」という言い回しがあるので、「も」と読みました。参考:『源氏物語忍草 紫家七論』『新編紫史:一名・通俗源氏物語 巻6』(国立国会図書館デジタルコレクション)


めあざみ
ヒメアザミ
小薊  『本綱』
  めあざみや 恋ゆへ鬼の 妻ながら

三月 イロウスベニ

※ 「めあざみ」は、女薊めあざみ
参考:『新式いろは引節用辞典 9版(女薊)』『芭蕉句選年考 上』『類語大辞典 : 国民必携(めあざみ)』(国立国会図書館デジタルコレクション)
※ 「ヒメアザミ」は、姫薊ひめあざみ
参考:『常用救荒飲食界之植物誌 第1篇 上(ひめあざみ)』『調味料理栞 4(ひめあざみ)』(国立国会図書館デジタルコレクション)


出典:国立国会図書館デジタルコレクション『絵本福寿草 3巻 [1]

とろゝ
黄蜀葵 『本綱』
  すへつても よしやとろゝの 花もふけ

五月 花キ

※ 「すへつても」は、すべっても でしょうか。
※ 句の意味を汲み取れないので誤読しているかもしれません。


むらさき
紫草  『本綱』
  紫に 手をこそふるれ 春日野の
     野守よ人に わかなつますな

五月 イロシロ

※ 「紫に手をこそふるれ… 」の歌について 参考:『夫木和歌抄 [本編]()』(国立国会図書館デジタルコレクション)



この作品に引用されている文献については、こちらの note を参照してください。 → 【絵本福寿草】文献まとめ
筆者注 ●は解読できなかった文字、□はパソコンで表示できない漢字を意味しています。
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