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【絵本福寿草】(17)いちはつ/はちす/てつせん花/うりのはな

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『絵本福寿草 3巻 [2]

いちはつ
鳶尾  『本綱』
紫羅傘 『閩』

 一八や 九ツ時分 花の昼

四月 花ムラサキ 中ノフ黄 白モアリ

※ 「九ツ時分」は、昼九つ(うまの刻)のこと。正午前後のこと。


はちす
荷華  詩

『拾玉』
  心すむ 池のみきはの 蓮花
    渇にしまぬ 色ぞ見えける
            慈鎮

六月 ハナウスベニ シロ

※ 「みきは」は、みぎわのことと思われます。参考:『漢和中辞典 : 熟語類聚』(国立国会図書館デジタルコレクション)
※ 「慈鎮」は、平安時代末期から鎌倉時代初期の天台宗の僧、慈円じえん慈鎮じちんおくりな


出典:国立国会図書館デジタルコレクション『絵本福寿草 3巻 [2]

てつせんくわ
カラクサ
鉄線蓮  『花鏡』
蔓生□□仙 『群芳』
  てつせん花 ばんくはの玉よ 枝の露

四月 ハナ コンゼウ セウヱンジクマ
中ノニホイ白 セウヱンジノフ
花白キモアリ 白ロクノ具

※ 「□□仙」は、葳霊仙いれいせん(威霊仙)。参考:『小山画譜』(国立国会図書館デジタルコレクション)
※ 「ばんくは」は、晩霞ばんかでしょうか。夕霞ゆうがすみ、または、夕焼けのこと。参考:『大日本国語辞典 巻4(晩霞)』(国立国会図書館デジタルコレクション)


うりのはな
アサウリ
越瓜  『本綱』

『夫木』
  山城の 鳥羽のわたりの 瓜つくり
   こまほしとおもふ 折そおほかる
         権中納言定頼

※ 「権中納言定頼」は、平安時代中期の歌人 藤原定頼ふじわらのさだより
※ 参考:『ことばの泉 : 日本大辞典(こまほし)』『類聚名物考 第2冊』『歌まなび』(国立国会図書館デジタルコレクション)



この作品に引用されている文献については、こちらの note を参照してください。 → 【絵本福寿草】文献まとめ

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