ねずみの嫁入り(7)出産・産湯
嫁御ねずみがちょうど出産を終えたところです。産婆ねずみは、生まれたばかりの赤ちゃんねずみを産湯につけています。隣室に控える夫ねずみと舅ねずみは、母子ともどもの健康を喜んでいます。
前回のお話はこちら ⇒「婚礼の儀」
🐭


あい おくすり あがりませ
(あい お薬 上がりませ)


がんでうな よい お子じや
(頑丈な良いお子じゃ)

やく●わ し●● めでたい
(やく●わ し●● 目出度い)
※ 誤読しているかもしれません…。

うゐざんには かるくて しあわせな事かな
(初産には軽くて幸せな事かな)
ちこゝろも なきそふで ござります
(血心もなきそうで御座ります)
※ 「血心」は、分娩後の産婦にみられる出血のこと。

おさかなを はやく/\
(お肴を早く早く)
おさとから うぶきか きました
(お里から産着が来ました)

ゑなは とうするものだ
(胞衣はどうするものだ?)
よく水をほへて ござい
(よく水をほへて御座い)
※ 「胞衣」は、胎児を包んでいた膜や胎盤など、後産で排出されるもののこと。

こめをしんぜます
(米を進ぜます)

二ばんせんじもよい
(二番煎じも良い)
続きのお話はこちら ⇒「お宮参り」
筆者注 ●は解読できなかった文字、□は欠字を意味しています。
新しく解読できた文字や誤字・誤読に気づいたときは適宜更新します。詳しくは「自己紹介/免責事項」をお読みください。📖
