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トプカプ宮殿のハーレムという場所〜トルコ紀行(3)

トルコ2日目。
ホテルは朝食つきなので、時差ボケ対策のためにも朝いちばんでご飯にいきます。普段朝はお茶くらいしか飲まないけどこういうときは別!

旧市街の歴史地区にあるホテルでは最上階にレストラン、というのは結構あるみたい。このサフランというレストラン、朝ご飯でしかお世話にならなかったんですがどれもこれもビックリするくらい美味しい。そしてちゃんと「トルコ風」がほぼ全てできっちり現れています。(あとから調べたらこんなレビューもあって、「そうかぁ!しまった、夜もあそこで食べてりゃ良かった・・・」になったのでした。「観光客値段地区」、「五つ星ホテル併設レストラン」ときたらそりゃ、ふつうに及び腰になるよ・・・)

この日のルート。一番歩いているあたりが「イスタンブール旧市街」、ホテルはこの下の方(南)のマルマラ湾を見渡せるところ。その上(北、川を渡った先)が「新市街」、すぐ右側がボスポラス海峡南端くらいで、その右側(東)が「アジアサイド」です。
ボスポラス海峡に入る手前のマルマラ海。沢山の大型船が停泊しています。
イスタンブール歴史地区の方を見ると、アジア側の陸とボスポラス海峡。

さて、「トルコ風ビュッフェ朝食」を沢山頂戴して(いかんですよね、ビュッフェ・・食べ過ぎちゃう(~_~;))一息ついてから出かけます。今日は「トプカプ宮殿」「アヤソフィア」「地下宮殿」などをひととおり歩いてみるつもり。

ホテルからトプカプ宮殿の「ツアー集合所」まで、トラムを使っても使わなくてもほとんど時間は変わらなかったので歩きました。あれは「ブルーモスク」として知られるスルタンアフメット・モスク。この週から気温が下がり天候が崩れるといわれてたイスタンブール。それでも先週までの天候(20℃越えだった!)であちこち花が沢山。
今日も猫に癒される。かわいいなー
これはアヤソフィア。ピンクの壁が独特。
どこも午前9時オープン、その前はなんとなく寂しいくらい静かな観光地。
開店準備中のお店の前にも猫たち。多分3匹とも野良(あ、街猫?)なんだろうけども。
ただの裏通り側の壁なのになんか可愛い。このデザインを入れるきもち、すごい。
宮殿ツアーの集合所。
ところで、ツアーにもいろんな種類があるし全部に解説をくれたりするものもあるみたいだけど、私達が参加したのは「ざざっと案内しながら真っ直ぐハーレム(王と家族の居住地)に連れて行ってもらって、あとはご自由に」というものでした。ハーレムは別料金だし時間がすこしあとになるとものすごく混んでしまうので、まぁそれもアリか・・・とは思いますが。

ところで「チケット」のこと・・・こんな記事を書かれているnoterさんもいらっしゃいました(出かける前に見つけりゃ良かった(^_^;))

イスタンブール歴史地区にある施設はまとめて訪れることのできるパスやチケットがあれこれ出ています。値段は各会社(ウェブサイト)で結構まちまち。そして2025年3月現在、「まとめてのチケット」は結局安くつきます(150€〜200€とかするけど)。私達は前日時差ボケの中、夫婦+娘3人で手分けしてバラバラで買ったので「あ・・・あのまとめてのパス/チケットがもう買えてた(~_~;)」になりました。

実際どのチケットも高い($70〜$100超え)です。これは国の政策としてだと思うのですが、「トルコ国民の値段」「旅行者の値段」を大きく差をつけてあることに起因するのでは。でも個人的に観光業で経済を成り立たせようとした場合、こういう値段のつけ方は決して間違っているとは思いません(是非日本でもやってほしい!)。

ただ、時間をかけてチケットは検討したほうがイイと思います。私達が旅行した2025年3月時点で いくつかのオンラインチケットサイトでの値段はばらばらでした。もちろん内容に多少の違いはあるのですが、それも含めてきちんと検討したほうがいいです。ひどいものだと一ヶ所のチケットに$50の差があったな・・・(逆に何を減らしたらそうなる?)

