【絵本福寿草】(6)なのはな/ゑびね/ばれん/びぢん草

なのはな ナタネ
蕓臺 『本綱』
なの芲は 色うすしとて 山ふきに
心とまるや 黄なるてう/\
従一位公通公

※ 「蕓薹」は、油菜のこと。うんだい。「蕓」という漢字は油菜の意。
※ 「芲」は、花。
※ 「山ふき」は、山吹。
※ 「てう/\」、蝶々。
※ 「従一位公通公」は、江戸時代中期の公家、正親町公通。正親町従一位公通卿。
ゑびね ケイ
ひらかねば ちやうかまへりや ゑひね草

花サキヨリ コキ正クマ
※ 「ちやうかまへりや」は、蝶が舞えりでしょうか。誤読しているかもしれません。

ばれん バリン
蠡實 『本綱』
さきてちる 又此ころや しのはれん

※ 「バリン」は、馬藺。参考:『和漢三才図会 総目録(馬藺)』(国立国会図書館デジタルコレクション)
※ 「さきてちる又此ころやしのはれん」は、咲きて散るまたこの頃や偲ばれん(花のばれんの掛け言葉)、でしょうか。
びぢん草 ヒナゲシ
麗春 『本綱』
『後選夷曲』
美人草 りふしん客か おりとれは
ふていしゆかほに 見ゆるぬしかな
満永

※ 「りふしん客かおりとれはふていしゆかほに見ゆるぬしかな」は、理不尽客が折り取れば不亭主顔に見ゆる主かな、でしょうか。
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この作品に引用されている文献については、こちらの note を参照してください。 → 【絵本福寿草】文献まとめ
筆者注 ●は解読できなかった文字、□はパソコンで表示できない漢字を意味しています。
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