帝国の歴史に想いを馳せるボスポラス海峡クルーズ〜トルコ紀行(13)
クルーズ船は上階が「吹きさらし」なので迷わず下の階を選びます。左側窓際があれこれ見やすい、という前情報でしたが当然ものすごい競争率(みんな駆け込んでいく・・・苦笑)なのでちょっと内側の席に座ります。寒すぎて外に出られず、ほとんどが船内からの写真なので青っぽいのはご容赦・・・
ボスポラス海峡はマルマラ海に流れ込む黒海の支流であると言えます。長さ31.7km、最も狭い地点の幅660m、最も幅の広い地点で4.7km、平均水深は70mです。海峡の表面を黒海からマルマラ海に流れる海流と、もう少し深い所を、逆にマルマラ海から黒海に向かってより穏やかに流れる塩分濃度の高い海流と、流れは複雑です。
マルマラ海からエーゲ海に抜けるには、トルコにあるもう一つの境界線、ダーダネルス海峡を通らなければなりません。ボスポラス海峡とダーダネルス海峡は交通の要衝として、世界史を語る上では欠かせない存在です。たとえば、ロシアは黒海から地中海に進出するために、両海峡の航行権を巡って当時のオスマン帝国との間で激しく争ったという歴史があります。






ボスポラス橋も日本政府と日本の企業の協力でかかった橋だそうです。



















ここでも街猫に遊ぼう、と言われるムスメ。いやぁ可愛かったんだけど、ごめんねぇ・・・

それにしても聞いていた以上にトルコの長い歴史、民族のうごき、戦いや有力者たちの影響・・・などなどが溢れている海峡クルーズでした。予習してた歴史に、船内の短い解説を合わせての理解、だけどね。
◈
ところで(多分後述しますが)イスタンブールではこの日(2025年3月19日)たいへんな騒ぎがありました。イスタンブールの市長や沢山の官職・要人が汚職容疑で逮捕されたという・・・でもトルコ語のテレビとか見ても分からない私達は夜中に英語のニュースで知るわけです。さて、これはどういう話なのかなぁ?と家族で話しながらそのまま終わりましたが・・・
あとで理解したのは、何百年と続いたスルタンの行政・イスラム教のルールというところからこの国は自らが選んで民主化しようと頑張って、それはまだ途上なんだな、ということ・・・
世界というのは良い悪いだけじゃ表せない。
世の中で起きていることを自分の持っているモノサシだけで測ろうなんて、傲慢というもの。
思いがけずトルコの歴史的な日にイスタンブールにいたとは。ちょっと今思いだしても複雑な気分になります。
いいなと思ったら応援しよう!
サポート戴けるのはすっごくうれしいです。自分の「書くこと」を磨く励みにします。また、私からも他の素敵な作品へのサポートとして還元させてまいります。