もうひとつ、並ぶ覚悟は必要ですが「窓口」で買うチケットは旅行客値段であってもオンラインで売っているチケットよりはるかに格安ということがあちこちで見られました。有名どころはほぼ確実に、そして驚くくらい値段の差があります。

便利さ、時間のためにお金を使うか、時間と体力を使いながら節約するか。それはそれぞれの方の価値基準でいいのかなぁと。

集合場所のまえにはアヤソフィアの裏門?が(工事中であまり詳しいことは分からなかったけれど)。それにしてもこの精緻なデザイン、イスラム文字の美しさ。
細かなデザインに細かなデザインを重ねるのって、センス無いと毒々しくなったりしますよね。いやぁ、すごいなぁイスラム美術の世界。
こちらが宮殿の第1の門。
宮殿内にも街猫。このガイドさんと仲良し?と思ったら「イスタンブールの猫はみんな人間が好きだし僕たちもみんな猫が好きです。だから仲良しなんです」と。なるほど。
いきなり並んでますが、この先にチケット確認するゲート(数カ所しかない)があるからなんです。
並んでる最中も、見上げるとこのデザインが。オスマン帝国の力の表れでしょうね。
ここから先がハーレム、ハーレムって日本では「別の意味」になってる感否めないけど、本来この強大な帝国を安全に、できるだけ戦いを少なく運営するために必要なことだったんだろう。中央アジアみたいなところでは列強に滅ぼされるか帝国に組み込まれるかで自分の部族の未来がかかっていたのだろうし。
ゲートのうえの文字はコーランからだそう。最初のころ写真禁止、って書いてあった・・・・かとおもいきやあちこちでみんなが写真を撮りだして、え、いいの?いいの?と・・・だめだったのかな(^_^;)
くどいようですが、細かな装飾デザインされたものを何種類も使ってそれらをまとめ上げるセンス、私には全くないのでもはや感激+感動レベル。
この先はスルタンの妃たち、子供達の住まうエリア。「妃になりたい」ひとと、「なれるひと」には大きな差違があったのだそう。まぁそうよね。将来のスルタンのため、いわゆる帝王教育も行われる大事な場所、ハーレム。
食べ物を妃や王子・王女たちに運ぶための通路には、そのとき使われていた盆(多分銀製)が飾られています。本当になにかと暗殺とかなんとか、多かったらしい。
暖炉ひとつとってもこの豪華さ、美しさ。
もちろん螺鈿(らでん)の、細かなデザインが見事な家具はあちこちに。
王や王妃の使ったハマム(トルコ式風呂)、大理石と金がふんだんに使われています。ハマム内ですら殺人(クーデター)が行われることがあったとか。怖いね、エライ人は一瞬たりとも気がやすまらないじゃないの。
スルタンの第一王子を産んだ妃の居間。床は畳表みたいなかんじ・・・ちょっと親近感。
こちら、スルタンの居間
謁見に使われる椅子もすごくゴージャス。でもなにより、壁の装飾が・・・一体どれだけの時間と手間をかけたんだろう、という美しさです。
天井や梁にも、一切の妥協なく細やかな装飾が施されています。これらの色・模様・デザインをひとつにまとめ上げてしまうって。
今では「美術品」としても見る価値のあるハーレムですが、ここは権力を巡って沢山の悲しいことがくりかえされた場所たちでもあります。コーランの文言は読めない(詳しい知識もない)のですが、ある意味お経的な役割もあるんでしょうか。
去年訪れたポルトガルのボルサ宮も外の世界に威信を示す装飾がものすごかったですが、個人的にはハーレム内の装飾のほうが上品で好きだったかもしれない。
出口ちかくの石畳。S、はスルタン、なんでしょうか。
平穏な治政・政権交代のために親族殺しが長く行われたオスマン帝国。「それって誰かの命を奪うほどのこと?」と思ってしまう時点で、私は平民なんですよね。
第4庭園あたりには季節の花々と、向こうにボスポラス海峡が。

いきなりハーレムだけでおなかいっぱい、な見どころ沢山。あとは気力体力の続く限り見て回って・・・でも午前中ですでに「も、もういいかな?」になりつつあります。 笑 

つづきます。


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たなかともこ@ツレヅレビト サポート戴けるのはすっごくうれしいです。自分の「書くこと」を磨く励みにします。また、私からも他の素敵な作品へのサポートとして還元させてまいります。