『開化の笑顔』川柳(24)〽屎とりの子もたんごへん勉強し


〽 文明の道は あかるき 辻らんぷ
※ 「辻らんぷ」 明治十年(1877年)頃に流行った歌に次のようなものがあります。
十年前後の流行唄に「近年どこもかしこもみな開け、たちし学校は西洋風、フラフ(旗)に牛肉代言人、髷東京風で銀鼠、玉突器械に人力車、究理は伝信郵便で、はがきや蒸気車、汽船に馬車、どじょう長ひげ、シャッポにまんじう時計、マントに靴はく、指輪に辻ランプ、かうもり傘に万年青に新聞双紙」というのがあるが…

〽 屎とりの子も たんごへん 勉強し
〽 屎とりは みかんのかざで 鼻つまみ
※ 「屎とり」は、肥取。ここでは、便所の大小便を汲み取る仕事をしている人のこと。
※ 「たんごへん」は、単語篇。明治五年(1872年)に文部省によって編纂された文字・語彙のための教科書のこと。
『開花の笑顔』の1巻に「単語篇」の川柳が掲載されているので、よかったら過去noteを見てみてくださいね。👀
→ 『開化の笑顔』川柳(8)〽針山をきらいな娘地獄に出

※ 「みかん」は、誤読しているかもしれません。
※ 「かざ」は、香でしょうか。俳句に「みかんのかざ」という表現が見えます。参考:『芭蕉翁全集』(国立国会図書館デジタルコレクション)
筆者注 ● は解読できなかった文字を意味しています。新しく解読できた文字や誤字・誤読に気づいたときは適宜更新します。詳しくは「自己紹介/免責事項」をお読みください。📖
