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店名・ロゴ・SNSアカウント公開。クラファン成功に深謝──書店(など)制作記#19

2025年7月、横浜・白楽にて書店(など)を開業予定です。書店(+ちょっと飲食)であり、イベントスペースであり、コワーキングスペースであり、自分の編集事務所でもあるような、小さな複合文化施設。その「制作」の道のりを、できる限り具体的に記していきます。跡地を引き継がせていただく「ブックカフェはるや」に深い感謝。

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書店(など)制作記──横浜・白楽にて

あっという間に6月。開業は来月に迫っている。

去る5/26いっぱいで、1ヶ月半のクラウドファンディングが終了。131人の方に、総額2,598,055円のご支援をいただいた。当初目標の150万円、そしてネクストゴールの250万円も達成することができ、本当にありがたい限り。ご支援いただいた方、気にかけていただいた方、本当にありがとうございました。ご期待に添える、いや上回るような場所をつくるべく、一層気を引き締めていきます。

そんなわけで、今週も一歩ずつ開店準備を進めていた。

先週の記事で書いた珈琲ドリップの修行に関しては、ようやく「うん、これならちゃんとお店で出せる」というレベルの味が出すことができた。とはいえまだまだ回によってばらつきがあるので、もっともっと安定感を高められるよう修練が必要。

選書とイベント企画に関しては、苦しみながらもなんとか一歩ずつ進んではいる感覚。特にイベント企画に関しては、最初の1-2回に関してはそろそろ企画を固めてブッキングをしていかなければいけないので、今週が山場となりそうだ。選書に関してはまだもう数週間猶予はあるものの、とはいえ遅くとも今月中にはある程度固めきる必要があり、佳境と言って差し支えないだろう。
それから今週は、僕の編集の師の一人でもある批評家・宇野常寛さんが新たにオープンする宇野書店の内覧会にも遊びに行った。5000冊以上ある本は全部宇野さんが選んだとのことで、既存の独立系書店の文脈とはまったく異なる圧倒的な選書を浴びて、背筋が正される。


そんなこんなでバタバタと準備を進めているのだけれど、タイトルにもあるように、今週はようやく店名・ロゴ・SNSアカウントを公開できる状態になったので、ここで情報解禁ということにしたい。

サムネイル画像にしているので気付いた人もいるかもしれないが、店名は「bookpond」(ブックポンド)、下記の通りだ。

SNSアカウントは下記になるので、ぜひこの瞬間にフォローいただけたら嬉しい。

■「bookpond」Twitterアカウント

■「bookpond」Instagramアカウント


(念のためことわっておくが、僕はイーロン・マスクにもマーク・ザッカーバーグにも政治的にはむしろ賛同しない点のほうが多い。しかし、現実的にX社とMeta社のプラットフォームなしにこのビジネスを成り立たせることは難しいと判断し、いったんこの2つのプラットフォー厶で店舗アカウントを開設することにした)

店名は2〜3ヶ月前の「制作記」記事にも書いてあるようになかなか決まらずにかなり迷走していた。

一人で考え込んだり、自分にとって大切な本を紐解き直したり、すがる思いで銭湯に行ってみたりしたが、ぜんぜん出てこず。またクリエイティブ・ディレクターの輝一くんと編集アシスタントの並木さんとも何度も打ち合わせをして、散々アイデアを出したが、なかなか決まらない。しかし、決まるときというのは不思議なもので、輝一くんと並木さんとのある店名決め打ち合わせの直後、シンプルに「小池がやる書店」ということで、小池の「池(pond)」と、「本(book)」をかけ合わせた造語で「bookpond」というアイデアがふと降りてきて、すんなり決まった。でもこれは本当に、輝一くんをはじめ色んな人に相談させてもらったがゆえ出てきたもので、独力では絶対に行き着かなかったと思う。

「bookpond」、個人的にはかなり気に入っているネーミングだ。僕はわりと勉強や経験を重ねる中で思想や考えが移ろっていくタイプだと自覚している。だから、あまり店名に思想的・観念的な意味を込めすぎると、後で僕自身が変容したときにしっくり来なくなる恐れがあると思っていた。それゆえ、「名前」という偶然性の末に備わっている(基本的には)不変の性質をベースに店名を決められたことは、いくら考えや思想が変わっても違和感が生じづらく、良い意思決定ができたと思う。

しかし、もちろん完全に無意味というわけではなくて、「本」を軸にした小さな複合文化施設というコンセプトにはまさに合致しているし、何より「池」というのは僕がこの場所を通じて実現した価値に近い意味合いを持っていた。「手つかずの自然」ではなく、人間が暮らすエリアの中で、生活のための水を確保するための生存維持装置、あるいは庭園を彩る文化的リソースとしてつくられてきた「池」は、まさしくクラファンの文章に「この書店(など)で実現したい価値」として書いた「日常の中のちょっとした『アジール(避難所)』」そのものだ

まちの中でふだんの生活や仕事とはちょっとだけ違う質感の時間が過ごせて、ときには「本」を起点に世界の見方が変わっていく。いわば、日常の中のちょっとした「アジール(避難所)」のような場所にしたい

また、「池」にはさまざまな動植物が訪れ、設計者が予想しなかった生態系が勝手に生成していく。それはまさに、クラファンの文章に書いたように「庭」そのものであり、考えれば考えるほどしっくり来た。

「本」や「飲食」といった「人間外の事物」とコミュニケーションを取る場であり、イベントを通じて「外部に開かれた生態系」を構築し、また間貸し営業やシェア型書店などを通じてお客さんが「その生態系に関与できること/しかし、完全に支配することはできない」場所──そんな「庭」的な場所として、この「書店(など)」を「作庭」していけたらと思っています。

他にも、たとえば「bookpond」というシュッとした字面ながらも、「ポンド」という少し肩の力が抜ける音の印象も気に入った。その他にもこの名前が気に入った理由や込めた思いなどはまだまだあるのだけれど、あまり言いすぎるとちょっと押し付けがましい感じがするので、それはまた機会があれば。むしろ、いろんな人にいろいろな意味を勝手に付与したり、汲み取ったりしてもらえると嬉しい。

ロゴのモチーフに関しては、「bookpond」の「b」と「p」を、広げた本と付箋やしおり、スピンに見立てたものを輝一くんがつくってくれて、これもとても気に入っている。その他、色の選定など色々と細部の意匠へのこだわりはたくさんあるのだけれど、デザインの意図に関しては、僕があまり語りすぎるのもどうかなと思うので、いずれ機会があれば輝一くんに話してもらう機会などをつくりたい(と勝手に思っている)。

というわけで、これからは開店までは引き続きこの「制作記」も更新しつつ、詳細なお店についての情報などは「bookpond」のアカウントをベースに集約していこうと思っているので、ぜひフォローよろしくお願いします。

■「bookpond」Twitterアカウント

■「bookpond」Instagramアカウント

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