"ガンダムは大地に立てる状態だった!" ファーストガンダム半スピンオフ作戦『テムよ…』 SCENE 1
実はお話の中では、テム・レイ氏がどのようにV作戦に関わっていたか、決定的には語られていません。
彼の最初の登場シーンは、サイド7に向かう『ホワイトベースの艦内』です。
なんと、ガンダムと一緒には今はいない、ということになってます。
これだと、ガンダム最終製造工程を現場指揮してないか、または遠隔で指揮してたとか、ある程度完成したからいったんホワイトベースの方に行って、どっちもできたから合流ってことだったのか、もしれない、わけです。
「一か所でやらせてやれよ…」って、思ったりします。
ホワイトベースは地球で造ってたってことになってるみたいなんで、地球とサイド7、行ったり来たりでテムさん、マジ大変です。お疲れ様です。
行ったり来たりにも慣れっこになっちゃったのか、敵艦(シャア)に尾行されてることにも気づいてるのに気にしてません。「逃げ切ることはできなかったか…」と、至って冷静です。
一緒に乗ってるブライトさんとの会話でも、机の写真立てに写る自分の息子と同い年くらいの子がゲリラ戦に参加しているという噂を、「いやだねー」と表現していたり。(これ、戦時中の軍用機の中としては異次元の優しいセリフで、ガンダムにはこういうシーンがたくさんあってそれもこの物語の魅力の一つ)。
何か、この後に起こることを、もう分かっているかのような感じです。
その彼の乗るホワイトベース内には、そうです、テムさんは個室が用意されています。これはすごい。さすが最重要人物です。
さて、ホワイトベースでサイド7に降り立ったテムさん、ガンダムの積み込み作業を指揮するため、表に出ちゃいます…
いやいや、なんでこのタイミングでそこに自分で行っちゃうんだよ。最重要人物なのに。
敵に尾行されてることも分かってるし、サイレン鳴らしてまで避難命令出してて、危ないって分かってるのに。
まあ、分かってるからこそ自分でやりたい、今一度ガンダムを自分の目で見たい、ということだったかもしれません。
そもそも、ドレンにまで『僻地のサイド』と言われるような場所です。戦闘の可能性なんて考えてなくて、輸送の際のガンダムもあまりにも無防備です。これじゃジーンに「いけんじゃね?」って思われても仕方ない。
デニムとジーンがサイド7への侵入を試みるシーンにしたって、あまりに簡単に入れ過ぎです。二つクリってひねっただけで中に入れちゃうってなんだよ!
そんな無防備な状態だってこともテムさんは分かってますから、なおさら自分で見に行かなきゃだめだって思ったかもしれません。
ほんとに責任感が強い。これを、熱血漢として描いていないところがうまい。彼のやさしさから来る責任感なんだろうなあと推測することができます。
さて、ガンダムは無事でした。ほぼ野ざらし状態ですけど…。ドック内への輸送には、え!車を使うの?(しかも自分が牽引することになってるっぽい。)そしてそして、エンジンがかからないから牽引車を探してきます??―おいおいどこまで困った状態なんだって。
避難中のアムロが、そんなところに現れます。
SCENE 2 →
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