【梅園魚品図正】(72) 鬼頭魚(おにかさご)/皮籠河豚(かはごふぐ)

鬼頭魚
一種、鬼カサゴ、山神ヲコゼ と云ふ
此者、漁人風雨のつゝく時、兼て家にて乾して藏置、其時取出し、山上を祈りて大猟の有ることを願ふ。山神を祭ることは、風雨を晴らしめんが為也。魚商尤外に説をなす非也。

※ 「徒」は、誤読しているかもしれません。
皮籠河豚 カハゴフグ
海魚 ハコフグ
此者、其惣身硬くして石の如し。其尾 □ 有所皆穴ありて、柔に動く。海牛の類也。長嵜の海に多し。東武稀なる者●たるは多く遠くより寄す生なる者、始親見す。
※ 「皮籠河豚」は、糸巻河豚の別名。
※ 「東武」は、武蔵国のこと。または、江戸の別名。
※ 「親見」は、自分の目で見ること。

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筆者注 『梅園魚品図正』は、江戸時代後期の博物家、毛利梅園による魚図鑑です。説明文書は漢文体が中心でのためパソコンで表示できない漢字が多く、漢文の返り点と送りがあります。読みやすさを考え、パソコンで表示できない漢字は □ とし、名称の場合はできるだけ [■は〇+〇] の形で示すようにしました。
また、漢文の返り点と送りはカタカナと漢数字、振り仮名と送り仮名はひらがなで記載しています。
この作品に引用されている文献については、こちらの note を参照してください。 → 【梅園魚品図正】文献まとめ
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