"気づけよ、ブライト…" ファーストガンダム半スピンオフ作戦『テムよ…』 SCENE 3
「お前がアムロ?そこはガンダムのコクピットなんだろうな!」
ブライトさんとアムロの、モニター越しの初対面です。
でもね、ブライトさん、入港時にテムさんと会話した時、机の上の息子さんの写真、見てますよね。「お子様でいらっしゃいますか」とか言って。
覚えてないのか…
ここで彼が、あのときのテム氏の机の上の写真の子どもと、モニターに映るアムロが、同一人物だと気付かなかったことが、この物語を正常に動かしてくれてる、ある意味大ファインプレーであります。
で、はたしてブライトさん、本当に最後まで気付かなかったのか。もし、どこか途中で気付いてたとしたら。
「なーんかどっかで見たことある顔な気もするんだけどなー…、あ゛!!」みたいな。でもでも今さら言えないみたいな、そんなことだとしたら。後から言い出しても、じゃああんとき気づけよってなるし。
軍に入って6か月、いきなり乗せられた極秘戦艦ホワイトベース(これって超エリートですよね。)を、その後なりゆきとはいえ、指揮までしなきゃいけなくなって、しかも、アムロがガンダムとホワイトベース(この艦)の開発者の息子って、彼だけが知ってる。アムロ本人も何かの意地なのか、自分からは言ってくれない。知ってる人も他にいなさそう。
この孤独感は半端ないです、きっと!
パオロ艦長も「知らんなー」って言うし、ミライさんも「機械好きで有名」って言うだけで、フラウもお父さんは軍人ってくらいしか。
えー?ほんとにー?ほんとは誰か知ってるんじゃないの?
いやーやっぱり今さら俺からは言えないよー!
これを誰かが言い出してくれるのをいつかいつかと、折に触れて密かに願い続けてもいたブライトさんだったりもするかもしれません。
だっておかしいでしょ、初めて乗った子どもが部品運びなんて細かい作業もできて、残った部品の処分に「スーパーナパームを使おう」なんて瞬時に選択できて。
でもブライトさんはその『モニター越し初対面』のとき、アムロについて、「艦長、降ろさせます(か)」って言ったよ。なのにパオロ艦長ったら「パイロットが生き残っていたらな」なんて中途半端なこと言うから。V作戦最重要人物の実の息子さんですよ。ほんとに最前線に送っちゃっていいんですか!!
そしてブライトさんは面白くありません。ドッキングベイを出た後も、アムロはガンダムで当たり前のようにいきなり宇宙空間に出てって(パイロット用の服くらい着せてあげようよ、サイズならあるでしょ)、ビームライフルとか撃っちゃう。しかもあの赤い彗星を後退させちゃう。自分より年下の、軍の訓練も受けてない子どもが、ガンダムのほぼ正規のパイロットになってしまいます。艦に戻ったアムロにも、これは艦長命令の伝達でしょうけど、ガンダムの整備をアムロに君が中心になってやれと言います。しかも人を使ってもいいと。
あれ?今考えればこれ、パオロ艦長、やっぱり知ってたっぽくないですか???
SCENE 4 →
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