【梅園魚品図正】(75) 鬼頭魚(をこぜ)/赤目魚(いせごい・めなだ)

鬼頭魚
『佐渡國記』出鬼頭魚
ヲコゼ
オコジ 筑州
ミシマヲコゼ 江戸
ムシマ 兵庫
『和名鈔』云 䲍 ヲコジ

赤目魚
『閩志』赤目魚
イセゴイ 畿内方言
メナダ 関東
紫口 西國
又 朱口 クチメ

赤目魚、其形狀鯔魚と一般にして、亦異なり。其大なるもの三尺に余る。此魚、化生にあらず。卵生にして、鯔魚と異り、糖に和し塩にして藁に巻たるを「筒込」と云。志州鳥羽の名産なり。カラスミ、俗に「□」の字を用ゆ。即、魚の子なり。鯔魚は化生にして鮞なし。肥前より出す者を「カラスミ」の上品とす。志州、土州、次 之。備後州、讃州より出すもの皆鰆の䱊にして下品なり。
※ 「志州」は、志摩国。
※ 「土州」は、土佐国。
※ 「讃州」は、讃岐国。
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筆者注 『梅園魚品図正』は、江戸時代後期の博物家、毛利梅園による魚図鑑です。説明文書は漢文体が中心でのためパソコンで表示できない漢字が多く、漢文の返り点と送りがあります。読みやすさを考え、パソコンで表示できない漢字は □ とし、名称の場合はできるだけ [■は〇+〇] の形で示すようにしました。
また、漢文の返り点と送りはカタカナと漢数字、振り仮名と送り仮名はひらがなで記載しています。
この作品に引用されている文献については、こちらの note を参照してください。 → 【梅園魚品図正】文献まとめ
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